2022年4月Blog

色による変化

スタッフ日記

こんにちは。

日が長くなってきましたね。

道の街灯や家の照明をつける時間も遅くなってきますね。

照明器具の種類、デザインは多様ですが、機能や照明の色も様々あります。

調光(光の明るさを調整できる機能)や

調色(光の色を調節できる機能)が備わっている物もあります。

バウムスタイルアーキテクトでは、照明の色も使い分けをしております。

キッチンなど手元を見やすくしたり、自然な色合いで見たい場所には

昼白色と呼ばれる白色に近い色を使い、

リビングなどのくつろぐためのスペースには

電球色と呼ばれる温かみのあるオレンジ色に近い光の色を使ったりします。

照明の色は心理効果や部屋の雰囲気づくりに大いに影響します。

色による、効果も考える事はとても重要なことだと知りました。

Staff.I

一手間

藤原の日記

朝日の清々しさが気持ちの良い季節。山の緑も深みが増して来ていますね。

どの世界でも同じことが起きているのかもしれませんが、住宅建築の世界では特にパーツの寄せ集めによるつくられ方になっています。

利益追求による工業化によるところが大きかと思われます。

簡単にいうと、カタログから選んで寄せ集めて作る。

色々なパーツを選んで取り付けるので、関係性が合わず何だか醜く風景の喪失に繋がっている気がします。

地球温暖化に伴い、住宅の温熱環境の性能UP・省エネルギー化は避けられないため、工業化された製品を使わざるおえない状況ではありますが、そこに一手間加えることで、何かできないかと模索しています。

私の設計での開口部は、その一手間をかけてつくる事が多くあります。

その一手間が暮らしの豊かさにつながることを信じて。

藤原昌彦

日常と非日常

藤原の日記

久しぶりの雨で、一気に涼しくなりましたね。寒暖差が激しいので身体がついていかなくなりますね。

いよいよ瀬戸内芸術祭が始まりましたね。

直島・犬島・豊島をはじめとする瀬戸内海の島々で開催される芸術祭で海外からも多くの人が来場されますが、コロナの影響でなかなか来られないかもしれませんね。

出展される海外のアーティスも現地に来る事ができず、リモートで制作をしておりかなり困難な制作過程ではなかったと思います。

芸術・アートは非日常を感じ、色々なことを感じる事が大切です。

いつも非日常となるとそれが日常に変わってしまうのですが、普段の暮らしに非日常が少しあるだけで、暮らしが豊かになっていくのではないでしょうか?

アートを置くと大変ですが、ちょっとした暮らし方、例えば庭でご飯を食べるなどいつもはしないことを行なってみるのはいかがでしょうか?

日常の中に非日常を感じていただけるようなしつらえを。

藤原昌彦

山をつなげる

藤原の日記

昨日とは変わって、雨模様の一日ですね。アトリエの木々や草花も喜びます。

岡山市北区で建築中の「御津の家」では、工事が進みもう少しで仕上げに取り掛かります。

同時進行で、外構工事も進めていきます。昨日は、そのメインでもある造園についての打ち合わせを行いました。

開口部の確認と樹木の位置関係を確認しながら打ち合わせは進んでいきます。

この場所では、遠景に山が望め居場所毎にさまざまな風景を感じる事ができます。

造園では、その山からつながった様な景色を再現していきます。(里山の山の風景)

真備町の家Ⅲに続き、造園家の荻野寿也 氏とコラボレーションしています。

6月の中旬ごろに造園を執り行う予定ですので楽しみです。

藤原昌彦

木の見える空間

藤原の日記

夏を思わせる様な晴天に恵まれ、真備町の家Ⅳは上棟致しました。

豊かな自然に寄り添う様に、大きなくつろぎ空間を持った住宅となります。

大きな空間を実現するために、骨格となる構造の検討をしっかりと行い、整然と登り梁が並ぶ構造として仕上げとして見えてきます。

大きな空間なので、全体が白くプレーンな空間とするよりも木の色合いや温かさ、陰影により包まれるような空間としています。

色々な事情があり、急ピッチで現場は進んでいくことになりますが、丁寧に創り込みたいと思います。

藤原昌彦

自然と共に

藤原の日記

気温が一気に上がり、春を通り越したかのような陽気ですね。

倉敷市真備町にて建築が進んでいる「真備町の家Ⅳ」。

本日上棟を迎えました。

写真のような豊かな環境に寄り添うように、家族が一緒に居られる空間をと計画いたしました。

この豊かな自然は、人の心を豊かにする反面、自然の脅威とも言える災害と隣り合わせ。

どこにいても自然界であり抗うことなど出来ないことを改めて分からせてくれます。

人間は、自然と共に生きなくてはなりません。

西日本豪雨により被災された方のこの地域4件目となる住宅のお手伝いをする事ができ、改めて考えさせられると同時にこの機会を与えていただいたクライアント様に感謝です。

藤原昌彦

検討

こんにちは。
今週は、天気が崩れると聞いていましたが晴天が続いていますね。
このまま、天気が続いてほしいところです。。

さて、岡山市北区で建築中の御津の家では、引き続き内部造作工事を進めています。

本日、藤原所長とともに現場確認に行き、現場と設計で照明の位置や
階段の手摺のディテールなどについて現場打合せを行いました。

写真は、和室の天井仕上げ材が貼れたので照明の位置の検討を行っているところです。
照明器具の大きさの段ボールを天井に当て、位置やバランスを検討しました。

工事着工前に実施設計図と呼ばれる詳細図を書き、あらゆる箇所について
検討を行いますが、図面通りに正しく施工されているかだけでなく
より美しく・使いやすくするため、現場にて再検討を行います。

常に完成形のイメージができるよう、、、勉強です。

Staff. Y

サッシ取付

こんにちは。
本日も、大変気温が高い1日でした。
もう、夏が来てしまいそうです。。。

さて、広島県尾道市で建築中の尾道の家では、
外部の防水シートが貼られサッシが取付きました。

2階の個室です。

今週は、化粧破風の取付や胴縁施工など外部工事を中心に進めていく予定ですが、
天気が心配です。

Staff. Y

佇まい

藤原の日記

昨日は、夏を思わせるような暑さのある一日。今日も心地よい風が、元気にさせてくれます。

住宅もそうですが、建築には佇まいが必要だと思います。

佇まいは言い換えれば、その地域への振る舞い。

形だけでなく、周辺環境への配慮や素材の選定など多くのことに気をつけながら設計されるべきです。

ただただその環境に馴染むだけでなく、その建物や環境を惹きつけるような魅力・オーラが必要です。

人の立ち振る舞いが気持ち良く感じるように、建築・住宅の佇まいも見る方が気持ちよく思って、愛を持って接してくれるようにしていかなければなりませんね。

藤原昌彦

不要なものの大切さ

その他

窓を開けると少しひんやりとした心地よい風が通り抜ける気持ちの良い季節。

木々の揺れる姿がホッとさせてくれます。

コロナウィルスが猛威を震い出して早くも2年が過ぎ、まだ終息は来ないかと思ってしまいますね。

その際に、よく使われた言葉に「不要不急」。

多くの機会が失われ、必要なものと不要なものの選別が行われ、メリットもデメリットも感じます。

メリットとしては、通信の発展により現地へ行かなくても打ち合わせが出来たり、情報が得られたりします。

デメリットとしては、やはり人と会うことが出来ず、その場での生きたやり取りの機会が減ったこと。

人と会って会話をする、一緒の場で食事を楽しむ、音楽を楽しむ。

非常時でなかれば一見無駄で不要な事が、いかに大切な事であったを考えさせられます。

藤原昌彦