藤原の日記Blog

窓から見える

藤原の日記

昨日の雨のおかげで、緑が美しく気持ちの良い朝。

倉敷市真備町で建築中の住宅「真備町の家Ⅳ」に現場確認のため行きました。

家族が集まる空間の窓から見える景色は田園風景と遠くに見える山の緑が美しいです。

山の手前に見えるのは、堤防の土手。

この土手が切れた事により、浸水してしまった地域です。

自然は、人間には抗うことのできないものであります。

自然を感じながら、共存していく。

この窓から見えるものを見ながら、改めて思いました。

完成が待ち遠しいです。

藤原昌彦

民家の力

藤原の日記

曇り空の少し肌寒く感じる朝ですね。

現代の住宅の造り方を気づいた時から行った我々は、なんと浅はかだったのかと長く使われている民家を見ると気がつきます。

経済状況によりエネルギーの考え方が変わり、自然のことなど省みることなく色々なものをつくってきた経緯があります。

住宅においてもそうで、特に建材は顕著です。石油製品などによる資材は、長く使うというよりは、劣化を待つものとなり、今頃になって気が付く。

長く使われている民家では、造られているモノの素材は自然素材と呼ばれる材料がほとんどです。

屋根は、茅葺や板葺き、瓦葺き、壁は土壁、床は土の三和土や無垢材の板、畳。

外部の材料は、雨や内部の結露水を含み、気温の上昇とともに気加熱として熱に変換することで、内部の温熱環境がコントロールされていた事に驚かされます。

現代では、人口の素材に溢れており、自然素材の力が発揮されない状態となっています。

省エネルギーの観点から、数字を指標としてその目標をクリアーすれば省エネとなり、内部の温熱環境も改善されるが如く謳われています。

しかし、実際は数値目標をクリアーするだけでは、本来の豊かな温熱環境の暮らしはできません。

いくら内部の空気温度が高くなっても、壁や天井、床などの表面温度により不快になってきます。

古来の民家の考え方を現代の建材に置き換え、より良い温熱環境になっていきます。

ぜひ、古いからと民家を敬遠せず、その民家の工夫、良さを現代に生かせるように。

藤原昌彦

平屋

藤原の日記

昨日は、暑い1日でしたね。打って変わって、今日は曇り空。

最近は、2階建てより平屋建ての住宅を多く設計している気がします。

将来的なメリットもあり、敷地に余裕があれば平屋を進めることが多くあるせいかもしれません。

平屋を建てる際の敷地の規模については、車を2台駐車することを考えると約75坪以上は欲しいところではあります。

平屋建の良さは、上下階の移動がないであるとか、外壁のメンテナンスのしやすさなど色々とありますが、デメリットとしては平面的なプランニングの単調さや一番大きなところでは坪単価のUPがあります。

総2階の建物と比較して、約15%〜20%程度坪単価としては上がります。

ですが、長い目で見るとその価格UPをしてでも平屋は良いと思います。

コンパクトに造ることで、将来的なライフスタイルの変化に対応でき、無駄なスペースを生み出さない、などこれからの時代変化に対応した暮らしができるのではないかと思います。

シェアーしたり、家を街に開いていくことも考えながら、平屋の在り方を考えていきたいと思います。

藤原昌彦

残すべきもの

藤原の日記

梅雨のような天候も通り過ぎ、久しぶりに気持ちの良い青空が広がる天気ですね。今日は、暑くなるそうです。

住宅を考えている時は、この建物が永く使われ残したいと思われるようにしたいと思っています。

しかし、形あるものはいずれか形を変えていきます。

少しづつ手を加えられるものであったり、完全に違うものになったり。

いくら暮らしの形や様式が変わろうとも、残さなければならないものがあります。

景色、風景、自然環境は、次の世代に大切に残していかなければなりません。

暮らしの先にあるものを考えながら、建築を通して伝えられたらと思いながら設計に邁進せていきたいと思います。

藤原昌彦

空間の質

藤原の日記

肌寒い空気感の朝ですね。午後からは、かなり暑くなりそうな気もします。

空間をつくる要素として、床・壁・天井があります。

空間の質を上げるために、よく素材を良いものにすれば質が上がると思われがちです。

確かに、素材の力が空間に及ぼす影響はありますが、素材だけでも良い空間にはなりません。

平面的なプロポーションや断面方向のプロポーション、天井の高さ、開口部の開け方、光の入り方とそのグラデーション…

多くのことを想像し、検討していく中で生まれてきます。

日々、この空間の質をどう高められるのかを考えながら格闘しています。

普遍性のある建築を目指して。

藤原昌彦

久しぶりの時間

藤原の日記

雨が続き、午後から漸く晴れ間が見れましたね。

昨日は、前職の時に設計を行ったクライアント様がアトリエにお越しくださいました。

久しぶりの再会に当時の話やお子様の成長の話など、色々と話をすることができました。

前職からなので10数年のお付き合いとなります。

元気な姿を拝見することができ、こちらも元気をいただくことが出来ました。

奥様は、設計当時から趣味で写真を撮られていましたが、今やほぼプロの腕前のカメラマンへと。

私の個人的な写真やスタッフの写真を撮影して頂きました。

こうして、永い付き合いのクライアント様がアトリエに来ていただけるのは本当に嬉しいですね。

藤原昌彦

彩り

藤原の日記

雨が続きますね。スカッと晴れてほしいですね。

住宅の設計では、日常を大切にしながら、非日常が傍にあるようなものが良いなと感じながら行っています。

日々の暮らしは、単調なものに感じるかもしれません。

そこに、少し何かが加わることで、気分も変わり少しでも前向きになれたり、楽しい気分になれたりできるように。

ほんの些細な暮らしの彩りを加えていくことが、豊かな暮らしには必要なのだと思います。

藤原昌彦

続ける

藤原の日記

早くも梅雨のようなシトシトと雨が降っていますね。今年は、梅雨入りが早そうです。

おかげさまでバウムスタイルアーキテクトを設立してから、早くも10年を迎えようとしています。

建築家・住宅作家を目指して、邁進してきました。

私の大好きなアーティストのMr .Childrenは今年で30周年です。

30年もの間、トップの地位をずっと続けていることに尊敬します。

メンバーのあの4人だからこそ続いたのかもしれませんが、周りのスタッフも含めて、良いチームだからこそ続いてきたのではと思います。

しかも、50年に向けての入り口として、この30周年を位置づけまだまだ続けていくぞと、意欲的な姿勢は学ぶところが多いです。

私もまだまだトップではありませんが、良い建築・住宅を創り続けていきたいと思います。

藤原昌彦

つくる楽しみ

藤原の日記

何だか今年は梅雨入りが早そうな気がしますね。段々と気候が変わってきている気がしますね。

昨日は、久しぶりにアトリエのキッチンで夕食をつくりました。

お酒のあてをつくる流れから、ボロネーゼパスタを。

最近では、アプリでレシピがたくさんあるのでつくりやすく、美味しいものが多い。

何より、つくる過程が楽しく、夢中になってしまいました。

なかなか効率よく作れないのですが、楽しみながらつくる。

日々の家事では、大変かもしれませんが楽しめるキッチンを心がけたいと思います。

藤原昌彦

任せる勇気

藤原の日記

今日は生憎の雨模様。久しぶりの雨のような気がします。

写真:田中園子(クオデザインスタイル)

私どもが手がけている住宅・建築は、量産品の物ではありません。

住宅が建つ場所が違い、暮らす方が違うので同じものがないと言っても良いと思います。

どうしても、同じ尺度で比較したくなるのが人の心理。

大きさや高さをはじめ性能でも何か物差しで比較しようとしてしまいます。

工業製品のような場合は、比較することは可能でそれにより価格が変わったりするのは良いことだと思います。

住宅の場合は、そうはいかないのです。どうしても広さは〇〇畳と比較してしまうのですが、実際はこの数字を感じさせないように設計を行っているからです。

建築だけでなく、敷地全体や周辺環境も含めた設計を行うことで数字以上の価値が得られます。

設計を行う建築家を信じて、任せ切る。

豊かな住宅を得るための大切な心構えです。

藤原昌彦