Concept設計施工コンセプト

バウムスタイルアーキテクトでは、設計の意図を空間の細部にまで行き届かせるために、設計から施工まで一貫して手掛けています。
耐震性*や温熱環境(断熱性や気密性)はもはや当然のこととして行い、そのうえで次のコンセプトに基づいて設計施工をしています。

建築基準法では2階建て木造住宅は構造計算が必須とされていませんが、バウムスタイルアーキテクトでは必ず構造計算を行います。特別なご指定がない場合は「耐震構法SE構法」で設計いたします。

自然と触れ合う住まい

私たち人間は、自然を無視して生活する事は出来ません。むしろ自然界に我々人間がお邪魔をして暮らしているのではないかと思います。したがって自然の摂理と調和するように生活していかなければならないと考えます。
日常の生活の中で、自然の美しさや豊かさを感じる事ができ、我々人間の生活も数多くある自然の豊かさの一部と感じられるような住まいが良いのではないかと考えます。

家と庭について

自然と触れ合う住まいに欠かせないのが庭です。庭と言っても色々な造り方がありますが、もともとそこに在ったかのような雑木林のような庭を考えます。
また、「家庭」という言葉が家と庭で成立しているように、人の暮らしにとって切り離すことのできない大切なものとして、家と庭を一体として設計します。

豊かさは開口近傍に宿る

豊かなモノは外からやってくる。光や熱、風や香り、音やコミュニケーション…豊かなモノを取り入れ、不要なものを拒む。
心地よい豊かな暮らしには、家と庭との関係を密接にする開口部の設計が大変重要となります。開口部の大きさは、防犯や温熱環境にも関係します。
そして、光は美しく入らなければなりませんので、細心の注意を払いながら最適な開口部を設計します。

パッシブソーラー

豊かな暮らしを考えるうえで大切にしている事の一つに、パッシブソーラーデザインがあります。自然と触れ合う生活と言いつつも、冷暖房の設備は不可欠です。
しかし、常に冷暖房をつけっ放しにするのではなく、太陽熱の有効利用や通風を確保することにより、地球にやさしく、できる限り設備に頼りすぎず、夏涼しく冬暖かい家をシミュレーションしながら設計します。

風景としての外観・家の佇まい

人としての立ち振る舞いがあると同様に、住宅にも立ち振る舞いがあると思っています。目立つことを否定するわけではないですが、その場所や街並みにそぐわない外観は良くないのではないかと思います。
できる限りその場所や街並みの風景に溶け込むような外観を考え設計します。プロポーションの良い住まいが増える事で、街並みも良くなると思います。

自然素材・手触り

家づくりの素材はできる限り自然のものを使用したいと考えています。常に触れる床材はもちろんのこと、手で触る建具の引手などに自然素材を使用することで、自然の味わいある住まいとなり、経年変化を楽しめる住まいとなるからです。
そして何より、自然の素材は人の心を安らかにしてくれるのではないかと考えます。

収納について

住まいの要望で特に多いのが収納です。豊かな暮らしをするためには、できる限り物を減らすことも大切ですが、必要となる物もあります。それらの物を適切に収納できなければ、家中が物にあふれてしまいます。
収納はできる限り、効率良くすっきりと設計していきます。

住まいに合った家具

家具は体に直に触れるものですので、その善し悪しが生活に直結します。せっかく良い家を造ってもその家とマッチしない家具であると、家はもちろんのこと、豊かな暮らしまでもが台無しになる可能性があります。
私は機能的にもデザイン的にも良い家具をご提案します。(例:ダイニングテーブル・チェアー、ソファー、イージーチェア、TVボード、デスク、ベッドなど)

灯り

現代において、灯りのない生活は考えられません。心地よい豊かな暮らしにも適切な灯りが必要となります。
住まいには、キッチンなどの家事を行う場所、食事を楽しむ場所、寛ぐ場所、読書をする場所など色々な居場所があります。その適材適所に応じた灯りの在り方を考えながら設計しています。

建築としての住宅

どんなに小さな住宅であっても、そこで営まれる豊かで美しい暮らしをやさしく包み込む空間は芸術的、つまり建築であってほしいと思います。建築としての住宅には、一貫性のある考えや空間の質の高さが必要です。私たちバウムスタイルアーキテクトは、人にとって変わる事のない普遍的な空間づくりをめざし、時代をこえ末永く愛される住宅を設計していきたいと考えています。

バウムスタイルの設計施工コラム一覧

バウムスタイルのことをもっと知りたいと思ってくださっている皆様へ、弊社がこだわっていることや、これから家を建てるお客様に知っておいてほしいことをもう少し掘り下げてお伝えしたく、設計施工コラムという形で準備しました。

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