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基礎工事

LDKの床は土間仕上の計画です。床を撤去した際に見えていた丸太の大引きも撤去しました。

そして、土であった地面に防湿シートを引き、断熱材&配筋をしました。

基礎補強と断熱改修ですね!

そして、増築する水廻り部分の基礎も配筋ができました。

暗渠工事

外部は暗渠工事をしています。

雨樋を付けない計画にしました。では、雨水はどう処理するの?となります。

そこで、屋根先の真下に暗渠を設けます。

U字構の中に暗渠パイプを入れて砕石で埋めていきます。

雨の雰囲気はこちらから↓

しずくが落ちていく様子が綺麗ですね!

解体、梁磨き

まずは、天井を取りました。

取っただけでも一気に広々とした空間になりました。

計画は1LDKとして、水廻り(洗面・トイレ・お風呂)は増築します。寝室として設ける一部屋は障子で間仕切りをしますが、オープンにしてしまえばワンルームにもなります!

そして、大工さんが80年以上に渡り、埃を被っていた梁を洗い磨いてくれました。

この後は、間仕切り壁や床を解体していきます。

現場調査&実測

まずは、現場調査と実測からです。築80年越えの物件ですから、図面などありません。

その為、現地にて実測をして、図面を作成します。

そして、塞がっている天井を一部解体し、梁の状態を確認しました。

とても立派な梁がありました!!もちろん、この梁を活かした空間へとリノベーションしていきます。

彦崎の家について

もともと親戚が住まわれていたのですが、空家となり管理も難しい状況で放置されていました。

ここに住まうのは40代のご夫婦。ご自身のペースにあった暮らしができるようリノベーションをして住まうことを決められ、弊社にご依頼を頂きました。

もともとこの地にはご主人の祖父母が住まわれていて、小さい頃は遊びに来ていた事。

彦崎という地名からも分かるように、アトリエからほど近い場所にあること。また代表の藤原は彦崎出身であり、ご主人と同い年であること。                                        (父親同士も同い年であることが後々分かりました)                                           など色々とご縁が重なりました。

さぁ、これから新しいプロジェクトの始まりです。

古民家再生 プロジェクト スタート

岡山市南区彦崎の山間部に建っていた築80年超えの古民家のリノベーション工事。

2023年12月より工事が始まり、2024年5月末にお引渡しとなりました。

工事が始まるにあたり、多くの職人の経験と知識の助けを借りて見事に再生することができました。

そんな軌跡をブログにてご紹介していきたいと思います。

Instagramでも職人の手仕事をリール動画でご紹介しています。こちらも是非ご覧ください。                

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現地打合せ

クライアントと現地で打合せをしました。

今回はマーモリウム(リノリウム)という床材を部分的に採用しています。その色決めを現地にて行いました。

マーモリウムとはオランダ生まれの、環境にやさしく、豊富なカラーが魅力のリノリウム製長尺床材です。主原料の亜麻仁油がもつ抗ウイルス効果、抗菌効果を備え、ウイルス(エンベロープあり)への効果も確認されており、病院や保育施設など感染対策が必要なあらゆる場所に適した機能とデザイン、環境への配慮を同時に叶えるこれからの時代の床材です!

色決めの様子はこちら↓

色決めや、棚の高さなどは現地を確認してもらいながら決めていきます!楽しい時間です!

気密測定

気密処理ができ、気密測定を行いました。

気密測定はC値の数値を出すために行います。C値は住宅における相当隙間面積のことで、建物全体にある隙間面積を延べ床面積割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられます。つまり大工さんの丁寧な施工の結果とも言えます。
写真の測定器をセットし、室内の空気を全て外にはきだして、室内と室外の圧力差をはかります。同時にその風量をはかることで室内、そして建物全体の正確な隙間の大きさやC値を出すことが可能になります。実際に、隙間があるとそこからスーッと風が入ってきているのが分かるので、目張りをして塞いでいきます。

結果は0.61㎠/㎡でした。バウムスタイルアーキテクトでは0.7㎠/㎡以下を基準としているので、良い結果だと思います。