暑い日が続きますね。そろそろ、涼しくなって貰いたいですが、まだまだ続きそうです。
住宅が完成すると必ず、クライアント様との出会いからプランや打ち合わせ、工事途中の事など振り返ります。
設計した際の考えなどを文章にして行く過程は、まさにその振り返りを含めて綴って行きます。
今日は、とある住宅の文章を再度見直しています。もう少し丁寧に表現する必要がある為なのですが、改めて文章にするのは難しいですね。
もう少し、本を読んで勉強しておけば良かったと思ってしまいます。
この振り返りが、次なる住宅への活力となります。
藤原昌彦
今日で8月も終わります。まだまだ、暑い日が続きますが夏も終わりですね。
設計の過程では、必ず模型を作ります。
全体のバランスから始まり、屋根の形、大きさ、空間の構成、光の入り方などなど、検討に検討を模型を見たり壊してみたり、穴を開けたり。
一つとして同じ住宅はなく、敷地が変わればやはり建物は変わってきます。
私は、「端正」と言う言葉が好きです。
端正とは、一般的にはルックスのことをいうことが多いですが、本来は姿・行動が礼儀正しくしていることやそのさまを示します。
いつも設計する際には、この「端正」さを追い求めています。
ただの見た目が美しい建築ではなく、周辺環境に配慮しながらきちんとした立ち振る舞いをしている建築を目指しています。
模型を作り検討することは、まさに端正な姿・空間を探しているのです。
藤原昌彦
この暑さもまだまだ続きそうな勢いで、この先が思いやられますね。
いろいろなことが落ち着き、心地よく過ごせたら良いのにと思います。
建築の設計は、建物だけを設計するのでは有りません。
今回のタイトルに「庭と建築」とあえて、庭を先に持ってきているのは両方が同じ価値観で扱われなければいけないと言う想いからです。
色々なことで、庭は建築の後回しとして考えられ、外構や植栽が施されることなくポツンと建物だけ建っている住宅をよく見かけます。
私どもが手がける住宅でも引き渡しの際には、外構・造園が終わっていない事もあるので一概には言えないのですが。。。
設計の際には、庭も建築も同時進行で考えて行きます。
日本の住宅には、例えば縁側のような中間領域があり、庭と密接に関係しているものが多くあり、建築と庭はやはりセットで考える出来なのです。
建築だけを先に考えて、後から庭を考えるとどうしてもチグハグな感じが出てしまいます。
「家」と「庭」がセットで、「家庭」と言う言葉が成り立つように、「建築と庭」、「家と庭」は等価値で考えていただきたいと思います。
藤原昌彦
中々雨も降らず、暑い日が続きますね。
つい最近まで、平屋建ての住宅が続いていましたが、最近では2階建ての計画が多いです。
温熱環境を考えた場合は、2階建ての方が効率よく出来るのですが、今日はプランの根本的な話。
プラン・計画の重要な点の一つには、「間」を考えることだと思います。
「間取り」と言いますが、ほんとその通りで名前で示される部屋などとの関係性を考えることが「間取り」となります。
この「間」を考えることで、ゆったり出来たり空間の質が上がったりします。
どうしても、物として建築や住宅を見られると、豪華な設備や細かなディテール目が行きがちになります。
この「間」はいろいろな場所に存在し、名前のない場。
名前のない家事と同じで、これがないと実は成立しない。
たった30cmのスペースが、空間を豊かにすることもあります。
豊かな暮らしに必要な「間」をもっと考えて行きたいと思います。
藤原昌彦
9月の初旬までは、この暑さが続きそうですね。
もう少し、涼しくなると良いと思います。
朝一番のアトリエは、柔らかな光に包まれています。
大きな開口部には障子を入れ込むことが多いのですが、これをご覧いただいた方からは、和風ですよねなどと言われることがあります。
確かに、障子は日本に昔ながらある建て具の一つです。
私はどちらかと言うと和風にしたいから障子を使うのではなく、障子の和紙を通した「柔らかな光」が欲しいので使うのです。
朝の障子を通した「柔らかな光」。
1日を大切にしたいと思える活力がみなぎります。
藤原昌彦
なかなか雨が降らず、暑さが和らぎませんね。
建築の設計を行う際に、どの様に考えていくのかと思われることが多いと思います。
当然、皆さんは間取りからでしょうとお思いかもしれませんね。
私の場合は、間取り・プランは一番最後に考えます。
敷地をしっかりと読み解き、周辺環境との関係性を見ながら、どの様な暮らしぶりが良いかイメージをしていきます。
その次に全体の形や大きさ、つまり屋根の形・大きさを決めていきます。
その際に大切になってくるのが、骨組み。
構造・架構がシンプルかつ美しいくなるように計画を進めていきます。
この架構が美しくなると、出来上がる建築は美しくなり、空間は美しくなるのです。(空間が美しくなるためには、開口部からの光も重要ですが)
構造の耐震性を兼ねながら美しくしなやかな架構を。
私の設計では、耐震等級3を許容応力度計算により必ず取得しますので、少し武骨な架構となりますが、それでいても美しくなる様に検討をしていきます。
美しい街並みが出来るように。
藤原昌彦
朝晩は、少し暑さが和らいだような気がしますが、日中はかなり暑いですね。
岡山市で建築中の「関の家」は、外構工事が始まり完成に向けて一気に雰囲気が変わってきます。
矢掛町で進行中の「矢掛の家」は、外部の足場が解体され全体の姿が見えるようになりました。
どちらの住宅も佇まいが美しくなる様に、全体の高さや屋根の勾配、軒先の出、などなど、色々なことに神経を行き届かせ設計を行ってきました。
現場では、工事し易さを職人には求められますが、そのバランスを見極めながら進めていきます。
建築は、みんなで創り上げ、その地域にとっての財産となるもです。
美しい建築・佇まいが日本の風景を創っていきます。
藤原昌彦
暑い日が続き、新型コロナウィルスの影響も終息が見えない状況ですね。
暮らしを楽しまれている施主様から色々とお話しを聞くことができました。
定期点検で訪問させていただいたり、メールにて連絡をさせていただいた際に暮らしぶりを伺い知ることができます。
このような状況下だから外出しなくなったのではなく、外出する必要性が少なくなったと言われることは大変うれしい限りです。
住宅の中にいろいろな心地よい居場所があり、屋外とのつながりが暮らしをより豊かなモノにしていく結果、家にいる時間が楽しく過ごせていただけるのだと思ます。
暮らしが楽しくなるような美しい住宅を創り続けていきたいと思います。
藤原昌彦
製図試験まで後20日近くになりました。
今日は課題に沿ったプランを考えてきたのですが、
なかなか素直に条件に納めることができず
社長に見てもらい、アドバイスを頂きました。
図面をもっと早く書けるようになるのも今の課題ですが
プラン練習も少しずつ取り組んでいます。
いつも平面・立面・伏図・矩計すべてを通しで書く気力がなく、
毎日途中辞めで終わっています。
少し出遅れている気はしますが…(笑)
そろそろ通しで全部書ききるように気合い入れます。
スタッフ Y
まだまだ、暑さが和らぎませんね。一雨くれば、涼しくなりそうな気もします。
岡山市中区で建築中の「関の家」は、仕上げもほぼ完了し細かな部分の調整や取付モノを取付美装の段階へ。
来週からは、いよいよ外構工事へと移行していきます。
「関の家」の2階部分は、ほぼワンルーム空間。
将来、子供室が造れるように間仕切りのない余白の空間となっています。
私の設計では、子供室は3~4帖程度が多く、お子様が小さいクライアント様の場合は間仕切りをせずにフリースペースとして当初は使用してもらうことが多いです。
計画はきちんと間仕切る事ができ、必要な時が来るまでは間仕切りを造らず自由に余白のある空間を楽しめるようにして行きます。
そうすることで、一度間仕切りをしたとしても、またフリースペースへ戻すこともできるし、いろいろと利用可能な空間とすることができます。
余白のある空間は、暮らしに刺激を与え人に考える力を与えます。
藤原昌彦