こんにちは。
入学式や入社式を行ったとニュースをよく見るようになりました。
ニュースの変化にも季節を感じます。
さて、本日のブログは倉敷市真備町にて建設中の「真備町の家Ⅳ」の
基礎立上打設についての紹介を致します。
配筋検査が終わり、型枠にコンクリートを打設していきます。
コンクリート打設時には、 型枠の隅々までコンクリートがいきわたるよう
写真のような機械を用いて、振動を加えながら施工していきます。
コンクリート打設後は養生期間をおいてから型枠解体となります。
上棟に向けて、着々と工事を進めております。
Staff.I
色々な草花が芽吹き色鮮やかになって来ましたね。散歩が楽しい季節です。
建築の設計で、平面計画が一番大切です。
平面計画(プラン)は全ての要となり、ここが綺麗でないと美しい建築・空間にはなりません。
平面計画の中には多くの要素があり、部屋や居場所のプロポーションの良さや、視線の抜け、そして動線。
平面計画はよく間取りと言われることがありますが、この「間取り」とは何のことでしょうか?
家全体の部屋の配列という方もいらっしゃいますが、家全体の中で居場所や機能を間をどう繋ぐかを考えることが、「間取り」です。
ただの部屋の羅列では実は「間」を考えた平面計画にはなっていないのです。
「間」は、余白とも言い換えらるかもしれません。何とも言えない余白が、暮らしの中で豊かさを与えます。
この「間」があることで、心の拠り所となる余裕が生まれるのかもしれません。
藤原昌彦
この時期はよく雨が降る季節ですが、晴天が続きますね。
よく質問で、4人家族が暮らす住宅の大きさはどれくらいが良いでしょうかと問われます。
敷地の状況などにもよりますが、大体25〜30坪程度が良いのではとお答えしています。
広いに越した事はないと思われがちですが、コンパクトな住宅の方が快適に暮らせると思います。
まず、広ければ広いほど建築コストが上がります。(特に1階が広ければそれだけ基礎や屋根の面積が大きくなり、コストUPとなります。)
続いて、空調に対するコストが上がります。
そして、生活環境の変化(子どもの成長により、ライフスタイルが変わる)により部屋数が必要なくなったりします。大きな子供室は、その後どうしても物置として使われたり、全く使用されなくなったり。。。
色々なことを考えても、「小さな家」はこれからもっと広まってくるのではないかと思います。
その際にぜひ皆さんに読んで頂きたい本をご紹介いたします。
若原一貴 著 「小さな家を建てる」です。
60項目にわたり、小さな家を建てるヒントが満載です。
興味があれば、ご一読ください。
藤原昌彦
爽やかな青空の広がる気持ちの良さがありますね。春の陽気に誘われて散歩が楽しくなります。
設計は、自問自答の繰り返しとも言えます。
これで本当に良い空間になるのか、もっと良い方法があるのではないかと設計が終わるまで、ずっと考えたり自分に問いただしてみたり。
有名な建築も常にこれを繰り返し、洗礼されていきます。
建築には正解はありません。
正解のない問答をずっと繰り返し、創り続けています。
クライアント様の想いや力、スタッフや職人さんの力を結集して、楽しんで続けていきたいともいます。
藤原昌彦
気持ち良く晴れ渡った朝。かなり暖かくなりそうな感じですね。
上棟が終わり、着々と進んでいる尾道の家。
構造躯体の検査のために現場へ行って来ました。
屋根工事も進み、屋根からの雨も心配がなくなる状態へ。
上棟後のこの段階の現場の状況は、簡素な姿をしていてこのままでいいのではと思うくらい美しく感じます。
建築の初源のような、柱がたち屋根がふわっと掛かっただけの状態。
間柱がルーバーの様な役割をしていて緩やかに屋外と繋がっている。
この様な建築も模索していきたと思います。
藤原昌彦
こんにちは。
今週は気温が20℃まで上がるみたいですが
来週は、しばらく天気が崩れるみたいです。
さて、広島県尾道市で建築中の尾道の家では、
本日、第三者機関による中間検査と瑕疵保険の躯体検査を行いました。
建物の配置や構造図との相違などについて
チェックをしていただき無事に合格をしました。
工事は、屋根工事を行っていました。
下屋根のガルバニウム鋼板が葺かれていました。
美しく見えるよう縦ハゼの割付についても設計をしています。
今週は、外周部の下地施工を中心に進めていきます。
Staff. Y
こんにちは。
先週の土日は、お花見をされている方を沢山見かけました。
皆さまも春を感じに行かれましたでしょうか。
さて、岡山市北区で建築中の御津の家では、
外壁の焼杉板と軒裏の杉板貼りが終わり、足場が解体されました。
やっと、お家全体の姿が見えるようになりました。
焼杉板の黒色が建物の印象をぐっと引き締めてくれると同時に
杉の木目が柔らかさを出してくれています。
写真手前の黒色の木材は、ウッドデッキに使う大引です。
内部造作工事が終わり内部仕上げ工事に入るタイミングで
大工さんは、外のデッキ工事に移ります。
ウッドデッキや外構・造園工事が進むと
今よりももっと建物が美しく見えるようになると思います。
今から大変楽しみですが、まずは内部の造作工事を引き続き進めていきます。
Staff. Y
気持ちの良い青空と山の緑のコントラストが美しく、散歩しながら眺めてしまいました。
アトリエのある岡山市南区のこの地域には、田園風景や山々を眺められる良い環境です。
しかし、徐々に田圃が埋め立てられ、新しい住宅が建ち始めています。
この良い環境のあるものを活かしながら住宅を建てれば良いのですが、形は違えど同じような雰囲気なので少し残念で、近くにいながら何か手伝えることはなかったのかと非常に悔やまれます。
この地にある風景や山の景色、その風景を背景とする素材の選び方や大きさなどあるもの活かすことで、本当に良い住環境ができるのではないでしょうか?
藤原昌彦
今週からは、一気に暖かくなる様です。気持ちの良い春を楽しみましょう。
物が重たい。空気が重たい。
少し暗いネガティブなイメージのある「重い」という言葉。
私は意外にこの「重い」という感覚が好きです。
素材によらず、美しい空間は凛とした緊張感があり「重さ」を感じます。
重厚感のあるとは少し違う感覚。
その建築・空間を考えた人、携わった人の色々な思いが重なってできた空間はある種の「重さ」が伴う気がします。
見るものを、体感するものを一気に引き込ませる、空気感のある空間。
建築家として、この様な空間を創りたいと思います。
藤原昌彦
春の日差しが気持ち良いのですが、なんだか肌寒く薪ストーブに火を入れてしまいます。そのうち暑くなり、窓を開けてしまうので何をやっているのか。。。
手が触れたり、触ったりする所は、自然素材や手仕事感のあるモノを使っています。
引き出しの手かけは、日々何度となく触れる部分。
少しでも気持ち良さを感じ、ストレスがなく使えるように考えて製作していきます。
職人さんの手仕事による手触り。
工業製品では、手に入れることが出来ない人の温もり。
何気ない手掛けであっても、暮らしの中にそっと寄り添うような部分であって欲しいと思います。
藤原昌彦