アトリエでは、この季節窓を開けていると爽やかな風が抜けて行きます。
屋外を感じながら、ゆったりと寛ぐ時間は人にとって大切なものです。
毎日散歩をしている際に眺めている風景に、春になると満開の花を咲かせる桜があります。
私が幼少の頃からあり、記憶の限りでは40年近くそこにあったと思います。
その桜が、無残にも本日切られてしまいました。
確かに岡山市の持ち物の土地にある桜ですので、その所有者がどの様に扱ってもの良いのです。
私を含め近所の方々は、この桜を楽しみしていたので非常に残念でなりません。
もう少し想像力を働かせて、何かできることが出来なかったかと。
一つの自然が人の手によって奪われてしまった。
藤原昌彦
晴れが続き、気持ちの良い日が続きますね。
そろそろ梅雨が気になりますが、雨もないと困ることが多いので程々に振ってくれると良いのですね。
ほぼ毎日、看板犬のバウムとアトリの周辺を散歩します。
いつも見慣れている景色も少しの変化で見え方が変わって来ます。
アトリエの敷地南側には、貝塚があります。
そこの整備が始まるのでしょうか、昔からある塀が撤去され見通しが聞く様になりました。
そこにある竹藪と小さな倉庫?物置?があるのですが、その佇まいと竹藪とのバランスがなんとなく美しく思えました。
バウムに先を急かされながらも、立ち止まりなぜそう見えるのか、そう思ったのかを考える。
高さなのか、古びた雰囲気なのか、貝塚という特殊性からなのか?
また明日も立ち止まり考えてみよう。
藤原昌彦
爽やかな晴れの日が続き、だんだんと夏に向けて季節が変わって来ていますね。
矢掛の家では開口幅約5mもある木製サッシの取り付けを行いました。
ガラスの大きさも一枚あたり2.5m×2.0mあり、重量も150kgオバーとかなりの重さです。私も手伝いながら、総勢8名で建て込みしました。
開口部の大きさや位置については、視線の抜け方は勿論のこと、豊かなモノを取り込む事を考えて設計を行なっています。
素材や大きさが大きくなれば、コストもかかりますので検討しながら決めていきます。コストの関係で木製からアルミ+樹脂サッシに変わることも。
豊かなモノとは、景色であったり、太陽の日差しや熱、風、音、匂い、コミュニティ。。。様々あると思います。
その豊かなものを良いのもは取り込んで、悪いものは閉ざす。
そして、光が美しい開口部を設計して行きたいと思います。
藤原昌彦
今日は、何人もの職人さんに手伝ってもらって
100kg以上あるサッシを搬入・取付けしました。
大きすぎて、枠だけでもとても重たいです。
眺めがいい場所なので
リビングから見る景色が早くも楽しみです。
スタッフY
ぐっと気温が上がり、夏を思わせる様な暑さのある1日。
メンテナンス。
人と同じで、住宅や建築物はメンテナンスフリーではありません。
よくメンテナンスフリーを歌う様な素材であったり、住宅であったりびっくりする様なことがあります。
特に私の設計する住宅は、自然素材をよく使用するため定期的なチェックとメンテナンスは必要となります。
自然素材は、環境と共に馴染んでくるため、伸びたり縮んだりを繰り返しながら変化をしていきます。
ですので、ひび割れが生じたり、色が変化したりそこの環境に馴染もうとしていきます。
この変化をぜひ楽しんで頂きながら、気長に付き合って行くこと、暮らしを楽しむことが人生を豊かにすると思っています。
藤原昌彦
曇り空の少し寒い1日。明日からは、かなり暑くなる様です。
本日から、三原久井の家では外構工事が始まりました。
敷地がかなり広いため、全体は工事ができませんが駐車場の整備と造園とを行います。
田園風景の広がるのどかな場所に、伸びやかな平屋建ての住宅が佇んでいます。
植栽を施し、視線を少し目隠しする様にしながら全体の雰囲気を作っていけたらと思います。
ここに新しい風景が出来、数年後風景の一部として馴染んでくれることを願っています。
完成が楽しみです。
藤原昌彦
構造躯体の検査を終え、
外壁の下地工事や屋根工事が進んでいます。
躯体検査は鉄筋の配筋検査同様 第三者機関による検査を受けています。
柱・横架材などの接合部、耐力壁などそれぞれ適正に施工されているか
検査をしてもらいます。
検査で適合となれば工事は次の工程へ進みます。
外部は外壁の下地を行ないながら窓を取り付け
室内は水道・ガス・電気・浴室の工事を行ないます。
こちらの住宅にも大きな開口部がつくられます。
そこに納まる大きな木製サッシを職人さんたちにも力を借りて納める予定です。
またブログでご紹介しますね。
スタッフ.T
すっきりと晴れ、少し蒸し暑一日。
全国的に非常事態宣言が解除され、徐々に日常を取り戻す様になって来ますね。
まだまだ、警戒は必要ですが、前向きにいきましょう。
住宅の設計図面は、一件あたり約120枚〜140枚くらい平均で描きます。
スタッフと協力しながら描いて行くのですが、特に私共が手掛ける住宅は細かなところまで考えて行くので枚数が多くなります。
ここまで描かなくても大丈夫なのかもしれませんが、丁寧につくりたいと思うと枚数が増えて来ます。
その前には、複数の案をスケッチや模型で考え、案がまとまるまで繰り返し行なっています。
手を抜こうと思えばいくらでも簡略化できるのがこの世界でもあります。
効率化ばかりを求めて、簡略化して行く。
徹底的に考えることで、やはり空間は変わって行くと思います。
全力で、住宅の設計に邁進していきたいと思います。
藤原昌彦
天気の良い少し暑い一日。
明日から、子供たちは学校が始まる様です。
完全に収束は難しいかもしれませんが、上手く付き合って行かなければならないですね。
これから、新しい日常が始まります。
この自粛という状況が暮らしに与える影響は多大なものがあります。
家で過ごす時間が増えて、外出しなくてもある程度のことはできる可能性がわかり、改めて暮らしに向き合うことが大切になると思います。
新しい日常 新しい暮らしのあり方、もしかすると昔の田舎暮らしがモデルとなりながら、現代のITなどの技術により今までとは違う暮らし方が始まるのかもしれません。
藤原昌彦
段々と夏に向かっている気候となって来ましたね。
しばらくするとジメジメとした梅雨に入って行きます。体調管理は十分気をつけてくださいね。
建築としての住宅をと設計の考え方・手法を話すときにお話をします。
なんのことかと思いますが、住宅の空間であっても芸術性のある美しい空間を大切にしたいと言う想いがあります。
設計する際には、色々な課題があります。環境の問題なのかプログラム(間取りなど)なのかそのほか色々とありその解決策が一つの提案となり、豊かな暮らしになる様に考えて行きます。
その延長線上で、美しさ(芸術性)のある空間を素材・つくり方・家具なども含めて行なっていきたいと常々想い、実践しています。
効率化が求められる世の中ですが、設計を丁寧にする事にご理解頂ければと思います。
藤原昌彦