真備町の家ⅢBlog

造園

真備町の家Ⅲ 

3日間に及ぶ造園工事が完工しました。

十数人でそれぞれ役割分担もしながらどんどん植え外観が一気に姿を変えました。

レッカーを使って樹木を吊上げ中庭にも植栽。

バウムスタイルメンバー全員参加でスコップで大きな穴を掘り木を植えたり

低木や下草を植えていきました。

住宅建築後の造園工事は私たちも参加し最後まで一緒に心を込めて植えていきます。

完成後、どの角度から見ても素晴らしい建築となりました。

撮影後に皆さんにご覧いただける日が楽しみです。

Staff.T

植栽のある空間

皆様は、お盆休みに入られているのでしょうか?雨が多い休みとなりそうですね。

倉敷市真備町にて建築を行っていた「真備町の家Ⅲ」が造園も終え完成しました。

今週から始まった造園工事は、クライアント様もその変化ずっと見学されていました。

樹木が配置され、植え込まれて行き、見る見るうちに建築の空間が昇華して行くのを感じます。

ただ木を植えるだけでも違うのですが、樹形や高さ枝振りなど詳細に検討しながら配置し、景石や下草・苔などしっかりと創り込むことで全くの別世界へと。

プラン提出の段階で、この風景を想像し提案を行います。

クライアント様には、計画段階のスケッチと植栽が入る前の建築空間、そして造園が完成した後の空間を比較して見て頂きました。

事前にスケッチなどを見て頂いているものの、やはり完成した空間は想像できなかったそうです。

分かっていたようで、複雑な空間のバランスや造園のある空間は、完成するまでわからないと思っています。

その伝わらなさが苦しくもありますが、完成した際に伝わった瞬間が嬉しくもあります。

完成写真は、少し生活が落ち着いた頃に撮影させて頂き、皆さんにご覧いただきたいと思います。

藤原昌彦

いよいよ大詰め

かなりの暑さが続く毎日ですね。体調を崩さない様にしなくてはいけませんね。

倉敷市真備町にて建築中の「真備町の家Ⅲ」は完成間近となり、活気のある現場となっています。

私も連日、現場に通い細かな調整やチェックを行いながら、木製フェンスを造作したりしております。

来週には、造園家 荻野寿也氏による造園があり、ようやく建築に命が吹き込まれる瞬間が訪れます。

今回は、約4〜5日間の長丁場の造園となり、仕上がりが楽しみにです。

同時に「高屋の家」や「吉備津の家」も大詰めを迎えようとしているので、同時進行で詰めの作業が続きます。

完成間近の数件の住宅と対峙しながら、クライアント様をはじめとする関わって下さった方々に感謝致します。

建築は苦しいけど、やはり楽しいと感じますね。

世界が平和でありますように。

藤原昌彦

外構工事

真備町の家Ⅲ では外構工事が進んでいます。

場所ごとに違った空間となる3カ所のウッドデッキの他、

建物をぐるっと囲う格子や石を貼ったアプローチ、

内外から視線や周辺の緑の見え方など考慮した擁壁、洗い出しの土間など

様々な設えをしています。

外構工事が終わればいよいよ造園が始まります。

範囲も大きいため大掛かりな造園となりますがとても楽しみです。

Staff.T

擁壁工事

真備町の家Ⅲ、
車庫から続く擁壁の型枠が組まれました。


この壁はコンクリートの壁。

前回のモックアップに基づいて決めた高さで製作しています。

仕上げはコンクリートを流し込むだけではなく、杉板型枠の打放し仕上げ。

コンクリート色の面に浮き上がる木目はとてもきれいなものになります。

単にコンクリートを流すだけでは表面がきれいに仕上がりません。

型枠がコンクリートの重さで崩れないようしっかり組み、

より仕上りをよくするため、バイブレーターや金づちを使っ

てコンクリートを細部まで充填し気泡の脱泡を行います。

養生期間を置いた後、型枠が解体され表面の仕上がり具合がどうなっているか、楽しみです。

Staff.T

外構

外構工事が進行中の真備町の家Ⅲは車庫をつくっています。


敷地内に車庫を設ける場合は既製品を採用するのではなく、

木造や鉄骨で建てています。

台数、道からの出入り、使い方などにより設計を行ない、

そこから住宅側との意匠や大きさのバランスも踏まえながら細かく設計をしていきます。

さらに植栽の配置との関係も図面や全体の模型、時には実際にモックアップを製作し現地で検討を行います。

後からでもできる工事もありますが、一つ一つのデザインを考えるのではなく

全体でみても良い建築となるよう時間をかけて練っていきます。

Staff.T

家具

バウムスタイルアーキテクトでは家づくりの際に家具も設計・造作しています。

収納したい物やどのように使いたいかなど打合せをして設計していきます。

家の建築と同時に家具も造れば、空間に合わせた意匠を考えられ

寸法も細かく決めて無駄な空間が生まれないように造る事ができます。

 

造り付けであるがゆえに取り外しは容易にできません。

永くつかっていただけるよう細部まで丁寧に、しっかり手を掛けて造ります。

Staff.T

照明

真備町の家Ⅲ は照明が取り付けられました。

照明は電球の色合いや明るさ、配置で全く違う雰囲気になります。

家族で寛ぐ空間、読書や勉強をする空間、趣味に使う空間、身体を休める空間など

それぞれに合わせた灯りの提案をしています。


器具の配置も空間づくりにおいては重要な事で、現場で工事を進め

間仕切りができたり家具の造作が進む段階で正確な配置を決めていきます。

どこへ向けて灯りを落とすか、家具や壁ができるとどれくらいの範囲に灯りが

広がるか、 家の色々な場所に立ちイメージを膨らませながら検討しています。


照明は主に夜に必要なもの。

日中の確認はもちろんですが、夜も照明をつけ確認をしています。


誰よりも先に夜灯りをつけた空間に居られるので現場を管理する者の特権ですね。

Staff.T

和室

真備町の家Ⅲ

これまで紹介した空間は白を基調とした内装ですが

和室は落ち着きのある色合いで仕上げています。

窓には障子を納め、襖や和紙をつかった建具を納めて空間を設えます。

床には畳が敷かれますがまだ合板が見えたまま。

畳屋さんが採寸をして製作に取り掛かっています。

各居室ごとに仕上がってきていますが

和室は美装の後に畳を納めてから完成となります。

Staff.T

設備工事

真備町の家Ⅲ

窓を開けると心地よい風が室内を抜けていきます。

作業の手をとめ寛いで居たい気分です。

さて、真備町の家Ⅲは設備器具が取り付けられ

生活をイメージできる空間になってきました。

家一軒に電気・水道・ガスそれぞれに取付・接続する作業が多くあります。

こちらの住宅は二世帯住宅なので取付ける設備も倍になります。

各工事細かくチェックしながら作業を進めていきます。

この後は建具工事が始まっていきます。

建物の工事も終盤、完成が近づいてきました。

staff.T