先日、ご縁があり山口にある住宅とレストランに伺うことができました。
このプロジェクトは、約10年前に専門誌で計画が発表されました。
設計は、建築家 石上純也氏。
敷地は少し高台になっているのですが、建物は地盤面の下にあり道路からは見えなくなっています。
つくり方としては、構造体となる柱や天井の部分を掘り進め、残った土を型枠替わりに使用しコンクリートを流し込みます。
コンクリートが硬化したのち、型枠として使用していた土をかき出します。
発表当時は、コンクリートのグレーとなる予定でしたが、土を掻き出すとコンクリートにこびりついた土が綺麗で、地層の後も残っていたため現場にてこの土がついた状態で進めることになったそうです。
このことで、洞窟レストランと言われるようになったそうです。
内部を体感すると、日本では無い違う国に居るかのような感じです。
ここには、既製品と呼ばれるものは設備機器以外ほとんどなく、建築部材(ガラスやドアなど)はすべてがオリジナル。
現場監理を担当した方も説明に来ていただき、工事の経緯やその時の出来事など大変興味深いお話を聞くことができました。
当然のことですが、料理もワインも大変美味しく、オーナーシェフも一緒に話をしながら楽しく過ごすことができました。
メゾン・アウル
https://maison-owl.com
土間コンクリート打設が完了すると、次は基礎立上りのコンクリートを打設していきます。
立上りの型枠を建て込み、コンクリートを打設していきます。
その前に、設備(インフラ)の仕込みや配管を通しやすい様にボイドと呼ばれる紙管を設置しておきます。
打設が完了するとしばらく養生期間を確保して、型枠を解体してい行きます。
綺麗なコンクリートになっているか、解体が待ち遠しいですね。
同時進行で、上部構造の木材の加工の確認を行います。
今回はここまで、次回は型枠解体後の作業となります。
鉄筋の配筋検査が終わるといよいよスラブ(土間部分)のコンクリート打設です。
ポンプ車と呼ばれる重機を使いコンクリートを流し込んでいきます。
バイブレーションやタンパーを使いしっかりとコンクリートを打ち込んでいきます。
コンクリートを流し込むだけでは、途中の見えないところで空間が出来本来の強度になりません。
コンクリートをタンピングした後は、表面を綺麗に鏝を使い均していきます。
この土間のコンクリートが終わると、次は立上りの型枠・コンクリート打設となります。
こんにちは。
今週の木曜日は、天皇誕生日ですね。
祝日のお休みは、何をされるんでしょうか。
良い休日にしてくださいね♪
さて、岡山市北区で建築中の伊福町の家では、
内部だけでなく外部の工事も進んでいます。
今回、外壁は2種類。板張りとシラスそとん壁です。
写真は、南側ファサードとなる部分の板張りです。
2階部分がオーバーハングし、他の外壁面より飛び出た部分を板張りとしています。
軒裏の杉板の現しと外壁の板張りの組み合わせが美しく経年変化も楽しめそうです。
シラスそとん壁となる外壁面の工事も進んでいます。
今週から、下塗り作業に入る予定です。
Staff. Y
基礎の配筋が終わり、スラブ(土間部分)のコンクリートを打つ段階になりました。
鉄筋の配筋を行う前に、地鎮祭で預かっていた鎮め物を建物の中央付近に埋設しています。
土地の神様に工事中の安全やここに住まうクライアントを守ってもらうために、宝物を埋めることが儀式としてあります。
宝物の代わりになるのがこの鎮め物となります。
中身はどんなものが入っているの変わりませんが、調べると刀や盾・お金などを模ったものが入っているそうです。
現代では気にならないことかもしれませんが、こういった昔ながらの風習を守ることも大切な気がします。
鴨方の家では、地盤改良が終わり基礎工事に取り掛かっています。
写真は、コンクリートで最終的には見えなくなってくる地中梁の配筋。
一般的な住宅メーカーや工務店では、ここまでしっかりとした基礎はつくらないのでは無いかと思います。
構造家と共同しながら設計を行っているため、見た目の美しさだけではなくしっかりとした構造強度も持ち合わせています。(耐震等級3を取得)
コンパクトな住宅だからこそ、大切な構造強度。
配筋が完了し、第三者機関による検査も実施。指摘事項なくきれいな仕上がりとなりました。
この綺麗な配筋が隠れてしまうのが残念ですが、この後コンクリート打設していきます。
こんにちは。
岡山市北区で建設中の「大和町の家」では、畳を納めました。
こちらは2階の部屋になりリビングの吹き抜けと繋がっています。
カウンターで書き物をしたり畳に転がりくつろいだり、ご家族やご友人が
泊まりに来た際には寝室として活用できます。
吹き抜けとの間には障子で間仕切れるようになっており開けた際は
吹き抜けと繋がり部屋をより広く感じることができ
プライベートを確保したい時は閉めたりと状況に合わせ空間を使い分けれます。
畳の素材はイ草ではなく、機械すき和紙を細く裂き、より合わせて
紐にした「こより」を使用しております。
この「こより」はイ草に比べてダニやカビ、色あせの心配もなく
耐久性に優れています。
大和町の家では内部仕上げ工事を終え、外構工事に入っております。
3月初旬の見学会に向けて工事も終盤を迎えております。
Staff.I
こんにちは。
2月ももう折返し地点にきました。
28日までしかないので余計に早いですね。
さて、岡山市北区で建築中の伊福町の家では、内部の造作工事が進んでいます。
2階の階段回りの壁の下地が作られています。
この壁は、パントリーの壁の一部にもなります。
パントリーには、給湯とインターホンのリモコンが設置されます。
隣り合う棚や収納物と干渉しないようリモコンの設置部分はニッチとし、
リモコンができる限り壁の中で納まるように計画しています。
建具枠なども取り付きはじめ
これから目まぐるしく内部が変化していきます。
Staff. Y
倉敷市玉島で計画をしていた住宅の地鎮祭を執り行いました。
夜から降り続く雨が心配でしたが、ちょうど地鎮祭の時は雨も上がり、執り行うことが出来ました。
地鎮祭を終え、近隣の方がへ挨拶をクライアントと共に回りました。
元々持たれていた田圃を住宅地へ変更して住宅を建築するため、少し準備がありますが整い次第着工となります。
11月の完成を目指してスタッフ一同邁進していきます。
こんにちは。
岡山市北区で建設中の「大和町の家」では、玄関ドアの取付けを行いました。
玄関ドアは建具屋さんで製作したものを取付けています。
今回は、玄関に明かりがたくさん入るよう
建具全体ガラスのスリットをいれたデザインになっております。
Staff.I