8月も今日で終わりですね。夏が過ぎ去って行く気がします。
気温も一気に変わり過ごしやすくなり、季節の移り変わりを感じます。
建築には色々な種類があるのですが、住宅とそのほかの建築は大きく違う点があります。
事務所や劇場、美術館は行く建築であり、住宅は帰る建築です。
行く建築は、その時の心身の状態により行くことを選択できるのですが、住宅はどんな心身の状態においても受け入れる寛容さが必要になります。
良い気分の時でも、暗く沈んだ時にでも帰る場となる住宅。
インパクトより余韻を楽しめるような、じっくりと身を置くことで味わいが出るような建築(住宅)を目指して行きたいと思います。
藤原昌彦
ようやく雨が上がりましたね。少し晴れ間が出るでしょうか?
来週は、美咲町の家の上棟が控えていますので、雨が降らないことを祈るばかりです。
造成工事が進んでいる矢掛の家では、少しづつ進んでいました。
雨にも関わらず、職人さんたちは一生懸命工事を進めていただいています。
本当に感謝です。
建築は、一人の力ではできません。多くの方々の協力により出来上がって行きます。
この感謝の気持ちを忘れず、美しい建築を創って行きたいと思います。
藤原昌彦
九州の雨の被害は、大変な様子ですね。毎年何か災害が起こっているような気がします。
本日は、完成間近の高梁の家へ。
仕上げの最終段階に入って来ています。
壁天井の仕上げはほぼ完了し、建具工事もほぼ完了している状況。
リビングに計画した家具の取り付けも始まりました。
模型を作り、高さや大きさを色々と検討していき決定をして行きました。本棚とリビングとダイニングを緩やかに仕切る収納と造り付けのソファー。
大きながらんどうに、一気にくつろぎの空間が出来上がって来ます。
完成が楽しみです。
藤原昌彦
天井の下地を施工しています。
一部下地がない部分はなんでしょうか?
ここには小屋裏収納用の階段がつきます。
雨が続きますね。
しばらくは、雨模様なので現場の進捗が心配です。
昨日の美咲町の家の帰りに、とある集まりで材木屋さんの加工場を見学いたしました。
そこは、最近では珍しく地松のみを扱う材木屋さんです。
ここ数年、外材の普及や集成材に圧されて使う事が少なくなってしまった地松。
小屋組をかけるときに使う丸太などは、地松を使っていましたが、本当に少なくなってしまったと社長さんがおっしゃられていました。
最近は、プレカットが進み木材を見て、手刻みで加工する大工さんも少なくなり、大工さんとは呼べない人が多くなって来ています。
コストや効率を考えるとやはりプレカットは、現代の流れにはなって来ますが、しっかりと手刻みの技術も継承していかなければならいのは事実です。
そろそろ、手刻みの住宅を設計して見たいですね。
写真は、工場の内部です。
丸太で仕入れて、加工し天然乾燥で行う昔ながらの手法で加工をされています。
材料を無駄にする事なく、柱から梁・桁、垂木、野地板まで加工をされています。
藤原昌彦
今日から雨が続きそうです。早く雨が上がってくれると良いのですが。。。
本日は、美咲町の家へ現場監理のため行って来ました。
雨模様が続く天候ですが、工務店さんが頑張って進めていただいています。岡山県の津山市の手前にあるため、なかなかこまめに現場に覗く事ができませんが、丁寧な仕事してくれる工務店さんで助かっております。
9月初旬の上棟へ向けて工事を進めつつ、その先を見越して打ち合わせをして行きます。
美咲町の家は、構造の特性を活かしながら複雑な空間になる様に設計をしています。プランはシンプルですが、空間体験は色々な見え方、感じ方をする様にしています。
一度、構造見学会を行いたいと考えておりますが、遠方のため是非ご覧になりたい方はご連絡ください。スケジュール調整をしたいと考えております。
建築が立ち上がる瞬間、楽しみです。
藤原昌彦
型枠の解体を行いました。
丁寧な仕上がりで一安心です。
この後、上棟までの間に水道配管などの準備を行なっていきます。
一気に涼しくなりましたね。明日からは雨模様です。
雨や雪などから守ってくれる、屋根(外装)は大切な要素となります。
住宅の寿命を左右するものでもあります。
日本の様に雨が多い気候では、それからしっかりと守れるものが大切となります。
また、屋根は風景をつくる一つの要素となります。
屋根瓦の風景を見ると、ほっと懐かしい気がするのは私だけでしょうか?
色々な屋根の種類・形・素材がありますが、大切なことは雨の流れをどう考えるかだと思います。
丁寧な雨の流れを考えて行き、適切に処理を行うと屋根は綺麗にかかり、美しい建築となり、美しい風景となって行くと思います。
藤原昌彦
一気に過ごしやすくなりましたね。
少し天気が崩れるみたいですが、これを過ぎると少し暑さが戻るかもしれませんね。
住宅を建築する際に、避けては通れないお金の話。
予算が潤沢にあれば問題はないかもしれませんが、適正な予算の組み方とは。
色々な考え方がありますが、迷うときはファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めいたします。
そして、一度お勧めしたいのが一生涯のお金の流れを見る事ができる「ライフプラン」。
「ライフプラン」は、現時点の状況においてこのまま暮らして行った場合、どの様な時期に、どの様なお金が必要になってくるのか?そして、住宅ローンを組み合わせた場合、安心して支払いが可能なのかをシュミレーションする事ができます。
当事務所で行う場合は、詳しく行うため約3回程度時間をいただいております。
数十年暮らす住宅を考える際のお金の話、少し時間をいただきますが、丁寧にライフプランを行って考えて頂けたらと思います。
「ライフプラン」について詳しくお聞きになりたい方は、お問い合わせください。
藤原昌彦
段々と朝晩が過ごしやすくなった気がしますね。
最近、住宅の基本について考えています。
住宅の基本は、色々なテーマが組み合わさって来ますが、今回は住宅の大きさについてです。
私が設計する際には、できる限りコンパクトな設計を心がけています。
一戸建ての住宅は、以前三世代が暮らす事が前提で考えられ時代が進むにつれ核家族化が進みますが、住む人が少なくなっていても住宅の規模・大きさ・広さはあまり変わらない状況が続いていました。
これからの時代に向けて、住宅の規模・大きさはどれくらいが良いのでしょうか?
家族4人が暮らすには、約100㎡(30坪程度)あれば十分だと考えます。
そうすることで、敷地に余白ができ、その余白に緑を植えたりすることで街に緑が増え豊かになります。
何よりこのサイズ感であれば、家族の距離感が保てます。(程よく一人になれる場所が取れます。)
敷地にもよりますが、コンパクトな住宅の設計はこれからの時代に大切になってくるのではないでしょうか?
藤原昌彦