良く晴れ渡った気持ちの良い一日。
倉敷市真備町にて建築が進んでいる「真備町の家Ⅲ」は現地での最終の打ち合わせを行いました。
終盤につれて、細かな確認事項を行い、外構・オリジナルカーポートなどの話などを行いました。
打ち合わせ後、大工工事がほぼ完成した状態で、光の入り方や細かなバランスを確認して行きます。
図面やスケッチ・模型で検討を行うのですが、やはり現場(リアル)で確認すると微妙に感覚が違ってきます。
その細かな点を現場にて確認し、修正を行って全体のバランスをつくっていきます。
デジタル技術が進んでも、実際使用するのは実態(リアル)な人間が使います。
改めて現場(リアル)が大切ですね。
藤原昌彦
昨日の雨から一転、晴れ渡った良い天気でしたね。気温も上がり、暑いぐらいでした。
設計を行う際には、必ず敷地を見に行きます。
土地の相談からお話ししている場合は、購入手続きの前から敷地確認を行います。
今回は、クライアント様と敷地をしっかりと現地で確認しながら、この敷地の良いところや窓からの眺めなどを打ち合わせしました。
一般的な住宅地でない場合は、こうしてクライアント様と一緒に確認しながら行うこともありますが、敷地になんども足を運び、朝日や夕日を感じることで、また違った敷地の印象を得ることができます。
敷地の読み込みは、設計のポイントとなりかなり重要な点となります。
いろいろな意見交換ができたので、計画が深化して行くことになります。
藤原昌彦
今日は電気配線工事をしています。
バウムスタイルアーキテクトは、複雑な空間が多く、配線もよく検討をしながら施工しています。今回も現場で職人さんと確認しながら進めています。
大工工事が一旦終了となりました。
南棟(親世帯)の和室には天井に葦ベニヤが貼られていますね。
北棟(子世帯)の子供部屋です。カウンターを据付けています。
こちらも北棟(子世帯)の書斎スペース。リビングに向かう廊下部分に設けています。
もう少し残工事はありますが、 大工さんお疲れ様でした。
今回は2世帯住宅なので2件分のボリュームでしたが、効率よく丁寧に進めてくださいました。ありがとうございました。
さて、工事の方は、内装工事へと移っていきます。内装は、珪藻土仕上げと一部クロス仕上になります。まずはクロスからスタートしていきます。
同時に外構工事も進めていくようになるので、現場は一層賑わっていきそうですね。
Staff.T
早いものでゴールデンウィークも最終日。生憎の雨模様ですが、ゆっくりとできたでしょうか?
住宅を考える時に、多くの方々が大きさや規模を考えると思います。
リビング〇〇畳や寝室は△畳など。
数字がはっきり分かれば、その大きさの感覚は何と無く掴めるのかもしれません。
私共が設計する場合は、その大きさはあまり考えないようにしています。
厳密にいうとヴォリュームを考えながら大きさを決めない感じです。
何を言っているのか分からないですよね。敷地や周辺環境・予算やクライアント様の暮らしぶりなどを勘案した際に出てくるバランスを考えてヴォリュームを決めています。
同じ20畳のLDKでも広く見える方法もあれば、狭く見せる方法もあります。
倉庫などのように物理的に広さが必要な場合は仕方がないですが、くつろぐ空間は物理的な広さではなく、心地よい空間のバランスで考えた方が良いと思います。
何事もバランス感覚が大切で、数字を追いかけないようにしましょう。
藤原昌彦
ゴールデンウィークの中日。良い天気が続きますね。外出したいところですが、抑えてここは我慢ですね。
3年前に行った大山
数年前、この時期には必ずキャンプに出かけていました。コロナの影響で出にくくなってしまって、この自然を体験することも大変な状況です。
現代的な環境の中で日々便利な生活をしている我々にとって自然と触れ合うことは非常に大切です。
さらにキャンプは、いろいろな事を教えてくれます。
どこに寝床をつくるのか、くつろぐ場や食事をする場、調理をする場をどこにつくるのかを考えることは、暮らしに直結して行きます。
自然の中で、暮らしの根源に触れ合う。
もっと自由に自然を楽しむ日が待ち遠しいですね。
藤原昌彦
昨日と打って変わって、気持ちの良い晴れた一日。
このGW中に読もうと思って購入していた本「和室学」
まだ、読めていないので内容はわかりませんが、私の和室に対する考え方をすこし触れておこうと思います。
最近では、住宅に和室を造らないケースが良くあります。それはそれで、生活様式の変化により必要でなくなったと考える方が良いと思います。
その反面、畳の上でゴロッとしたいという要望から畳コーナーという和室でない一角を要望されることがあります。
私の場合、畳コーナーというただ畳があるだけの場所は良くないと思っているので、和室のしつらえをきちんと造りたいと常々思っています。
床の間や押入れの考え方や畳のあり方など、日本の文化でもあり、日本にしか生まれなかった和室という空間をしっかりとつなげて行きたいと思います。
藤原昌彦
雨が降ったり止んだりと、なんだか変な天候ですね。明日からは良い天気になりそうです。
約1年ほど前に、同じ設計をしている方からとある相談を受けました。
内容は、お客様とプランの打ち合わせを行なっているのだが、なかなか纏まらないとの事。これまでに5プラン程度出して打ち合わせしているお話でした。
詳しく話を聞いてみると、設計者がプランをしてお話をしていると、次回その提出したプランをもとに、お客様がこうして欲しいと間取り図を書いてくるそうです。
外観や形は、ある程度にているものの内部の間取りついては、色々と変更がなされている状態だそうです。
その間取りは、どうしても整合性の取れないもので、コストもかかりそうになっているので、修正のプランを行うとまたお客様が間取り図を書いてくるといったことが続いたそうです。
私の回答としては、お客様に間取り図を書かないことを約束させることを伝えました。そして、間取り図を書くのであれば、その図を持って工務店へ紹介してみてはと。
お客様でも間取り図はかけます。しかし、一旦書いてしまうと、その間取り図が一番になってしまい、どんな提案を受けても納得ができなくなってしまうからです。
私どもが手掛ける建築の計画は、間取りだけではなく、予算面や構造・温熱・周辺環境など多くの事を整理しながら進めていく「プラン」なのです。
お客様の要望や予算、周辺環境などを総合的に判断し提案をしているのです。
自分自身の家なので、書いてみたい気持ちも分かります。その気持ちをグッと抑えつつ、提案される「プラン」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
クライアント様の力(任せる力)が良い建築をつくる実は一つの要素なのです。
この相談頂いた設計者のお客様の住宅は、ようやくまとまったとの事。
結局、一番最初に提案したプランに近い内容となり、お客様からは遠回りしてしまったと言われたそうです。
なんとか、纏まって良かった。お客様の理解力があったのだろうと思います。
藤原昌彦
【バウムスタイルアーキテクトの温熱環境性能に対する考え方】
夏は涼しく、冬は暖かい、一年中快適な暮らしを無駄なエネルギーを使わなくても実現することは、皆さんにとって理想のことだと思います。
そのためには、「断熱性」や「気密性」「省エネ性」といった「温熱環境性能」をしっかり考えて設計や建築を行うことが大切です。
これらの性能について、実はこれまでの「建築基準法」には記載されていませんでした。
つまり、著しく性能が劣る家であっても、建築確認の許可が降りて建築しても違法ではなかったということです。
しかし、そのままではさすがに問題が大きいということで、2021年4月以降の請負契約においては、その中でも「断熱性能」と「省エネ性能」についてはクライアント様への説明が義務続けられました。
つまり、「あなたの家はこのくらいの断熱と省エネ性能です」ということを説明しなければいけなくなったわけです。
とは言っても、現時点では「どこまでの性能にすべきか」ということではないので、設計者や住宅会社によってそのとらえ方は温度差があります。 そこで、バウムスタイルアーキテクトが考える温熱環境性能のあり方を、ここで簡単にご説明したいと思います 。
1.「断熱性能について」
この性能については、「UA値」という数値的な基準がありますので、そこを一定の水準を保ちつつ、設計のコンセプトやお客様の要望を考量しながら計画しています。
このUA値というのは、屋根や外壁、床下、サッシなどの「外皮」と呼ばれる建物の外を覆う部分の断熱性能の平均を示した数値です。数値が低くなるに従い断熱性能が高くなります。
そして、このUA値は「平成25年度省エネ基準」というもので地域によって指針が出ています。
岡山県については、最も厳しい山間部の4地域ではUA値が「0.75」以下、その他の5地域と6地域では「0.87」以下という基準が決められています。これをクリアすれば「温熱性能等級4」という最高等級が取得でき、「長期優良住宅」では必須の条件となっています。
「長期優良住宅」ではない一般住宅においてこの基準を満たすことは、現時点では義務ではありませんので、ご自分の家がどの数値なのかわからないまま家を建てていたという方も多かったと思います。
今回の改正によって、どの数値を示しているかを住宅会社が「お施主に説明すること」が義務づけられたということです。
そこで、バウムスタイルアーキテクトが考える断熱性能の基準ですが、まずはこの数値を意識しながら計画をしていくことが大前提です。
建物全体の断熱性能においては、壁や外壁と比較すると、窓の部分がどうしても性能が劣ってしまいます。どんなに高性能のサッシを採用しても、ガラス部分の断熱性能は壁や屋根の断熱材の性能にはかなわないのです。
つまり、同じ断熱仕様であれば、「窓の小さな家のUA値は良くなり」、逆に「窓の大きな家は悪くなる」というのが当たり前なわけです。
しかし、いくら数値としてのUA値を高めたいといっても、そのためにあえて窓を小さく設計するのは本末転倒です。採光や眺望、庭との繋がり、空間としての心地よさなど考えると、大きな窓をしっかり設計に組み込むことはとても重要なことです。
なので、バウムスタイルアーキテクトでは、UA値は意識しつつもその数値だけに振り回されずに、建物の設計のあるべき考え方を維持しながら、できるだけ高い断熱性能を維持できるように考えています。
岡山市の基準では「0.87」という数値でも基準をクリアできますが、最低でもZEH基準である「0.6以下」、できればHEAT20のG1基準でもある「0.56」や「0.46」程度の性能を出せるような仕様で建物を計画しています。
もちろん、数値を高めるには断熱材やサッシ自体の性能を高めることになるので、コストに反映されていきます。
コスト面を考えながら、トータルでバランスのよい基準で設計をしていきたいと思っています。
UA値の基準
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1地域
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2地域
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3地域
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4地域
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5地域
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6地域
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7地域
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次世代省エネ基準
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0.46
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0.46
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0.56
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0.75
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0.87
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0.87
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0.87
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HEAT20 G1
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0.34
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0.34
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0.38
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0.46
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0.48
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0.56
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0.56
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HEAT20 G2
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0.28
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0.28
|
0.28
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0.34
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0.34
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0.46
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0.46
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※6地域 … 岡山市、倉敷市など
5地域 … 津山市の一部、備前市など
4地域 … 津山市の一部(旧阿波村)、真庭市の一部など
2.「気密性能について」
温熱環境という意味では「気密性能」も大事になります。
建物の気密性は、サッシの技術向上などにより、一昔に比べたらかなり向上しました。今の建物はある程度の気密性は取れています。しかし、そのせいで家の中に汚れた空気が充満してしまうという悪影響が問題視され、換気という考え方が大事になってきたのです。
気密性能が悪いと、その隙間から勝手に空気が出たり入ったりしてしまうので、計画的な換気ができなくなります。そこで、換気をしっかり機能させるためには、中途半端な気密性能ではなく、しっかりとした気密性が大事になってきたというわけです。
気密性能はC値という数値で表すことができます。これは建物の床面積当たり隙間がどれくらいあるかという指標です。実際に現場で測定器を使って測ります。
バウムスタイルアーキテクトでは、C値が1.0以下になるように建築にもこだわっています。
3.「省エネ性能について」
最後に省エネ性能についてです。
これについては、断熱性能による影響が大きいのですが、その他にも「照明器具」や「給湯器」、「冷暖房機器」などの設備にどれを選択するかも影響します。
これを数値で表したのが「一次エネルギー消費量計算」という計算手法です。
これは、当該建物の断熱性能をベースに「照明器具」「給湯器」「冷暖房機器」「換気設備」などの機器設備の性能を入力して、どのくらいのエネルギーを消費する建物なのかを計算する手法です。
この計算の結果、その建物で使われるエネルギー消費量が、基準の数値をどのくらい抑えられるかによって、その省エネ性能がBEI値として示されるということになります。
バウムスタイルアーキテクトとしては、できるだけ基準を20%以上抑えられるように考えて設計しています。それはBELSという指針で「☆☆☆☆☆」という最高の基準をクリアする性能です。もちろん、これもコストなどのトータルバランスによって全体計画を進めていきます。
このように、バウムスタイルアーキテクトでは「断熱性能」や「気密性能」「省エネ性能」という温熱環境に関わる性能については、「その数値をどこまでクリアするか」を意識しながら、一定レベル以上の高水準の性能の家になるように設計建築しています。
また、数値そのものには関係ありませんが、夏の熱はできるだけ遮り、冬の温かい日差しをたくさん内部に取り入れ、風通しをしっかりと考えて心地よい風が家の中を通り抜けるような設計の考え方を考慮しながら計画を進めていくことも、建築家としての当然の重要なことです。
そういう意味では大手ハウスメーカーとそん色ないレベルの性能を維持していると自負しています。
それは、私たちが一般的な設計事務所とは異なり、建築まで自分たちで行えるという体制だからこそ培うことのできた証かもしれません。
ただ、家は高性能であればそれだけで心地よく暮らせるわけではありません。
使う素材によっても体感としての快適さは異なりますし、それ以前の、設計そのものの考え方によって、快適で楽しく暮らせるかどうかも決まります。
無垢の木材や珪藻土などの自然素材は、触り心地が良く、人にやさしい素材です。更に、家の中の湿度を調節してくれる「調湿機能」を持っていることも大きな特徴です。特に湿度が高い夏の季節には、この効果はとても大きいです。この自然素材を床や壁、造作家具などにふんだんに使うことで、その効果を多く得られることができます。
この自然素材は、合板フロアやビニールクロスなどの工業化製品とは異なり、施工が難しい素材でもあります。その特徴を正しく理解し、現場の職人さんが丁寧に施工しないといけない素材なので、効率重視の大手ハウスメーカーでは積極的にお勧めしていないようです。その点でも、1棟の建物を大事に建築するバウムスタイルアーキテクトの強みが活かされていると感じています。
設計についても同様です。その敷地環境やお客様のこだわり、望むライフスタイルなどをしっかりと把握して、そこに最適な暮らしを実現する家を設計提案していくことが、本来の私たちの役割です。
あくまでも建物全体の計画をしていく上で、性能面をしっかりと意識しながら、クライアント様が満足できる家を実現できるような提案をしていくことが、私たちバウムスタイルアーキテクトの考え方なのです。