まだ梅雨に入りませんね。
もうしばらくは、天気が続く様です。
小さな住宅の設計は、あらゆるモノとの格闘になります。
寸法的なことから始まり、人の行動として振る舞えるのか?つまり生活できるのかを考えていかなければなりません。
部屋を仕切るのではなく、さりげなく仕切りながら繋げる。
そういったことを繰り返しながら創った空間は、クライアント様がより良い工夫を行いながら暮らす事により、深化した住空間となって行きます。
全てが用意された快適性は、現代にあっているのかもしれません。
家族の繋がりが希薄になりがちな、現代だからこそ少し使いづらい状況を家族の工夫・コミュニケーションにより暮らすことで愛のある住宅へとなるのではないかと思います。
暮らしを楽しむことが現代には必要なのではないでしょうか?
藤原昌彦
紫陽花が咲き始めました。
アトリエにはあじさいを植えていないのですが、
自宅の庭で今年も元気に咲いてくれています。
あじさいが咲くと梅雨だなぁと思うのですが、今年はいつ頃来るのでしょうか?
心地よい風が吹き抜け、気持ちの良い一日。
約10以上前に設計をさせて頂いた住宅にお伺いをしました。
丁寧な暮らしぶりをうかがい知ることができ大変意味のある時間でした。
しかし、10年の歳月はあらゆる変化がありものです。
くつろぎの場から、当時見えていた緑の木々はなくなり、とあるスーパーのオブジェが目の前に。しかも夜はライトアップされるとのこと。
資本主義の世の中ので仕方のないことでは有るものの、やはり街づくりとして景観への配慮を考えていかなければならないのではないでしょうか?
大きなことはいきなりは出来ないかもしれませんが、一軒一軒の設計を丁寧に創って行くことが一つの社会貢献に繋がるのではないかと思います。
藤原昌彦
暑くもなく過ごしやすい一日。
基本設計を行っている住宅の光について考えています。
ただ単純に、壁に窓をつけるのではなく光の道を考えています。
ファサードを端正にするために壁面の窓を少なくしながらも、内部の光はちゃんと作っていかんければなりません。
光を感じるのには、明暗が大事になってきますが、もう一つは光のグラデーションです。
明るいところから急に暗いところとなると、強烈に暗く感じます。
明るいところから暗くなるところまでの距離が長いと、人はくらさを感じなくなります。つまり、全体的には明るく感じます。
丁寧に光について深化させて行きたいと思います。
藤原昌彦
今日は、土台敷きでした。
いよいよ大工工事が入り、上棟に向けての準備が始まりました。
来週、上棟予定です。まだ梅雨入りしていない中国地方ですが、雨が心配ですね…。
激しい雨が降りましたね。
これで梅雨入りかと思っていましたが、まだ違う様です。
事務所名でもある「バウム」は、ドイツ語の「木」という意味があります。
その裏側で実は、「場を生む」→「ばうむ」をいう意味合いも含ませています。
実際には、「場を生む」と「木」が同時進行で出てきて事務所名へとつながりました。
「場を生む」ことで「豊かな人になってもらいたい」というのが切なる思いです。
住宅という「場」が人を育てることに繋がり、社会へ出て貢献して頂く事につながって行く。
私にできる小さな事を真剣に取り組んで行きたいと思います。
藤原昌彦
生憎の雨ですが、構造材の搬入。
京都からの搬入です。
明日からはいよいよ土台敷きが始まります。
少し蒸し暑い感じの1日。
明日からは雨が続く予報ですが梅雨入りとなるのでしょうか?
高梁の家は、内部の造作が着々と進み部屋ごとのしつらえが進んでいます。
薪ストーブの煙突も設置されて、いよいよ今週中には足場が外される予定です。
建物の打ち合わせはほぼ詰めの段階で、あとは現場の進捗に合わせて細かな部分を調整して行く段階へ。
足場が取れると、次は外構へ。
既存の植栽の関係を見ながら、多い植栽を減らして行く作業を行います。
一度、必要なさそうなものを撤去したり移設したりして、見え方を確認しながら追加したいり、調整をして行く事が必要となります。
既存の植栽と新たに加えるもののバランスが非常に難しいですが、よい雰囲気になる様にして行きたいと思います。
藤原昌彦
リビングはタイル張りの為、湿式の床暖房施工になります。
温水のパイプを先に仕込んでその上にコンクリートを打設します。
心地よい風が抜けて気持ちの良い1日。
敷地と対峙しながら建築を考える際に、できる限り敷地に余白が生まれるようにしたいと思う。
都心の様に土地の価格が高く、無駄に出来ない場合は別ですが。
敷地に余白を取ることは、建築にゆとりを与え周辺環境にもゆとりを与えます。
その余白となった部分に植栽を施し、街に緑を提供する。
個人資産である住宅が、社会貢献できる一つの方法です。(一番は、美しく皆さんに愛される住宅です。)
余白があることで、生きる大切な何かを発見できるのでないかと思います。
藤原昌彦