2022年5月Blog

つくる楽しみ

藤原の日記

何だか今年は梅雨入りが早そうな気がしますね。段々と気候が変わってきている気がしますね。

昨日は、久しぶりにアトリエのキッチンで夕食をつくりました。

お酒のあてをつくる流れから、ボロネーゼパスタを。

最近では、アプリでレシピがたくさんあるのでつくりやすく、美味しいものが多い。

何より、つくる過程が楽しく、夢中になってしまいました。

なかなか効率よく作れないのですが、楽しみながらつくる。

日々の家事では、大変かもしれませんが楽しめるキッチンを心がけたいと思います。

藤原昌彦

任せる勇気

藤原の日記

今日は生憎の雨模様。久しぶりの雨のような気がします。

写真:田中園子(クオデザインスタイル)

私どもが手がけている住宅・建築は、量産品の物ではありません。

住宅が建つ場所が違い、暮らす方が違うので同じものがないと言っても良いと思います。

どうしても、同じ尺度で比較したくなるのが人の心理。

大きさや高さをはじめ性能でも何か物差しで比較しようとしてしまいます。

工業製品のような場合は、比較することは可能でそれにより価格が変わったりするのは良いことだと思います。

住宅の場合は、そうはいかないのです。どうしても広さは〇〇畳と比較してしまうのですが、実際はこの数字を感じさせないように設計を行っているからです。

建築だけでなく、敷地全体や周辺環境も含めた設計を行うことで数字以上の価値が得られます。

設計を行う建築家を信じて、任せ切る。

豊かな住宅を得るための大切な心構えです。

藤原昌彦

仕上げ前の状況

藤原の日記

寒暖差が激しく、気候に合わせるが大変ですね。

昨日は、岡山市北区にて建築中の「御津の家」へ。

大工工事がほぼ完了する状況で、仕上げ前のチェックをスタッフとともに行いました。

下地の黄色い石膏ボードの空間は、光が回りにくく少し暗く狭く感じます。

この状況で空間のメリハリや、光の回り方を確認することで仕上げた後のことがわかります。

今回も珪藻土を天井・壁に左官職人の手によって塗りこめていきます。

左官は基本的にやり直しが効きません。この一瞬のタイミングで、綺麗に仕上げて頂く職人技と、少し残る「手」の痕跡。

どのような仕上がりとなるか楽しみです。

藤原昌彦

カーポート建て方工事

こんにちは。
皆さま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は、姪甥と遊園地に行ったり友人たちとBBQをしたりと
充実した時間を過ごすことができました。

さて、岡山市北区で建築中の御津の家では、カーポート骨組みの建て方工事を行いました。

おおらかな切妻屋根のバウムスタイルオリジナルカーポートです。
車の他に、自転車置き場やガスボンベスペース、屋外収納も兼ね備えています。

まずは、土間工事からです。
今回は、コンクリートの洗出し仕上げです。
その後、造作工事~屋根工事~塗装工事と完成に向けて進めていきます。

Staff. Y

光による居場所

藤原の日記

昨日は、夏が来たかのような暑い一日でしたね。服を間違えてしまい、暑苦しい格好となってしまいました。

開口部の設計は、住宅設計にとって非常に大切です。

大きな開口部を設ければ良いのではなく、どのような豊かさが取り入れられるかが重要になってきます。

開口部からは、多くの豊かなものが外部から入ってきます。

太陽の光、熱、風、音、匂い、コミュニケーション…

良いものを取り入れ、不必要なものを遮る。開口部の大きな役割の一つです。

そして、光による居場所を常に考えています。

開口部からの光が美しく、その光に誘われるようにみんなが集まれるような居場所。

美しい光のホッとする居場所があるだけで、豊かさも違いますね。

藤原昌彦

人間の感覚で

藤原の日記

本当に良い天候が続きますね。来週あたりからは、雨模様となりそうで、段々と梅雨を思わせる気候になっていきますね。

最近とにかく住宅の性能重視が進んでいると思います。

もちろん、省エネルギーを考え性能を向上させることに何の異論もなく、充当区の性能を上げることに努めていると思っています。

しかし、過剰なまでの性能重視思考は、人間の本来持つ潜在能力さえも奪っているのではないでしょうか?

コロナ禍になり、あらゆるところでの消毒などによりかなりの免疫力が落ちているのではないかと思います。(私が思っているだけで、化学的医学的根拠はありません。)

高性能は部材の組み合わせで効率の良い空間はできますが、何となくそのうような空間は寂しさを感じます。

建築家側が、「絶対こう使いなさい」や「こう見なさい」と言うデザインよりは、「こういった使いかとも楽しい」や「この見え方も美しい」など使う方発展させる「場」が楽しいのではと思います。

特に建築は、一つとして同じ建物がありません。なぜなら、敷地が違い、場所が違い、周辺の環境も違うからです。

性能の同じ建築であっても、周辺環境が変わればその性能を発揮する内容も変わってきます。

その場に合わせた、環境・性能設計が大切で、何より人間の感覚で気持ちの良い空間を創り続けたいと思います。

藤原昌彦

体験することでわかる事

藤原の日記

少し肌寒くも感じましたが、青空が広がる良い天気ですね。
気温も上がりそうですので、寒暖差には気をつけてください。

食事をつくるのは楽しいですね。

火をおこし、食材を準備し、調理をする。

出来るだけ使い勝手の良いように工夫しながら、道具の位置などを決める。

キャンプでは、必要最小限の道具で、素早く調理することが大切です。

実際の生活では、できる限り効率よくストレスなくつくることが大切になって来ます。

実際のキャンプでも生活の中でも、体験することでわかることが多くあります。

新築などでは、豪華絢爛な出来上がったキッチンに目が行きがちですが、ちゃんと使える考えられたものがやはり良いのではないかと、体感してわかりました。

何より、自分でつくる楽しさは、体験しないとわからないですね。

藤原昌彦

自然に身を委ねる

藤原の日記

天候の良いGWで良かったですね。気持ちが晴れやかになります。

この時期毎年のように、大山へキャンプへ出かけます。

気持ちの良い天候と、新緑の美しい森のような場所へいきます。

キャンプは、暮らしの初源でもあり、寝床をつくり食するところをつくります。

暮らしの始まりを体験することで、初心に戻り今まで行っていることの再確認ができます。

自然に身を委ねることは、心身ともにリフレッシュでき次なる活力になりました。

藤原昌彦

みどりの日

藤原の日記

今年のGWは天候にも恵まれ、楽しめる期間となりましたね。

本日は、みどりの日ですね。元々は、4月29日の昭和天皇誕生日が昭和天皇崩御により「みどりの日」と制定されました。

その後、2005年に法改正が行われ、2007年より現在の5月4日になりました。

みどりの日の由来は、生物学者でもあった昭和天皇に由来されているそうです。

「みどりの日」の意味は、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む日」です。

人間は、この自然界に間借りをして生かされています。

この自然に感謝し、寄り添えるような豊かな暮らしを目指していきましょう。

藤原昌彦

土地との契約

藤原の日記

清々しい青空の広がる一日。GW後半の初日は、気持ちの良い天気ですね。

昨日は、岡山市北区にて建築が始まろうとしている「大和町の家」の地鎮祭を執り行いました。

いつもとは神主さんが違うこともあり、地鎮祭の意味などを説明して頂きながらの祭事でした。

印象的なことでは、穿染の儀という鍬や鋤で作業を開始する儀式の説明で、鎮めものを掘ったあと埋めるのですが、この儀式は土地との契約であると言うことでした。

土地の神様に、ここに住む家族の大切な宝物(鎮め物)を捧げて、色々なものから守ってもらうそうです。

鎮め物の中身は、現代ではレプリカですが「人型、刀、鉾、盾、お金」をかたどったものが入っています。

昔は、本物を土に埋め土地の神様に祈りを捧げたそうです。

聞くところによると、地鎮祭も省略される施主様もいるそうで、こういった祭事は残して行くことが色々な継承につながるのだと思います。

藤原昌彦