今日は生憎の雨模様。久しぶりの雨のような気がします。
私どもが手がけている住宅・建築は、量産品の物ではありません。
住宅が建つ場所が違い、暮らす方が違うので同じものがないと言っても良いと思います。
どうしても、同じ尺度で比較したくなるのが人の心理。
大きさや高さをはじめ性能でも何か物差しで比較しようとしてしまいます。
工業製品のような場合は、比較することは可能でそれにより価格が変わったりするのは良いことだと思います。
住宅の場合は、そうはいかないのです。どうしても広さは〇〇畳と比較してしまうのですが、実際はこの数字を感じさせないように設計を行っているからです。
建築だけでなく、敷地全体や周辺環境も含めた設計を行うことで数字以上の価値が得られます。
設計を行う建築家を信じて、任せ切る。
豊かな住宅を得るための大切な心構えです。
藤原昌彦