寒が身にしみてきますね。アトリエでは、薪ストーブが大活躍です。
建築の用語では、「納まり」という言葉があります。
以前も、ブログで書いたかもしれませんが、「ディテール」とも呼ばれます。
こう書くと、ご存知の方はモノと物との取り合いの事とわかると思います。
建具の枠がどう取り合うのかなど、多岐に渡ります。
どうしても、部分を考えて行く作業のことを思い描きがちで、実際の現場でも「ディテール」は細かな部分を描いて行きます。
その集合体が建築として出来上がって行くわけです。
その際に、設計する人の個性が出てきて、いわゆる作家性が出てきます。
部分を描いている様で、実は設計者の心の納まり、つまり設計者の感覚的な違和感のない状態を描いているのです。
これは、設計が進んだ段階で行うことではなく、実は計画プランの段階から「納まり」は始まっています。
敷地に対して、違和感のない配置計画や動線計画、全体のバランス。
手を動かしていると、いつの間にかハマるときがくる。
そのときが「納まり」がついたとき。
心地よい「納まり」を常に思い描いて。
藤原昌彦
コロナの影響で成人式が中止や延期となり、新成人には本当に大変な時代を感じさせる出来事になってしまいましたね。
インタビューで、明る言葉で前向きに話している姿をみると頼もしくも思えました。
プランに入る前に、設計の申し込みを頂き意思確認を行った上で進めて行きます。
私の場合、計画やプランは実はすぐに出来るものではありません。
敷地を確認して、すぐに「答え」が見つかれば比較的短期間でできることもありますが、「答え」が見つからない場合はずっと探し続けて行きます。
場合によっては、相当な時間がかかることもあります。
ただボーと考えているだけではなく、手を動かし何案も計画を考えて行くことで、「答え」が見つかって行きます。
建築だけの「答え」で有れば早いのですが、クライアント様の要望と暮らし、そして予算を加味しながら計画を進めて行くため、「答え」の見つけ方も多くあります。
設計申し込みを頂き、多少時間をいただきますが、「答え」が見つかるまでお待ちいただけると嬉しいです。
藤原昌彦
寒波の影響で、寒い日が続きますね。新潟にいる友人からは、雪の便りを頂きますが、かなりの雪の量にびっくりしております。
住まいの建築を考える際に、一番の心配事はお金の問題です。
住宅の設計は、予算が潤沢に有れば良いものが出来るとは限りません。(もちろん、予算が多い方が視野が広がりますので、良いものになって行く可能性が大きいです。)
通常で行くと、プランをして間取りなどを決めてから資金計画を行う事が一般的ですが、私が行う場合プランを行う前に資金計画を行っていきます。
建築を行う際には、実際の建築するお金以外に、設計監理費用や諸経費と呼ばれる費用(住宅ローン関する費用や登記費用その他)の様な目に見えない費用があります。
クライアント様の考えられている予算から想定されるその諸経費などの金額を引き算して行くと、実際建築にかかるお金が分かって来ます。
資金計画は、まずはどの様な事にどれくらいの費用が掛かるのかを知ることから始め、考えられている予算と実質必要と思われる金額(予想総事業費)を比較して行く事が大切です。
その段階で、建築にかける価値をどう捉えるのか考えて行き、予算が間に合っていない様で有れば予算を無理のない範囲であげて行くのか、建築の価値観を再度考え直して行くかを検討して行きます。
ある程度、プランを行う前にこの資金計画を行って行く事で、色々な意味で建築がスムーズ行くと思います。
藤原昌彦
雪がチラつく、かなり寒い一日。太陽の暖かさが嬉しいですね。
倉敷真備町にて建築中の「真備町の家Ⅲ」で、造園家の荻野寿也さんと造園・外構の打ち合わせを行いました。
今年最初の打ち合わせでしたが、クライアント様と共に和やかな雰囲気で打ち合わせを行いました。
住宅を建てる際に、私は家と同じぐらい庭も大切に扱っています。
家は人工的なモノでありますが、そこに樹木の生きた自然が入ることで人が暮らす空間が出来て来ます。
植栽を施すと言われる事は、手入れが大変や草抜きが。。。などなど。
どんなものでも必ず手を入れてあげなければ、長持ちしないと同じ様に多少の手間はかかります。
しかし、落ち葉もそこに落ちている事が風流に感じる事が、暮らしを豊かにして行くのではないでしょうか?
自然に落ちた落ち葉が、その瞬間のデザインとなり雰囲気をグッと良くする。
必要なのは、家や樹木そのものではなく、そこで営まれる暮らしであったり、出来事だと思います。
そのことを分かって頂けるクライアント様とそこを目指すパートナー(造園家 荻野さん)と一緒に手がける事ができるのは本当に嬉しく感じます。
造園は、最後の最後となりますが、クライアント様も含めてワークショップを行いながら造園していきたいと考えています。
もし参加されたい方がおられる様であれば、お問い合わせください。
藤原昌彦
新年早々ですが、造園家の荻野寿也氏に来岡して頂き、お施主様と造園のお打合せをしました。
寒い中、お施主様にもご参加いただき、熱い打合せとなりました。
荻野氏も参考写真をたくさん用意していただき、イメージをプレゼンしていただきました。
造園はまだ先ですが、今から楽しみです。
寒波の影響で、かなり冷え込んで来ましたね。
本日から仕事始め。
スタッフとみんなで、氏神様にまずはお参りをして、由加神社へ初詣へ。
今年は、コロナの影響もあり参拝されている方は非常に少なく、少し寂しい気もしましたが、仕方がないですよね。
今年は、早くみんなと気兼ねなく逢える様になると良いですね。
藤原昌彦
本日より 高屋の家 新築工事が着工致しました。
2階建ての住宅。工事が進むにつれて見えてきますが
平面上で見ると敷地に対して素直に平行ではなく角度をつけています。
そう設計した趣旨は後々お話していくこととして
まずは地盤改良工事から始めています。
冷え込む日々が続きますが数日かけて施工していきます。
あけましておめでとうございます。
本日より始動しています。
体が思うように動きませんが…、頑張ります!!
さて、お正月はどこにも出掛けることもなく、おうち時間を楽しんでいました。
あッ!でも人生初の「初日の出」を見に行きました。
王子が岳に行ったのですが、たくさんの人が来ていてびっくりしました(*_*)
「密。。。」になりそうなので、少し離れた所からこっそり写真をとりました(笑)
とっても綺麗で感動しました。
でも寒さには勝てず、そそくさと退散しましたが(笑)
初日の出を見に出かけた以外は、スーパーへ買い物に行くくらいしか外に出ていません????今年は色んな所へ出かけることができるようになりたいですね。
では、本年もどうぞよろしくお願い致します。
週末は、かなりの寒波で寒くなりそうですね。気をつけていかなければなりませんね。
人は心地よい空間を求めている気がします。
住宅においても、同じで心地よい空間に身をおくことが大切です。
空間のバランスは、空気感の軽い重いがあると思います。
それをコントロールする方法は、その場所などで色々と方法はあります。
和室を考えて見ると、床の間の部分にある落とし掛けと呼ばれる材料がありますが横並びにある押入れの鴨居から少し高い位置ににあります。
床の間の空気感を軽くしたいために先人の方々が考えた手法である。
和室にいると背筋は伸びるものの心地よさを感じるのは、空気感の重い軽いを巧みな感じとりそこに宇宙を感じるからです。
人は、そのバランスの良い空間を求めていて、このバランスのとれた空間が心地良さを感じるのです。
天井が高い部屋も、天井が低い居場所も色々なもののバランスを考えて行くと、心地よさが生まれ、心身共に健康になって行くのではないでしょうか?
心地よい美しい空間を
藤原昌彦
早いもので、三が日も過ぎてしまいました。多くの方々が、本日から事後と初めの方も多いかと思います。
バウムスタイルアーキテクト では、6日まで冬季休業とさせていただいておりますが、私は二日より色々なことを始めています。
事始めは、これから設計を行う住宅の計画から。
プランを行う事は、考え抜く事。
事始めには、良いスタートとなりました。
藤原昌彦