資金計画

藤原の日記

寒波の影響で、寒い日が続きますね。新潟にいる友人からは、雪の便りを頂きますが、かなりの雪の量にびっくりしております。

住まいの建築を考える際に、一番の心配事はお金の問題です。

住宅の設計は、予算が潤沢に有れば良いものが出来るとは限りません。(もちろん、予算が多い方が視野が広がりますので、良いものになって行く可能性が大きいです。)

通常で行くと、プランをして間取りなどを決めてから資金計画を行う事が一般的ですが、私が行う場合プランを行う前に資金計画を行っていきます。

建築を行う際には、実際の建築するお金以外に、設計監理費用や諸経費と呼ばれる費用(住宅ローン関する費用や登記費用その他)の様な目に見えない費用があります。

クライアント様の考えられている予算から想定されるその諸経費などの金額を引き算して行くと、実際建築にかかるお金が分かって来ます。

資金計画は、まずはどの様な事にどれくらいの費用が掛かるのかを知ることから始め、考えられている予算と実質必要と思われる金額(予想総事業費)を比較して行く事が大切です。

その段階で、建築にかける価値をどう捉えるのか考えて行き、予算が間に合っていない様で有れば予算を無理のない範囲であげて行くのか、建築の価値観を再度考え直して行くかを検討して行きます。

ある程度、プランを行う前にこの資金計画を行って行く事で、色々な意味で建築がスムーズ行くと思います。

藤原昌彦