2021年12月Blog

登り梁現し

こんにちは。
最近のマイブームは、アトリエの薪ストーブをつけることです。
毎朝、藤原所長がつけてくださるのですが
出勤した時についていないと「薪ストーブをつけれる!!」と
テンションが上がります。
最初は、よく分からなくて苦手意識を持っていましたが
意外と簡単につけることができるので
何でもやってみることが大切だなと思いました。

さて、岡山市北区で建築中の御津の家は、前回、大屋根について書いたので
今回は、リビングの平屋部の屋根について書こうと思います。

平屋部の屋根は、切妻屋根で内部は屋根の形に沿って
杉の登梁とその上の杉のパネルが現しとなっています。
幅45㎜の登梁が細かいピッチで入っています。

軒の出も大きく取っており
室内から屋外に向けて伸びていくことで
視線を遠くに誘導させ、内部空間をより広く感じさせてくれます。
また、無垢材の温かみも室内空間を豊かにしてくれます。

完成後のリビングの仕上がりが楽しみです。

Staff. Y

より近く

スタッフ日記

こんにちは。

地震が続いており、少し不安な日々が続いております。

緊急時のために再度防災グッズの確認をしたいと思います。

さて、私は図面とパース作成をしております。

先日のブログにもパースのイメージ写真について書きましたが

よりリアルな一枚が取れたので紹介したいと思います。

こちらになります。

外壁の凹凸感や塀の色の微妙な違い、植栽の影が

よりイメージパースをリアルにしています。

こういったソフトでつくるパースもいいですが、手書きで書くパースにも

手書きならではの味があり、パースの深さを知りました。

Staff.I

光に包まれる

藤原の日記

このところ少し寒さが治りましたね。でもこれからが冬本番。

年末に向けて気忙しくなりますが、気持ち良く過ごして行きましょう。

先日、クライアント様から美しい写真が届きました。(上の写真は、私が撮影したもの。)

ご主人の書斎コーナーとして、階段部分を立体的に利用した場所です。

階段下へ潜っていく様な感じで入り込み、オープンながらも篭れる様な空間です。

ここは、小さいですが田園風景が眺められ気持ちの良い居場所。

西側に面しているので、夕方になると美しい夕日も見ることができます。

その時間帯には、この空間が美しい光に包まれ、心が洗われる様な心地よさがあります。

その様な写真が届きました。

クライアント様からは、その様な暮らしの写真を募集しています。(笑)

ぜひ、こんな写真が撮れたなど送ってくださいませ。

藤原昌彦

屋根工事

こんにちは。
先日、和歌山県を震源とする地震がありました。
岡山県もかなり揺れましたが皆さまお怪我などありませんでしたでしょうか。

さて、岡山市北区で建築中の御津の家では、上棟を終え屋根工事を進めています。

御津の家では、大屋根・平屋部屋根・下屋と大きく分けて3つの屋根があるのですが、これは、大屋根です。

何やら様々な形の木下地がありますが、
今回、屋根集熱という手法を採用しており、大屋根部に集熱機能を付けています。

集熱された空気、つまり暖かい空気をダクトやファンなどを使って
室内に循環させ、お家全体を暖かくするという空調システムとなっています。
エアコンなどの機械的な暖かさとは違い、自然のエネルギーを使っているので
柔らかな暖かさとなり快適な室内空間になります。

太陽熱だけでなく夜間に放射冷却された冷たい空気も循環させることができるので
1年中を通して室内に快適な温熱環境を作ることができます。

決められた施工方法のもと、大工さんに下地を造っていただきました。
とても手間のかかる作業ですが丁寧に綺麗にしてくださりました。

また、平屋部の屋根についても紹介したいと思います。

Staff. Y

内部造作

こんにちは。
先日のお休みの日に、スタッフIちゃんからもらった栗でプリンを作りました。
27年生きてきて甘栗しか食べたことがなかったので
採れたての栗の扱いに悪戦苦闘しました。。。
藤原所長をはじめ、事務所の皆さんに食べていただき美味しいと言っていただけました。
色々と改善したい部分があったのでまたチャレンジしてみようと思います。

さて、岡山市中区で建築中の円山の家では、内部造作工事が進んでいます。

1階ダイニングキッチンです。
大きな吹抜が内部空間全体を繋げてくれています。
外観のコンパクトさからは想像ができない内部空間の豊かさに心がわくわくします。

他にも階段が付いたりとどんどん内部が出来上がっていっています。

今週も引き続き、内部の造作工事を進めていきます。

Staff. Y

飾り、彩り

スタッフ日記

こんにちは。

12月に入り、アトリエもクリスマス仕様になっております。

玄関の外には可愛いリース、中には小さなサンタがお出迎えしてくれます。

こういった飾りや置物、絵画を置くだけで季節を感じ、わくわくしますよね。

建物をより一層彩づけていきます。

建築家が住まい手を思い設計した部屋に、住まい手が自分達の彩を追加していく

季節によって彩を変えていき、年が経つにつれ使い方が変化していく。

そんな風に常々お家が、お部屋が変化していくのもお家の良さだと思います。

自分たちのライフスタイルに合わせて家がどのように変化していくか

それも暮らしの楽しみですね。

Staff.I

美しい屋根

藤原の日記

なんだか不安定な天候ですね。地震も各地で頻発しているので、不安が募ります。

屋根は、建築を考える上で非常に重要です。

風雨から守るという機能としての役割を持ち、その屋根があるまればひとつの風景を生み出します。

白川郷の茅葺の民家は、その屋根が風雨だけでなく温度調節する機能を果たし、その内側では蚕を育てる場にもなっていました。

その屋根の風景は、同じ向きを向き機能的にも最大限使用できる様にしてあります。

ただ形だけが屋根ではなく、機能や役割が備わりかつ端正な屋根が美しい屋根として長く愛されると思います。

設計する際には、常に美しい屋根の在り方を模索しながら、単体としての屋根と周辺環境に繋がる屋根を考えながら行っています。

屋根のつくる空間を考える。

そして、美しく創る。

活動を始めた当初からテーマにしているひとつです。

藤原昌彦

頭の切り替え

藤原の日記

風が冷たく、一層寒く感じますね。薪ストーブが大活躍をしていますが、暑くて午後からは窓を開けて温度調節をしながら過ごしています。

今まで設計してきた住宅や現在建築中の住宅、設計中の住宅の空間は本当様々です。

ゆったりとした敷地に建つ住宅もあれば、街中の建て込んだ場所にある住宅もあり、建物大きさも様々です。

周辺環境も違うので、空間のつくり方も変わってきます。

計画の際には、その都度頭の切り替えを行いながら、身体感覚と周辺環境を頼りに進めて行きます。

頭を柔軟にしながら、楽しんで進んで行きたいと思います。

藤原昌彦

祭事

藤原の日記

早くも12月に入りましたね。あと1ヶ月で、今年も終わります。

住宅を建てる際には、地鎮祭や上棟式など色々な祭事があります。

地鎮祭は、土地の神様に工事の挨拶、無事の完成を祈念して、上棟式は棟上げや建前と呼ばれ、柱や梁などの骨組みが完成しこれまで無事に工事が進んできたことと無事の完成を祈願するために行います。

現代では、なかなか執り行われない儀式となってきましたが、これまでの歴史や文化を継承する上でも、簡易的ながら続けて行くのが良いと思い、私どもでは行う様にしています。

上棟式では、クライアント様が職人さんに振る舞う直会(なおらい)があり、ご負担も大きくなりますが、この場所に家を構える覚悟をしていただく良いきっかけにもなると思います。

藤原昌彦