2018年10月Blog

伝統を学ぶ

藤原の日記

月が綺麗な秋の空。

明日ぐらいが、満月でしょうか?

原建築 加工場

本日は、同業の方との勉強をしてきました。

設計事務所の方や大工さんなどの職人さんと一緒に建築を勉強しています。

本日は、大工さんによる伝統工法の勉強でした。

大工さんの加工場で、実際に加工する道具などを見ながら、どの様に進めていくのかをお聞きしました。

現在では工場で機械により加工をし、現場で組んで行くことが主流ですが、木を大工の手により加工して行く手刻みの技術は本当に素晴らしいものです。

仕口

施工の仕方を考えながら、木の使い方を考え、加工の仕方を考え、仕上げを考える。

昔ながらの手刻みの住宅を手がけて見たくなりました。

藤原昌彦

羽柄材搬入。

早島の家

今日は、羽柄材の搬入です。

2階の構造用合板や垂木等々…。

こちらも施工の順番を考えて配置しています。

明日は足場組立です。

早島の家10.25

色々な情報のある中で

藤原の日記

青空の広がる秋の空。

気持ちの良い、1日でしたね。

ホワイトロード

情報化社会の現代において、知らなくても良い情報まで入ってきてしまいます。

住宅で大切な事は、豊かな暮らしを送る事だと思っています。

どうしても、情報の多さなのか住宅を建てる際の要望が、大変多くなる傾向があります。

快適なのは良いとしたとして、便利な事は住む方をダメにすると思っています。

人間は、刺激を受けなければ衰退して行きます。

多くの要望のある中で、全てを叶えるのではなく6割ぐらい入れ込んだとして、後の4割を補うように暮らしていくことが良いのではないでしょうか?

情報をしっかりとセーブする事。必要のない事は聞かないようにする事。

必要なものを必要な音質で、聞くことが豊かな暮らしになるのではないかと思います。

藤原昌彦

足場解体。

田井の家

足場、解体しました。

すっきりしましたね。

そとん壁の仕上がりもきれいです。

田井の家

一見普通のプランも、色々な構成で変わる空間

藤原の日記, 白楽町の家

これまでの爽やかな天候とは打って変わって、雨模様の1日でしたね。

白楽町の家

本日は、白楽町の家へ現場監理のため現場へ。

配線工事も進み、順調な現場の様子です。

現場では、大工さんとともに細やかな打ち合わせを行い、イメージの共有を行って行きます。

現場の担当者とイメージ共有できているので、打ち合わせもスムーズに進みます。

プランだけ見ると一見普通に見える私の設計ですが、造り手からすると色々な難しい部分があります。

建築は、いろいろな構成でできている事はここでも言っている事ですが、一見普通のプランであっても、その構成が違ってくれば出来上がる建築の空間は全く違います。

断面の考え方や、開口部の開け方、その構成。

その全てを掛け合わせる事で良い空間になって行きます。

見え方はハウスメーカーのプランと変わらない事でも実際出来上がる空間は全く違いますので。

白楽町の家は、単純な平面構成ですが出来上がりはかなり良い空間になると思います。

大きなガランドウの空間。

目指している建築の一つが実現して行きます。

藤原昌彦

造園工事

牛窓の家

造園工事がはじまりました。
まずは土を掘ったり入れたり。

写真 2018-10-23 14 16 41

土台敷。

早島の家

 

大工さんが土台敷きをしています。

柱や梁に金物を取り付けたりなど、図面を何度も確認しながらの作業です。

上棟の段取りを考えながら進めてくれています。

早島の家10.23

つなぐ想い

藤原の日記

爽やかな天候が続きますね。

今週末には、早島の家が上棟なりますが、天候が心配です。

安藤忠雄 家

昨日、行われた女子の駅伝で不慮の転倒によりあと300mのところで走れなくなり、這い蹲ってタスキを次の選手に繋げた選手がいました。

そのタスキをつなぐ想いを、目の当たりにして感動を覚えました。

すごい覚悟の上の行動だったのではないでしょうか?

もしかすると、選手生命を絶たれるかもしれないほどの怪我かもしれない状態で、どうしても次にタスキをつなぐ事を無意識にされたのかもしれません。

設計も同じで、いくら建築家がいろいろなことを思い描ても、図面を描くスタッフやその図面を見て現場で造ってくれる職人さんにその思いを伝えなければ、良いものにはならないと思いました。

建築に向き合い、現場で対峙しながら、丁寧にして行きたいと思います。

藤原昌彦