2021年1月Blog

インパクトよりも余韻を

藤原の日記

澄み渡った青空が広がる一日。

仕事柄、多くの建築雑誌を読みます。

街に開かれた新しい住宅の考え方や、新たな暮らし方の方法など建築を通してつくられています。

最近の傾向としては、どうしてもインパクトの強い、つまり派手さやアクロバット的な住宅が多い気がします。

私の設計は、そこまで派手な装飾的な物はやりたくないので、一見地味に見えるかもしれません。

住宅は、唯一帰る場のある建築です。

「インパクトよりも余韻を」

暮らしている方や来られた方が、この空間にずっと佇んで居たいと思わせる様な品のある空間を美しい建築を創りたいと思っています。

店舗なども同じ考え方で、販売される商品やサービスがなければ成立しませんが、インパクトで人を惹きつけても人は飽きてきます。

余韻のある、またあそこの店に行きたいと思わせる様な。

久しぶりに店舗の設計もして見たいと思っています。

人の心に残る店。

藤原昌彦

場を創る

藤原の日記

まだまだ、寒い日が続いていますが、週末ぐらいからは少し寒さが緩むそうです。

住宅を決める際に性能の話をよく聞きます。

耐震性能や温熱環境性能だと思います。

高断熱高気密や耐震性能3でなど、数字で表し比較しやすい様にする事があります。

現在の住宅では、基本的には耐震性や温熱環境性能は当たり前の様な気がしており、バウムスタイルアーキテクトのホームページにもあまり詳しく描いていません。

基本性能は、担保できていいて当然ですし、クライアント様の考え方や価値観に応じて負荷してくものではないかと思います。

例えば、魔法瓶の様な断熱気密が良いのか、断熱性能も保ちながら調湿できるいわゆる土壁の様な仕組みの温熱環境をつくるのかの違いではないでしょうか?

構造でも同じで、日本古来からある大工の手加工の技術を使いながら耐震性能を求めるのか、科学的根拠を持ちつつ耐震性能を実現するかになってきます。

しかし、住宅で大切なのはやはり「場」です。

もちろん、基本的な性能があった状態での話ですが。。。

暮らしの中心となる「家」・「住宅」には、多くの「場」つまり「居場所」が必要だと考えています。

くつろぐ「場」・食事を楽しむ「場」・育む「場」・学ぶ「場」。。。

その様な居場所の集合体が住宅ではないでしょうか?その居場所は、暮らしぶりに直結して行きます。

暮らしを楽しむ「場」のある住宅が、実はクライアント様の生き方に繋がります。

住宅の性能を比較する事ばかりではなく、暮らしに目を向けて家づくりをして見てはいかがでしょうか。

藤原昌彦

暮らしぶり

藤原の日記

凛とした張り詰めた空気感のある朝でした。まだまだ、寒い日は続きますね。

数年経過した住宅に伺うと、丁寧な暮らしぶりをうかがい知る事ができます。

設計した当初に思い浮かべた暮らしの姿が、味わい深く楽しんでいる風景となっています。

現在のコロナ禍で、外出することもままならず家の時間が長くなる事が多く、暮らしの質が問われている気がします。

設計の際には、この暮らしぶりを想像しながら行いますが、ようやくその事が大切に思われている気がします。

これからも丁寧に暮らしを創って行きたい思います。

藤原昌彦

見えない所

藤原の日記

少し風の強い一日でしたね。まだまだ、寒日は続きそうですね。

住宅を設計するデザインには、大きく分けて2つあります。

見た目のデザインと見えないところのデザイン。

見た目のデザインは、分かりやすくプロポーションや屋根の形などなど、見えないところのデザインは、構造の耐震性や温熱環境性能となります。

しかし、大切なのは見えるデザイン・見えないデザインをどのくらい手間暇をかけて検討しデザインしまとめてた設計なのかです。

この手間暇は、つくり手(職人さん)の内容にも繋がります。

どちらのデザインも表面上だけでなく手間暇かけた「つくり」が大切になってきます。

費用は安ければ安い方が良いのは、多くの方の共通の希望だと思います。

見ない所の価値をどう見出していけるかは、かなり難しいかもしれません。

クライアントさまには伝わりにくい部分かもしれませんが、丁寧につくって行くことで必ず「伝わる」日が来ると思っています。

直近の数年が良いのではなく、10年後、20年後、30年後だんだんと味わい深く、深みのある美しさの有る建築を目指しています。

これからも丁寧に創って行きたいと思います。

藤原昌彦

外壁 下地

真備町の家Ⅲ

大工さんは内部の施工を進めながら、外部の準備もしています。

まずはそとん壁の為のラス地施工から。

責任

藤原の日記

少し寒さの緩んだ気がする一日ですね。明日は、もう少し暖かい天候の様です。

建築には、大変多くの影響力があります。

散歩をしていて、見るだけで綺麗だなと感じるものや何故か不快に感じるもの、何か気になって仕方ないものなど、外部からでも多くの影響があります。

当然、身体を置く内部空間はかなりの影響があります。

心地良さや居心地、ゆっくり休めるなど、家が帰ることのできる建築だからこそ必要な要素ではないでしょうか。

時間が経過するごとに味わい深く身体に馴染む空間。

建築家の私どもは、それを創る責任があります。

少しでも、美しくあり豊かな暮らしができる場を創りたいと思います。

藤原昌彦

なんども何度も

藤原の日記

日中は暖かく過ごしやすい一日でしたね。来週は、また寒さが戻ってきそうな予報なので、体調管理には気をつけて下さいね。

L型平面を持つ端正な平屋建て 撫川の家

現在、数件の住宅の計画を行っています。

計画は、敷地を見ることから始まり、クライアント様からの要望を付き合わせ、どの要望を優先させて行くかを考えながら、暮らしを想像して行きます。

時間があれば、何度も敷地に足を向かわせ、何度も線を重ねながら創り込んで行きます。

なんども何度も思考を重ねることで、豊かな暮らしのできる空間ができて行きます。

クライアント様が良いだけでなく、建築家としての自分が納得できるまで。

なんども何度も。

藤原昌彦

どこかで

藤原の日記

寒さも緩み暖かい日でしたね。

本日は、尊敬する建築家の方と色々なお話をしました。

建物を見学させていただいた後、近くのカフェにて。

掲載された住宅建築を見ていただいて、その感想など色々と話をする事ができました。実際の建築も以前にご案内していたので、文章と体験と雑誌の紙面の内容と感想いただきました。

もうすぐ70歳が近づいているそうですが、いまだに現役の建築家であり住宅作家。

多くの温かい言葉をいただき、まだまだ頑張らねばと。

住宅の設計は、実は簡単できます。だからこそ、より良い住宅空間は難しい。そして、考えれば考えるほど奥深さがあります。

自分自身、一邸一邸を丁寧に創り続けていますが、こうやってどこかで見ていただけている事がこれからの励みにもなります。

一番はクライアント様からの依頼ですが、同業の先輩からの応援も大変嬉しいものですね。

藤原昌彦

塗装

 

山田の家、今日は塗装工事を行ないました。

大工さんが2階の工事をしている間、

1階の家具や窓枠など無垢の部分を塗装していきました。

住宅での塗装は「保護」を目的に行ないます。

塗装する箇所と用途により塗料の種類も様々変えています。

CMで耳にしたことがありますが色を付けるだけじゃないんです。

もちろん塗装をせず白木の風合いをそのまま活かす場合もあります。

 

塗装は簡単そうに思えますが、きれいに仕上げるには

やはり丁寧に施工しなければならないので意外と時間がかかるんですよ。

 

内装工事に移る前に再度残りの塗装に入ります。

内部の造作も間もなく完了です。

雪景色

藤原の日記

天気予報通り、朝起きると一面うっすらと雪が積もっていましたね。

豪雪地帯に比べれば大した事はないですが、雪景色は風情がありますね。

空気感も雪があるのとないのとでは違い、少ししっとりとして一種の心地よさを感じます。

この感覚は、家の中でじっとしていては味わえない、一つの豊かさかもしれません。

雪深いところでは、大変な事が多く自然の脅威を感じます。

新潟の友人から届く写真には、その自然を享受し楽しんでいる姿を見て嬉しく思いつつ、苦労(雪下ろしや除雪作業)が耐えないだろうなと。

明日からは、少し寒さも緩むそうで動きやすくなりそうです。

藤原昌彦