2020年6月Blog

体験する事

藤原の日記

気持ちの良い晴天の一日。

昨晩は、クライアント様の計らいで、三原久井の家へスタッフ共々宿泊をさせていただきました。

設計をさせていただいた住宅に一日中過ごせる体験は、なかなか出来ない事で楽しい体験でした。

設計の際に色々考えていた事や光の移り変わり、風の流れや景色の見え方など実際に過ごす事が出来て良かったです。

クライアント様のおもてなしと、暮らしぶりに感謝です。

藤原昌彦

自然のある風景

雲一つない澄み渡った青空の広がる1日。

本日は、三原久井の家の造園工事の最終日。

クライアント様と共に植栽を施して行きます。

三原久井の家の周辺環境は、田園風景に囲まれ自然豊かな環境にあります。

こんな豊かな環境なのに、植栽の必要があるのかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、住宅はやはり「家」と「庭」が揃って初めて成り立つのだと思います。

アプローチの豊かさであったり、室内からの近景にある緑。

自然のある風景だからこそ、その自然に溶け込むような植栽が必要になってきます。

建築の姿がさらに強調されながらも柔らかく風景に溶け込むようになります。

ようやく、一つの節目を迎える事が出来ました。

大変な作業でしたが、本当につくりあげる現場にクライアント様と一緒に立ち会える事ができ楽しかったです。

藤原昌彦

心地良い風

梅雨明けが待ち遠しいですが、爽やかな青空の広がる1日。

国府市場の家Ⅱが完成を迎えアトリエの家具を配置してみました。

数カ所窓を開けると心地良い風が抜けて行きます。

私の設計では窓の数が少し少ないと感じられるかもしれませんが、光の入り方や風の抜けを考えて設計をしています。

図面上では少ないと感じても、実際体感するとこれで良いのだとわかります。

心地良い風を感じる事ができるのは、緻密に積み重ねた検討の結果でもあります。

本日、お引き渡しをさせていただき、新たな暮らしが始まります。

心地良い屋外(豊かなもの)との繋がりを楽しみながら、暮らしていただきたいと思います。

藤原昌彦

緑のある

梅雨らしい湿り気のある朝。午後からは晴れ間もあり暑い日になりましたね。

三原久井の家では、本日から造園工事がはじまりました。

私は、軸となる高木の位置確認のため立会いを行いました。

高木といっても高さが6m以上もあるモノが多く造園屋さんと共に位置を色々と模索しながら決めて行きました。

今回は、東面のアプローチ部分とダイニング・リビングからの眺めを中心に造園を施して行きます。

メインとなる南西デッキに面した開口部は、きれな田圃の風景が広がっているのであえて植栽は施さず、田植えの時期や稲穂が金色になり稲刈りへと季節を感じて頂けるようにしています。

借景も含めて、緑のある空間はやはり良いですね。

明日からは、中低木・下草の植え込み。

クライアント様にも手伝っていただいて行なって行きます。

藤原昌彦

豊かなもの

藤原の日記

今年は梅雨は、梅雨らしい感じと言ったら良いのではないでしょうか。

シトシトと雨が降る姿が情緒豊かに感じます。

住宅における豊かなモノの話を良くします。

住宅の内部空間をより心地良いものにするためには、豊かなモノをしっかりと取り入れる事が大切になってきます。

その豊かなものは、「太陽の光や熱、風や匂い、音…etc」ではないかと思います。

つまり、屋外から豊かなものはもたらされると思います。

その良いものをしっかりと取り入れ、良く無いものを防ぐ。

開口部であったり、屋外の使い方によりその取り入れをしっかりと行なって行く事で、豊かな暮らしができると思います。

散歩がてら、田圃に張った水とカエルの鳴き声を聴きながら。

藤原昌彦

追い込み

スタッフ日記

二級建築士の学科試験まで、あと15日になりました。

最後の一か月は暗記科目の追い込み期間。

このテキスト丸暗記です!(笑)

この厚みを見ると、とても嫌な気分になりますが

「今日は何ページまで完璧に暗記!」と自分の中で

ルールを決めて、毎日少しずつ進めています。

その日々の積み重ねが、最近になってやっと

成果として見えてきました。

あと少しの辛抱…

まだまだ自分には忍耐力が必要です。

スタッフY

世帯をつなぐ

藤原の日記

嫌な感じの雨が続きますね。大雨はない方が良いですが、雨も大切な恵みにもなります。

現在設計している住宅は、2世帯住宅です。

多世帯で住まう場合は、いろいろな方法があり、設計の際には大変気を使いながら設計を進めていかなければなりません。

今回は、仲の良い家族であるため、入口やお風呂は共有しキッチンやくつろぎの場は別々に。

程よい距離で繋ぎながら、気配を感じられるように距離の設計に重点を置いています。

これから、いろいろな手続きを始め着工に向けて詰めの設計を行なって行きます。

完成は、来年の秋頃の予定の長丁場となりそうですが、楽しいんで行きたいと思います。

藤原昌彦

掛け合わせ

藤原の日記

どうやら明日から梅雨の雨に戻りそうですね。

バウム農園では、バジルを植えました。

今は、スタッフが試験勉強中の為、少し控えていますがピザを振る舞うために植えました。

バジルは、単体で植えるよりトマトのそばに植える事で、バジルの香りも良くなり、トマトも甘みが増すそうです。

掛け合わせの力ですね。建築の現場でも同じで、一人が頑張っても出来ることは一人分の力となります。

二人、三人と色々な方や職人さんの力が、関わった人数以上の力を発揮して、良い建築に積み重なって行きます。

掛け合わせの力。良い雰囲気で気持ちの良い建築を。

藤原昌彦

考える事

藤原の日記

梅雨の合間の晴れ間ですが、暑い日が続きますね。

明後日ぐらいからは、また雨模様だそうです。

何度も何度も格闘した牛窓の家

もう癖になっているのか、常に考える事をしている気がします。

良くボーとすることはあるのかと問われることがありますが、そんな時もあります。

ボーとしながら考えている感じです。どちらかというと真剣に考える時より、遊びの中から考えて行く方が良いアイディアが見つかる場合が多いかもしれません。

まとめる時は、もちろん真剣に行っていますが、きっかけはボーと景色を眺めたり、揺れる木々を見たりしている時が多い気がします。

考える事は、楽しみでもあり苦しみでもあります。

苦しんで、もがいてもがいてまとめ上げると良いものになって行く気がします。

毎回楽しんで楽だったら良いのにと思いますが、そうなると達成感がないのかもしれませんね。

考える事。これからも常に行って行きたいですね。

藤原昌彦

焼杉板

関の家

各地と同じく岡山も梅雨入りしましたが、沖縄ではもう梅雨明けしたそうですね。

先日雨の日が続きましたが、現段階の週間天気予報では週末から来週にかけて

雨は降りそうにないので現場としてはありがたいです。

 

梅雨時期でも雨が降らない日が一日でもあれば外部の工事が大きく進みます。

道路に面する1階の外壁へ焼杉板が貼られました。

焼杉板は杉板を焼いて表面を炭化させたもの。

表面の炭化層により耐候性・耐久性が増し板の劣化を遅らせます。

1階のこの部分は板を貼れば完成ですが、建具の枠や垂木などの取り合いを

一枚ずつ切って加工して納めていくので簡単に出来上がってはいきません。

遠目ではわからないところも一枚一枚、丁寧に施工していきます。

 

そとん壁も下塗り前に行なうそとん壁専用のシート貼りなどが進んでいます。

こちらもまた今度施工の様子をお伝えしますね。

 

スタッフ.T