2022年1月Blog

甘いもので温まる

藤原の日記

雪の散らつく、寒い一日。

本日は、円山の家の大工工事完了の確認の為、現場へ。

この寒い中、職人さんは頑張ってくれています。

その負担を少しでも減らせられればと、スタッフと一緒に現場の片付けや掃除をしながら、現場のチェックを行いました。

本当に、職人さんのおかげで建築は出来上がって行くのだと思い、感謝しかありません。

アトリエに帰ると、スタッフが温かいぜんざいを作ってくれていました。

温かさと甘さが、冷えた身体には良かったです。

藤原昌彦

伝えたい事

藤原の日記

成人の日。20数年前の成人した自分に何を言ってあげたいでしょうか?

「住宅の設計は難しいが楽しい」恩師の一人でもある建築家 伊礼智氏の言葉です。

建築家は、一見すると特殊能力を持っているかの様に、全てのことを一人で行っているのではないかと取り扱われます。

計画をし設計を行い、建築される住宅は、実際は一人では実現することはできません。

考えるときは、一人で行うかもしれませんが、クライアント様とも意見交換をし、構造や設備の専門家に意見をきき、実際施工する職人の方々にも話をきき、アイデアをもらいながら、設計は進んで行きます。

現場に入ると、職人さんの力は絶大です。図面化された設計図を実際の建築として組み上げ、つくり込む姿は素晴らしいですね。

設計は、法律や寸法、デザイン・価格など色々な調整を行いながら進めて行きます。

この調整が、一番大変で難しいと言われますが、完成した空間に身をおくとやはり設計は楽しいと思えます。

「苦労は買ってでも行え」

その苦労や苦しみの向こう側に、嬉しさや楽しややりがいがあるのだと。
そして、続けることの大切さ。この言葉を過去の自分に伝えたい。

藤原昌彦

プレーンな空間と寸法

藤原の日記

本日から3連休という方が多いのでしょうか?お正月疲れもあると思いますので、近場でゆっくりとすのも良いかと思いますね。

小さな家でも大きな家であっても寸法は非常に大切です。

天井が高い・低い、幅の広い・狭いなどメリハリをつけることで空間がより豊かになります。

小さな家の設計においては、この寸法を丁寧に取り扱うことはもちろんですが、仕上げ材にプレーンな材料を使用します。

材料の幅や長さが分かりやすいものを使用すると、小さな空間は何と無くこの大きさかなとわかってしまいます。

人の記憶にある体験した空間がその材料の長さや幅によりよみがえり、比較してしまいます。

プレーンな空間は光を美しく受け止める空間となり、小ささを感じさせない空間ともなり得ます。

絵画の余白の様な空間は、丁寧な寸法によって創られなければ美しくなりません。

たかが1mm、されど1mm。

大切にしていかなければと、再度胸に秘め設計をして行きます。

藤原昌彦

散歩はじめ

藤原の日記

朝は、放射冷却のせいでしょうかかなり冷え込みましたね。

昨年は、コロナの影響もありあまり出来なかった建築散歩。

本日、散歩はじめとなりました(^^)

また、感染状況が悪くなっているので、あまり出来ないかもしれませんが、少しでも時間があればこのブログにて紹介できればと思います。

ノートルダム清心女子大学 :写真手前の建物は設計がアントニン・レーモンド

           奥側の建物の設計は、広島の建築家 村上徹さんです。

一度、見学会で内部を見学したことがあるのですが、最近では大学入試のCMで少しTV見られます。(内部は撮影不可だったので、写真がありません)

講堂は、ステンドグラスからの光が美しく、大変感動したのを覚えています。

ここで学ばれる学生は羨ましいですね。

県内にも良い建築は多くありますので、またご紹介いたしますね。

藤原昌彦

趣味の部屋

スタッフ日記

こんにちは。

あけましておめでとうございます!

皆さまはどんな年末年始を過ごされましたか?

私は大学時代の友人と久々に御飯を食べに出かけた以外は

お家で過ごしていました。

気になる映画も上映しておりましたが、映画館は人が多いかなと思い

携帯で映画を手あたり次第に鑑賞しておりました。

色んな映画を観れてよかったのですが、映画館の大きな画面に比べて

携帯の小さな画面ですと、面白くても少し迫力に欠けてしまうのが残念です。

なので、よくキャッチフレーズで聞く

「映画館のある家」や「シアタルームのある家」など

映画を見たりと趣味に使える部屋があるお家に憧れます。

そういったリビングとは別の空間があると気分転換にもなりますね。

Staff.I

細部

藤原の日記

また、感染者が増えていますね。以前の様に自粛に向かって行くのでしょうか?

さて、建築の設計で大切なのは平面計画・断面計画であると行っても過言ではありません。

皆さんが目にする間取り図は、平面計画のことですが、私の計画する住宅の多くはこの平面図を見ただけでは、よくわからないことが多くあります。

大きながらんどう空間に家具が描かれているだけの場合もあるので、よくわからないと思います。

その様な平面計画に多くの居場所を与えてあげる事を間仕切りを使わずに、意識の境界をつくる事を設計では考えながら行っています。

それをつくるための最終段階では、細部が大切になって行きます。

豪華な材料を使うのであれば、それだけで存在感もあり色々なことができるのですが、コストも限られた中で行うには、細部を綺麗につくり込む必要があります。

雑誌などでは、この細部をどの様に作ったかを語る方が多い気がしますが、この細部ほど気にならない様にすることが私の設計ではないかなと思っています。

つまり、空間に邪魔をしない細部。

どの様に作ったかではなく、どの様に空間に緊張感を持たせた細部なのかを創りたいと常に考えています。

工業製品の組み合わせでは出来ない細部。

空間に合わせて考えて行くことは大切な設計の一つです。

藤原昌彦

活気ある現場

藤原の日記

各地では大雪の情報を聞き、寒さを感じます。

本格的な仕事始めの本日は、一気に勢力的にそれぞれの設計を進めてます。

現場も完成に向けて、職人さんが頑張ってくれています。

これから仕上げ工事に入る円山の家では、大工さんが最後の追い込みを進めていて、活気ある現場になっています。

御津の家では、寒い中外部の工事を大工さんが頑張ってくれています。

それぞれに完成が楽しみですが、ここから再度丁寧に仕上げて行きたいと思います。

藤原昌彦

謹賀新年

藤原の日記

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

本日より仕事始め。

スタッフと共に由加神社本宮へ初詣へ行ってまいりました。

その後、円山の家・御津の家へ挨拶回りで各現場に行ってきました。

スタッフや職人さんの元気な姿でこちらも大変元気をいただけます。

今年も美しい建築・端正な空間を追求して行きたいと思います。

藤原昌彦