プレーンな空間と寸法

藤原の日記

本日から3連休という方が多いのでしょうか?お正月疲れもあると思いますので、近場でゆっくりとすのも良いかと思いますね。

小さな家でも大きな家であっても寸法は非常に大切です。

天井が高い・低い、幅の広い・狭いなどメリハリをつけることで空間がより豊かになります。

小さな家の設計においては、この寸法を丁寧に取り扱うことはもちろんですが、仕上げ材にプレーンな材料を使用します。

材料の幅や長さが分かりやすいものを使用すると、小さな空間は何と無くこの大きさかなとわかってしまいます。

人の記憶にある体験した空間がその材料の長さや幅によりよみがえり、比較してしまいます。

プレーンな空間は光を美しく受け止める空間となり、小ささを感じさせない空間ともなり得ます。

絵画の余白の様な空間は、丁寧な寸法によって創られなければ美しくなりません。

たかが1mm、されど1mm。

大切にしていかなければと、再度胸に秘め設計をして行きます。

藤原昌彦