2021年2月Blog

美しさ

藤原の日記

今年の節分は、一日早く本日だそうです。豆まきをしましょうね。

大空間と薪スートブのある平屋建て 三原久井の家

美しさとは何かを設計の際には常々考えます。

佇まい、形、素材・・・それぞれに美しさが有ります。

バランスや高さなど、形態による美しさ。

住宅に求める美しさは、やはり暮らしではないだろうか?

美しいものと美しく保てるものの違いは、暮らし方の差になるのではと思っています。

ただただ美しいだけでなく、それを保つことができるのは人の手が掛けられるもので、味わい深くなるものではないでしょうか?

手を掛けることを面倒くさがらずに、楽しむ暮らし。

美しさは、永遠のテーマですね。

藤原昌彦

深みのある

穏やかな冬の一日。夜からは、雨模様ですね。

先日、ご相談のために伺った「二つ庭の家」、完成して5年が経過しました。

クライアント様の丁寧な暮らしぶりと、素材の経年変化が艶っぽく、完成当初より深みのある空間となっていました。

建築はやはり目新しいだけでは良くなく、時間の経過により空間の良さや強さが出てくるのだと思います。その時間を設計中には、イメージしスタディを繰り返し現実のものへと昇華させていきます。

これからも時間を積み重ね、さらなる深みのある空間になって行くことを実感しました。

心地良さもあり、久しぶりにお逢いしたこともあり、気がつけば長い時間滞在させて頂き有難うございました。

この空間を機会があれば、多くの方に体験して頂きたいと思います。

藤原昌彦