今年の節分は、一日早く本日だそうです。豆まきをしましょうね。
美しさとは何かを設計の際には常々考えます。
佇まい、形、素材・・・それぞれに美しさが有ります。
バランスや高さなど、形態による美しさ。
住宅に求める美しさは、やはり暮らしではないだろうか?
美しいものと美しく保てるものの違いは、暮らし方の差になるのではと思っています。
ただただ美しいだけでなく、それを保つことができるのは人の手が掛けられるもので、味わい深くなるものではないでしょうか?
手を掛けることを面倒くさがらずに、楽しむ暮らし。
美しさは、永遠のテーマですね。
藤原昌彦
穏やかな冬の一日。夜からは、雨模様ですね。
先日、ご相談のために伺った「二つ庭の家」、完成して5年が経過しました。
クライアント様の丁寧な暮らしぶりと、素材の経年変化が艶っぽく、完成当初より深みのある空間となっていました。
建築はやはり目新しいだけでは良くなく、時間の経過により空間の良さや強さが出てくるのだと思います。その時間を設計中には、イメージしスタディを繰り返し現実のものへと昇華させていきます。
これからも時間を積み重ね、さらなる深みのある空間になって行くことを実感しました。
心地良さもあり、久しぶりにお逢いしたこともあり、気がつけば長い時間滞在させて頂き有難うございました。
この空間を機会があれば、多くの方に体験して頂きたいと思います。
藤原昌彦