庭と建築

藤原の日記

この暑さもまだまだ続きそうな勢いで、この先が思いやられますね。

いろいろなことが落ち着き、心地よく過ごせたら良いのにと思います。

建築の設計は、建物だけを設計するのでは有りません。

今回のタイトルに「庭と建築」とあえて、庭を先に持ってきているのは両方が同じ価値観で扱われなければいけないと言う想いからです。

色々なことで、庭は建築の後回しとして考えられ、外構や植栽が施されることなくポツンと建物だけ建っている住宅をよく見かけます。

私どもが手がける住宅でも引き渡しの際には、外構・造園が終わっていない事もあるので一概には言えないのですが。。。

設計の際には、庭も建築も同時進行で考えて行きます。

日本の住宅には、例えば縁側のような中間領域があり、庭と密接に関係しているものが多くあり、建築と庭はやはりセットで考える出来なのです。

建築だけを先に考えて、後から庭を考えるとどうしてもチグハグな感じが出てしまいます。

「家」と「庭」がセットで、「家庭」と言う言葉が成り立つように、「建築と庭」、「家と庭」は等価値で考えていただきたいと思います。

藤原昌彦