中々雨も降らず、暑い日が続きますね。
つい最近まで、平屋建ての住宅が続いていましたが、最近では2階建ての計画が多いです。
温熱環境を考えた場合は、2階建ての方が効率よく出来るのですが、今日はプランの根本的な話。
プラン・計画の重要な点の一つには、「間」を考えることだと思います。
「間取り」と言いますが、ほんとその通りで名前で示される部屋などとの関係性を考えることが「間取り」となります。
この「間」を考えることで、ゆったり出来たり空間の質が上がったりします。
どうしても、物として建築や住宅を見られると、豪華な設備や細かなディテール目が行きがちになります。
この「間」はいろいろな場所に存在し、名前のない場。
名前のない家事と同じで、これがないと実は成立しない。
たった30cmのスペースが、空間を豊かにすることもあります。
豊かな暮らしに必要な「間」をもっと考えて行きたいと思います。
藤原昌彦