2020年8月Blog

日常の中に非日常を

藤原の日記

一気に気温が上がり、熱中症になりかねない気候ですね。

本日は、アトリエにハンモックを設営しました。

日常の中に非日常の風景があると刺激になります。

本来であれば、キャンプ場に行ければ良いのですが、中々現状を考えると難しいですね。

良いことに、アトリエには雑木林の庭がありその木を使って色々な楽しみができます。

家は、建物だけが完成しただけではその本来のポテンシャルを発揮することはできません。庭があって初めて住宅の魅力が最大限出るのです。

「家庭」は家と庭があって初めて出来上がるのです。

藤原昌彦

手仕事

藤原の日記, 関の家

気持ちの良い夏空の広がる一日。夏らしい季節を感じますね。

関の家では、内部の仕上げ工事が進んでいます。

仕上げは珪藻土塗り、左官屋による手仕事です。

素材と同時に手の痕跡が残る「手仕事」を大事にしたいと常に思っています。

色々なものがコンピュター化され、図面ですら手描きではなくCADで行われ、効率化が図られており、住宅に使用する材料も工業製品が主流となっています。

私の設計では、効率化できる所や安全性が必要な所は工業化し、暮らし始めると手の触れる部分や見える所はできる限り自然素材・手仕事を大切にしています。

本日は、関の家のクライアント様と一緒になり、その「手仕事」の痕跡を残すべく珪藻土塗りを行いました。

子供達も楽しそうに手伝ってくれて、良い雰囲気に仕上がりました。

これから建築をされる方にも是非お勧めですので、左官の手仕事をされて見てはいかがでしょうか?

藤原昌彦

ニュースレター8月号発送。

スタッフ日記

お問い合わせをいただいている皆様にニュースレター8月号を発送しました。

今月は“住まいと建築の小編VOL.3”

「田井の家」を同封しております。

是非、ニュースレターと共にご覧下さい。

外壁

藤原の日記

薄曇りの少し過ごしやすい一日。

建築中の現場は、岡山市内と矢掛で進んでいます。

本日は、真備町の家Ⅲのクライアント様と打ち合わせののち、矢掛の家へ。

現場は、外壁が貼れ端正な姿が現れています。

もうすぐ、足場の解体が行われ全貌が明らかになります。

今回の外壁材は、レッドシダー(米杉)を使用しました。

周りの環境と、新しい景色を考えた上での素材の選定です。

邸宅に相応しい重厚感のある質感が良いと思います。

私が使用する外壁材は、主に板材(焼き杉板・杉板・レッドシダー)・左官材(シラスそとん壁・漆喰)となります。

外壁にも自然素材をできる限り使用し、経年変化を楽しむ。

風景の一部となるような形であり、素材を使っていきたいと思います。

藤原昌彦

小さな家

藤原の日記

早いもので、気が付けばお盆が近づいていますね。あっという間に季節が過ぎていきます。

国府市場の家 終の棲家の狭小住宅

私は、小さな家が好きです。

コンパクトで且つプロポーションの美しい住宅。

岡山県では、豊かな環境があり敷地もゆったりとしているため小さな家はあまり好まれません。

少しでも広くとなってしまいがち。

小さな家には、実はメリットも多くあります。

詳しくは、お会いしてからお話しします。

藤原昌彦

一つ一つの連鎖

藤原の日記

コロナの感染者が日毎に勢いを増しています。政府と各都道府県の知事の発言する内容が違い、ちぐはぐ感が否めませんがどう行動をとるべきかは、各個人の判断が大切になってきます。

このコロナ過の自粛で、今まで忙しくて手入れをする暇もなくおざなりになっていた庭や木々の手入れをされた方も多いのではないでしょうか?

このように手入れする時間を手に入れ、心の余裕が生まれることで、木々たちのかけがえのない命や美しさ、その価値を育むことができます。

家の庭に一本でもよいので植栽を施し、その庭を手入れするするだけでその地域の財産になります。

そんな庭や植栽が一つ一つの連鎖が始まることで豊かさがその地域に共有されていくと思います。

これかが街並みをつくり、地域をつくり、風景を創り出していくのではないでしょうか?

これからも、住宅(家)と庭をセットで創り続けたいと思います。

藤原昌彦

珪藻土塗

現場レポート, 関の家

壁・天井の下地処理が終わり、珪藻土を塗り始めました。

写真の左上の部分が珪藻土が塗られている様子です。

7月号のニュースレターでも紹介しましたが、珪藻土には

吸放湿性、耐火性、吸音性、断熱保湿、吸着・分解など、

たくさんの良いところがあります。コーヒー、コーラ、醤油を

直接珪藻土にかけてみる実験で、10日後には全てのシミが跡かたなく

きれいに消えていったことに私自身驚かされました(笑)!

私は最近シックハウスに悩んでいますが、アトリエは珪藻土が塗られている為、

他の建物の室内と比べて、とても症状が和らぎます。

そんな効果も珪藻土にはありますよ。

自然素材、お勧めです。 

スタッフ Y

屋根の美しさ

藤原の日記

夏らしい暑さの在る一日。熱中症には十分気をつけて下さいね。

先日の三原久井の家の撮影ではドローンを使用して、上空からも写真を撮影しています。

初めてクライアント様に案をお見せした際に、上空から見た屋根が美しいく無いと建築は美しく無いと言う話を行いました。

上空からは見ることのない屋根ですが、見えない所だからこそ大切にしなければなりません。

偉大な建築家の建築も上空からの俯瞰写真をみるとやはり、配置と屋根の美しさがわかります。

大切にしたい風景をつくる一つの要素です。

藤原昌彦

環境に適応する

藤原の日記

今日も暑一日でしたね。やはり例年に比べると過ごしやすい気がします。

最近は気候変動が激しく、夏の暑さも厳しくなっている傾向です。

この環境に適応するためには、やはりパッシブデザインの力が必要なのではないかと思います。

パッシブデザインと聞くとどうしても難しく考えがちですが、簡単に言うとその場所の環境に適応する事、そこに在るもの・力をきちんと使いましょうと言う事です。

人は、自然界に間借りをして暮らしています。人が上ではなく、鳥や猿やイノシシなどの動物や色々な虫、木々や草花全てが同列で地球に一緒に暮らしているのです。

そう言ったことを理解し、尊重しながら暮らしを考えることが大切になって来ます。

高断熱高気密の住宅は必要だと思っていますが、そのような住宅でどのような暮らしをするのかが非常に大切になります。

夏だからと言って、虫が嫌だからと言って窓を締め切って、エアコンをガンガンに着けてではなく、風邪の気持ち良い日は、窓を開け風を感じ、夏の暑さを感じ身体に刺激を与える。

メリハリのついた暮らしを行うことで、人生が豊かになります。

物として住宅は扱われるため「高断熱高気密」の住宅が良いなど言われます。

住宅は、住む方の暮らしが現れる器でなければならないと思います。

暮らしに合わせた温熱環境をその場に合わせる形で行っていきたいと思います。

※最近よく質問を受けますが、私が設計建築をしている住宅の気密性能 C値は0.5〜0.7が基準となっています。

藤原昌彦

タイル工事

関の家

関の家は木工事に一旦キリがつき次の工程に入りました。

大工さんが終われば次は内装というのが工事の大部分ですが、

その前に塗装工事やタイル工事が行われます。

関の家ではキッチンの壁や床にタイルを貼ります。

水まわりには磁気質タイルを採用。

磁気質タイルは1200℃をこえる高温で焼かれたもので

吸水率がとても低く、また汚れにくいという特徴もあります。

こちらの住宅の天井・壁の仕上げは珪藻土ぬり。

珪藻土と取り合う場所があるためタイルを先に施工していきます。

 

スタッフ.T