架構を綺麗に

藤原の日記

なかなか雨が降らず、暑さが和らぎませんね。

建築の設計を行う際に、どの様に考えていくのかと思われることが多いと思います。

当然、皆さんは間取りからでしょうとお思いかもしれませんね。

私の場合は、間取り・プランは一番最後に考えます。

敷地をしっかりと読み解き、周辺環境との関係性を見ながら、どの様な暮らしぶりが良いかイメージをしていきます。

その次に全体の形や大きさ、つまり屋根の形・大きさを決めていきます。

その際に大切になってくるのが、骨組み。

構造・架構がシンプルかつ美しいくなるように計画を進めていきます。

この架構が美しくなると、出来上がる建築は美しくなり、空間は美しくなるのです。(空間が美しくなるためには、開口部からの光も重要ですが)

構造の耐震性を兼ねながら美しくしなやかな架構を。

私の設計では、耐震等級3を許容応力度計算により必ず取得しますので、少し武骨な架構となりますが、それでいても美しくなる様に検討をしていきます。

美しい街並みが出来るように。

藤原昌彦