環境に適応する

藤原の日記

今日も暑一日でしたね。やはり例年に比べると過ごしやすい気がします。

最近は気候変動が激しく、夏の暑さも厳しくなっている傾向です。

この環境に適応するためには、やはりパッシブデザインの力が必要なのではないかと思います。

パッシブデザインと聞くとどうしても難しく考えがちですが、簡単に言うとその場所の環境に適応する事、そこに在るもの・力をきちんと使いましょうと言う事です。

人は、自然界に間借りをして暮らしています。人が上ではなく、鳥や猿やイノシシなどの動物や色々な虫、木々や草花全てが同列で地球に一緒に暮らしているのです。

そう言ったことを理解し、尊重しながら暮らしを考えることが大切になって来ます。

高断熱高気密の住宅は必要だと思っていますが、そのような住宅でどのような暮らしをするのかが非常に大切になります。

夏だからと言って、虫が嫌だからと言って窓を締め切って、エアコンをガンガンに着けてではなく、風邪の気持ち良い日は、窓を開け風を感じ、夏の暑さを感じ身体に刺激を与える。

メリハリのついた暮らしを行うことで、人生が豊かになります。

物として住宅は扱われるため「高断熱高気密」の住宅が良いなど言われます。

住宅は、住む方の暮らしが現れる器でなければならないと思います。

暮らしに合わせた温熱環境をその場に合わせる形で行っていきたいと思います。

※最近よく質問を受けますが、私が設計建築をしている住宅の気密性能 C値は0.5〜0.7が基準となっています。

藤原昌彦