久しぶりの雨で、一気に涼しくなりましたね。寒暖差が激しいので身体がついていかなくなりますね。
いよいよ瀬戸内芸術祭が始まりましたね。
直島・犬島・豊島をはじめとする瀬戸内海の島々で開催される芸術祭で海外からも多くの人が来場されますが、コロナの影響でなかなか来られないかもしれませんね。
出展される海外のアーティスも現地に来る事ができず、リモートで制作をしておりかなり困難な制作過程ではなかったと思います。
芸術・アートは非日常を感じ、色々なことを感じる事が大切です。
いつも非日常となるとそれが日常に変わってしまうのですが、普段の暮らしに非日常が少しあるだけで、暮らしが豊かになっていくのではないでしょうか?
アートを置くと大変ですが、ちょっとした暮らし方、例えば庭でご飯を食べるなどいつもはしないことを行なってみるのはいかがでしょうか?
日常の中に非日常を感じていただけるようなしつらえを。
藤原昌彦
昨日とは変わって、雨模様の一日ですね。アトリエの木々や草花も喜びます。
岡山市北区で建築中の「御津の家」では、工事が進みもう少しで仕上げに取り掛かります。
同時進行で、外構工事も進めていきます。昨日は、そのメインでもある造園についての打ち合わせを行いました。
開口部の確認と樹木の位置関係を確認しながら打ち合わせは進んでいきます。
この場所では、遠景に山が望め居場所毎にさまざまな風景を感じる事ができます。
造園では、その山からつながった様な景色を再現していきます。(里山の山の風景)
真備町の家Ⅲに続き、造園家の荻野寿也 氏とコラボレーションしています。
6月の中旬ごろに造園を執り行う予定ですので楽しみです。
藤原昌彦
夏を思わせる様な晴天に恵まれ、真備町の家Ⅳは上棟致しました。
豊かな自然に寄り添う様に、大きなくつろぎ空間を持った住宅となります。
大きな空間を実現するために、骨格となる構造の検討をしっかりと行い、整然と登り梁が並ぶ構造として仕上げとして見えてきます。
大きな空間なので、全体が白くプレーンな空間とするよりも木の色合いや温かさ、陰影により包まれるような空間としています。
色々な事情があり、急ピッチで現場は進んでいくことになりますが、丁寧に創り込みたいと思います。
藤原昌彦
気温が一気に上がり、春を通り越したかのような陽気ですね。
倉敷市真備町にて建築が進んでいる「真備町の家Ⅳ」。
本日上棟を迎えました。
写真のような豊かな環境に寄り添うように、家族が一緒に居られる空間をと計画いたしました。
この豊かな自然は、人の心を豊かにする反面、自然の脅威とも言える災害と隣り合わせ。
どこにいても自然界であり抗うことなど出来ないことを改めて分からせてくれます。
人間は、自然と共に生きなくてはなりません。
西日本豪雨により被災された方のこの地域4件目となる住宅のお手伝いをする事ができ、改めて考えさせられると同時にこの機会を与えていただいたクライアント様に感謝です。
藤原昌彦
昨日は、夏を思わせるような暑さのある一日。今日も心地よい風が、元気にさせてくれます。
住宅もそうですが、建築には佇まいが必要だと思います。
佇まいは言い換えれば、その地域への振る舞い。
形だけでなく、周辺環境への配慮や素材の選定など多くのことに気をつけながら設計されるべきです。
ただただその環境に馴染むだけでなく、その建物や環境を惹きつけるような魅力・オーラが必要です。
人の立ち振る舞いが気持ち良く感じるように、建築・住宅の佇まいも見る方が気持ちよく思って、愛を持って接してくれるようにしていかなければなりませんね。
藤原昌彦
色々な草花が芽吹き色鮮やかになって来ましたね。散歩が楽しい季節です。
建築の設計で、平面計画が一番大切です。
平面計画(プラン)は全ての要となり、ここが綺麗でないと美しい建築・空間にはなりません。
平面計画の中には多くの要素があり、部屋や居場所のプロポーションの良さや、視線の抜け、そして動線。
平面計画はよく間取りと言われることがありますが、この「間取り」とは何のことでしょうか?
家全体の部屋の配列という方もいらっしゃいますが、家全体の中で居場所や機能を間をどう繋ぐかを考えることが、「間取り」です。
ただの部屋の羅列では実は「間」を考えた平面計画にはなっていないのです。
「間」は、余白とも言い換えらるかもしれません。何とも言えない余白が、暮らしの中で豊かさを与えます。
この「間」があることで、心の拠り所となる余裕が生まれるのかもしれません。
藤原昌彦
この時期はよく雨が降る季節ですが、晴天が続きますね。
よく質問で、4人家族が暮らす住宅の大きさはどれくらいが良いでしょうかと問われます。
敷地の状況などにもよりますが、大体25〜30坪程度が良いのではとお答えしています。
広いに越した事はないと思われがちですが、コンパクトな住宅の方が快適に暮らせると思います。
まず、広ければ広いほど建築コストが上がります。(特に1階が広ければそれだけ基礎や屋根の面積が大きくなり、コストUPとなります。)
続いて、空調に対するコストが上がります。
そして、生活環境の変化(子どもの成長により、ライフスタイルが変わる)により部屋数が必要なくなったりします。大きな子供室は、その後どうしても物置として使われたり、全く使用されなくなったり。。。
色々なことを考えても、「小さな家」はこれからもっと広まってくるのではないかと思います。
その際にぜひ皆さんに読んで頂きたい本をご紹介いたします。
若原一貴 著 「小さな家を建てる」です。
60項目にわたり、小さな家を建てるヒントが満載です。
興味があれば、ご一読ください。
藤原昌彦
爽やかな青空の広がる気持ちの良さがありますね。春の陽気に誘われて散歩が楽しくなります。
設計は、自問自答の繰り返しとも言えます。
これで本当に良い空間になるのか、もっと良い方法があるのではないかと設計が終わるまで、ずっと考えたり自分に問いただしてみたり。
有名な建築も常にこれを繰り返し、洗礼されていきます。
建築には正解はありません。
正解のない問答をずっと繰り返し、創り続けています。
クライアント様の想いや力、スタッフや職人さんの力を結集して、楽しんで続けていきたいともいます。
藤原昌彦
気持ち良く晴れ渡った朝。かなり暖かくなりそうな感じですね。
上棟が終わり、着々と進んでいる尾道の家。
構造躯体の検査のために現場へ行って来ました。
屋根工事も進み、屋根からの雨も心配がなくなる状態へ。
上棟後のこの段階の現場の状況は、簡素な姿をしていてこのままでいいのではと思うくらい美しく感じます。
建築の初源のような、柱がたち屋根がふわっと掛かっただけの状態。
間柱がルーバーの様な役割をしていて緩やかに屋外と繋がっている。
この様な建築も模索していきたと思います。
藤原昌彦
気持ちの良い青空と山の緑のコントラストが美しく、散歩しながら眺めてしまいました。
アトリエのある岡山市南区のこの地域には、田園風景や山々を眺められる良い環境です。
しかし、徐々に田圃が埋め立てられ、新しい住宅が建ち始めています。
この良い環境のあるものを活かしながら住宅を建てれば良いのですが、形は違えど同じような雰囲気なので少し残念で、近くにいながら何か手伝えることはなかったのかと非常に悔やまれます。
この地にある風景や山の景色、その風景を背景とする素材の選び方や大きさなどあるもの活かすことで、本当に良い住環境ができるのではないでしょうか?
藤原昌彦