薄曇りの少し肌寒い一日でしたね。
真備町の家は、早速本日より着工をしております。
ようやく、注文をしていた薪ストーブが到着いたしました。
まだ、現場に設置するには早いので、事務所にて保管しております。
今回の薪ストーブは、メーカー商品ではなく職人さんによる手作りの薪ストーブです。
製作期間は、約6か月。
着工より早く、制作に取りかかって頂き何とか間に合いました。
さて、暖を取る方法は色々ありますが、その一つの方法が薪ストーブとなります。
今回は、空間に合わせて少し小さめのサイズで制作をしておりますが、しっかりと家全体が温まる様にしています。なぜか…
私の設計する住宅は、必ず温熱環境は性能表示で言われる断熱等級4を設定しています。(MAXの等級です。)
2020年には、必ず義務になる指標となりますが竣工したすべての住宅がその仕様となっています。
個々の設計する住宅により、設計の方法は変わってきますが、出来る限り良い環境となる様に目指して設計を行っていきます。
コストに関してもそうですが、単純にすればするほど良い方向に向かいます。
建築費も、総二階建てすることでコストは安くなります。温熱環境も一緒で、単純な創りの方が有利に働きます。
しかし、ただコストや温熱環境の為に単純化してしまっては、良い空間(その敷地に、周辺環境にあった住宅)にはならないのではないでしょうか?
先ずは、その敷地にふさわしいプランを考え、コストが合わない場合は話し合いを重ねながら、より良い建築へ向かうようにコストダウンを行いながら進めていくことをお勧めいたします。
必ず良い住宅になって行くのだと思います。
薪ストーブのある暮らしは、ゆっくりと火を見ながらくつろぐことが出来ます。
ぜひ、暖を取る一つの方法として考えてみませんか?
藤原昌彦
今日は、一日雨でしたね。
気温も上がらず、肌寒い一日でした。
「真備町の家」の手続きが、ようやく終わりました。
行政手続きに、約5か月。
確認申請は、事前に打合せを行って居たので、ほんと短時間で終わりました。
行政機関の申請は、いくら事前打ち合わせで、行政側からこうしてくださいと言われて、申請を行っていても差し戻されるケースがあります。
まさしく今回がそのパターン。事前の打ち合わせを行って、これで良しと担当者の太鼓判を頂き申請。しかし…
気が付くと5か月が経過しておりました。
クライアント様には大変申し訳ございません。
行政手続きには、逆らうことが出来ませんので…
その分、しっかりと準備を整えましたので、スムーズに運ぶように施工業者としっかり打合せを行ってきました。
約20坪の離れの住宅。大きなワンルーム空間。
外部は、母屋があるためほぼ見えませんが、内部空間は迫力のあるものとなる予定です。
手続きの期間が長かった分、完成が待ち遠しいです。
藤原昌彦
今朝は、本当に寒いくらいでしたね。
そろそろ、布団を変えなければならないなと思っています。
良い建築・美しい空間を創るためには、皆様の協力なくしては実現しません。
そうするためには、すべての事がかなうわけでもありません。
しかし、長い時間軸を考えて頂きたいと思います。
子育て世代は、子育てに手がかかるので、その使い勝手や子供部屋の大きさに気が行きがちになります。
また、来客の部屋についてもそうですが、来客用として和室を作るケースがありますが、やはり数年後に伺うと1年に一度使うか使わないかだそうです。しかしその来客用がなければ、また困るのも事実です。
そう考えると、やはり大きさや広さが重要になってきます。
無駄に広いと、初期費用が掛かりただ使わないだけの部屋となりますので、提案としては、3~4.5帖程度が良いのではないでしょうか?
3帖ぐらいであれば、一人は確実に休むことが出来、4.5帖では3人程度が休むことが出来る。
全体のコストバランスを考えると、普段しっかりくつろぐリビングやダイニング・キッチン廻りに重点を置き考えていくことが大事になってきます。
私の設計する住宅は、決して安い金額ではありません。(坪単価的には、平均75万円(税別)ぐらいだと思います。)
建築の空間は、数字ではなく色々な体験の積み重ねだと思っています。
重要なのは、大きさではなくそこで営まれる暮らしです。
小さくても豊かな家。美しい空間。
写真は、そんな思いを込めながら創っている住宅です。
延べ床面積は、約20坪程度、単価的には…お会いしたときにお教えいたします。
藤原昌彦
秋が深まって来ましたね。
明日の朝は、ぐっと冷え込むそうです。
今日は、中秋の名月。
写真を撮って見ましたが、少し雲がかかって綺麗に撮れませんでした。
しかし、ゆっくりと月を眺める時間は良いものですね。
月を眺めながらくつろげる空間を思い浮かべながら、次なる建築を考えています。
藤原昌彦
昨日からの雨も上がり、さわやかな秋空の一日でしたね。
いくつか同時に住宅の計画を進めています。
また、合わせ基本設計を行っている住宅もあります。
検討しながら進めていくのですが、やはり最近のテーマは、光について。
開口部の開け方ひとつで、空間に緊張感出てきます。
ドーンと開け放つところ、きちんと壁を設けて塞ぐところ。
計画する敷地にも関係してきますが、緊張感のある空間にしていきたいと思います。
いつも見ても、安藤さんの光の扱いは素晴らしいです。
藤原昌彦
今日は、雨模様の一日でしたね。
明日も、雨が続くのでしょうか?
さて、現場では、ようやく外壁の工事が終盤を迎え、もう少しで足場が取れそうな感じです。
現在は、内部の造作に取り掛かっていますが、現場が狭いのでなかなか進まない状態です。
さすがは職人さんです。しっかりと材料に埋もれながらも、場所を創りながら工事を行っていただいております。
あともう少し、良い空間となる様にギリギリまで粘り強く検討していきたいと思います。
藤原昌彦
秋晴れの気持ち良い一日ですね。
明日からは、雨模様のようですね。
今日は、スタッフと共に大阪に行ってきました。
目的は、建築を見るためといっても良い感じですが、写真家 小川重雄 氏の写真展を見てまいりました。
岡山が誇る閑谷学校を撮影した写真展です。
本当に幻想的でもあり、美しい写真でした。
そして、この展覧会の会場となっているのが、「日本橋の家ギャラリー」
設計は、建築家 安藤忠雄 氏です。
たまたま、オーナーさんがおられて、無理を言って内部まで見学させて頂きました。
間口は3m、奥行き15mの本当に狭いいわゆる狭小住宅。
1階がギャラリーで2から4階が住居として設計されています。
巾が3mですから壁の厚みを引けば、2.6m~2.7程度。
普通に設計すると部屋の積み重ねだけで、単純は空間構成になってしましす。
そこを屋外の空間を使いながら、断面の工夫により大変豊かな空間がありました。
言葉では言い表せれない緊張感。まさに空間芸術としての住宅でした。
図面や写真ではわからない、やはり体験することが重要ですね。
藤原昌彦