大阪での地震は、非常にびっくりしました。
被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
まだ、気の抜けない日々が続くと思いますが、お気をつけください。
本当にお陰様で、多くの方に私の住宅を知っていただき、興味を持っていただき、住宅を考えているのでお話を聞きたいと来て頂いています。
私は、建築家という想いで皆様と接しています。
設計士と何が違うのとつっっこみが来そうなのですが、私の中では違うと思っています。
その意味も含めて、住宅の設計・建築に私が携わる事とは何なのかを数回に分けて考えて行きたいと思います。
私は、住宅の設計を中心としています。大きな施設や建築にも興味はありますが、やはり住宅という人の暮らしに密接につながる空間に携わりたいと思っています。
多くの人に利用していただくのではなく、ある特定のクライアントの暮らしのためにある住宅は、一つとして同じものはありません。
クライアント様の要望もあるとは思いますが、そうではなくこの土地にクライアントが住まうこととはを思い浮かべながら、考え迷い、描くことが私が携わる事の一つではないかと思います。
その続きは、次回に。
藤原昌彦
今日も天気が良く、アトリエでは窓を開けていると涼しく過ごしやすい1日でした。
午前中は、真備町で計画している住宅の打ち合わせを行い、午後からは設計を検討している方との面談を行いました。
私が設計する際には、常々経年変化を楽しめる素材を取り入れて行きます。
美しい建築、豊かな空間を常に考えながら設計を進めていくのですが、建築家が唯一デザイン・設計ができないものが時間(とき)であります。
経年変化を楽しむことは一つの方法であると考えていますが、時間は色々なものが複合的に絡まって行くものだと思います。
つまり、創った人やそこを使う人の思い出も含めた物語も時間(とき)なのではないかと思っています。
何十年か経過した後に、良い建築だと言っていただける建築を目指したいと思います。
藤原昌彦
今日も気持ちの良い天気でしたが、台風が近づいてきていますね。
来週からは、天気が崩れるので梅雨らしくなります。
早島で設計を進めている住宅の打ち合わせを行いました。
早島には、新しく建築を建設する際には、景観に配慮する届け出を行わなければいけません。
建物の色や配置、そして植栽の量や樹種まで計画を行い、その届け出をしなくてはいけません。
個人でできることは限られていますが、行政が景観に対する配慮を積極的に行うことで、ランドスケープができてくるのではないかと思います。
ランドスケープは、住宅一件ではできません。
周辺環境の協力や、行政の積極的な関わり合いがランドスケープを形成していくと思います。
藤原昌彦
薄曇りの1日。
今年の梅雨は、雨が少ないですね。
来週は、ずっと天候が崩れる予報です。
住宅における設備機器というと、キッチンや浴室など色々とあるかと思います。
キッチンなどは、オリジナルになるようにセミオーダータイプの物にすることが多いのですが、その他はコストダウンも含めてユニットになったものを使用することが多くなっています。
大変多くの種類があり、色まで含めると何種類あるのかわからない。その中から、選ぶという作業は大変なことになって行きます。
ショールームにて、実際の大きさや使い勝手を確認していただくことが大切で、色などは一般的なものを選ぶ方が良いと思います。
私の場合は、大体こちらで選定を行い、その内容を確認して頂く様にしています。
決めることは、大変ですができる限りスムーズに運べる様にして行きます。
藤原昌彦
過ごしやすい気持ちの良い1日でしたね。
本日は、田井の家の上棟でした。
玉野市の山あいに建つ住宅です。
この山あいの風景に馴染むように佇まいを考えて設計を進めました。
道路面が広いためドッシリとした立面のため、現代的な民家の佇まいとなるようにしています。
内部空間は、コンパクトながらも広さを感じられるように視線の抜けを意識しながら体感が複雑になるように考えています。
これから現場が進みその形が見えてくると思います。
設計は、完成まで続いて行きますので最後まで気を抜かず行って行きたいと思います。
藤原昌彦
よく晴れた、気持ちの良い1日。
暑くもなく、風も心地よく、季節がわからなくなりますね。
本日は、高梁の家の打ち合わせに行ってきました。
住宅部分の基本設計も終盤になり、あとは金額の調整段階になって行きます。
広々とした、敷地にゆったりと庭を楽しめる空間を考えて設計を行っています。
着工までは、もう少し時間がありますが、より良い建築になるように進めて行きます。
完成は、来年今頃。
楽しみです。
藤原昌彦
梅雨の合間の晴れた1日。
今日は、3年に一度の建築士の定期講習でした。
覚えているかとも多いかもしれませんが、耐震偽装により構造計算書を偽造しマンションが建設されたことにより、建築士の資質向上のため定期的に講習を受講することが義務化されました。
丸一日、講習を受け最後には、終了考査として試験があります。
大変な講習ですが、良い社会にして行く為だと思います。
藤原昌彦
しとしとと降る雨は天からの恵みを感じますね。
現在、工事が進んでいる「田井の家」では基礎工事が完了し、上棟を待つばかりとなっています。
一見外観は、普通に見えるのですが、変化のある平面と断面の複雑な感じがどのような空間となるか今から楽しみです。
構造は、完成すると見えななくなる為この複雑さは見えなくなるのですが、この空間を構成する大切な部分となります。
見た目に複雑な建築も良いのですが、複雑に見えずに成立する不思議さは、隠れた構造のすごさがあります。
愛される建築、美しい空間は実はこうして支えられています。
優れた建築は、実はどこかに嘘があります。
嘘というよりは、無理や無駄と言ったほうが良いかもしれません。
そのことが、より建築を美しく、より魅力的にさせているのだと思います。
藤原昌彦
本当に寒暖差が激しいですね。
健康管理に気を使いますね。
さて、本日は邑久町の家の打ち合わせを行いました。
金額的なこともあり、キッチンはセミオーダー的な位置付けのものを提案していのですが、要望もあり大工さんによるフルオーダータイプのものに変更して行きます。
細かく設計が出来るので、色々な引き出しや収納が実現できます。その代わり、少し値段が高くつくのですが、使い勝手の良いものになって行きます。
写真は、先日東京で外観を見学した、可愛い建築。(私にとってですが)o+h設計の住宅です。
複雑なプランニングで、色々な視線の抜けもあり楽しそうな住宅です。
藤原昌彦
気持ちの良い風が吹く晴れた一日。
寒暖差が激しく、体調管理が難しいですが風邪などひかれませんようにして下さいね。
色々な現場が、職人さんの手により進んでいます。
現場を順調に進めていく上では、私が創りたいと思うことを図面に描き、現場に伝えます。
図面上でしっかりと検討し造れると確認しながら図面は描きますが、やはり現場は生き物で現場では少し変更を加えながら進めていかなければなりません。
ここに建築の難しさが有り、現場の大切さが有ります。
アトリエでは、まずこの図面を美しく描くことを考えつつ、現場にいかに伝える図面となるかを考えます。
美しい図面は、美しい建築を創る
一番の近道だと思っています。
藤原昌彦