2019年11月Blog

納まり(おさまり)

藤原の日記

快晴の続く天候で、明日は岡山マラソンですね。

出られる方は、楽しんで下さいね。

コンパクトな住宅を設計している最中ですが、建築の用語として「納まり」という言葉があります。

この納まりという言葉は、しばしば「ディテール」とも言われ色々な部分の詳細とも言われます。

遠からずも近からずで、「ディテール」はどちらかというとものと物との関係性を整理することをいう様な気がします。

「精神は細部に宿る」

ことから、詳細をきちんと納めることは大切です。

「納まり」は実は、一般的に綺麗な仕上がりになっているかだけを表す言葉ではなく、実は考えた本人の気持ちが納まったかどうかが大切ではないかと思います。

最終的に「納まり」よくなることが大切なのですが、プランの段階から始まっていると思います。

敷地に、プランを描いていくとどうも敷地となバランスや形が変、など自分に納得できない時があります。この時は、やはり「納まり」が悪く良くないのではないかと思っていて、プランをやり直すのです。

「納まり」を大切にしていきたいと思います。

藤原昌彦

差し入れ。

スタッフ日記

お施主様に美味しい差し入れを頂きました。

 

お茶と一緒に頂きました☆おいしかったです。ありがとうございます。

 

お施主様の皆様から差し入れを頂く事が多く、いつもうれしい限りです。ありがとうございます!!

 

進む現場

快晴の1日。高梁から美咲町へ長距離の運転が続きます。

高梁の家は、完成写真撮影も無事に終わり、あとは引越しを待つばかりの状態。

新しい生活が始まります。

美咲町の家は、9月上旬に上棟を行い順調に工事が進み、来週後半からは仕上げ工事が始まっていきます。

3つのBOXが重なり合う様に、入り込んだ空間になっています。

下地が貼られるとタレ壁の感じなどがハッキリと分かり、テリトリーがハッキリしつつも、空間はつながる感じになっていきます。

外部も来週には足場が外れて、外構工事の準備を進めていかなければなりません。

住宅は年内に完成し、外構・造園まで出来ると1月に完成写真・見学会を行い引き渡しになる予定です。

丁寧な仕事で、美咲町の家も良い住宅になりそうです。

藤原昌彦

家は帰る場所

藤原の日記

本日は、高梁の家で竣工写真の撮影を行いました。

この時期の高梁市は霧の季節となります。

朝もやの中、色々な準備をするため早めに現地へ。

晴天とは行きませんでしたが、質感のしっかりと出る天候のため写真には適した天候でした。

住宅を設計するたびに、しっかりと思い絵浮かべることは、「家は帰る場所」であることです。

色々な心身の状態となっても、人は家へと帰ります。

その心身の状態を回復し、用意方向へと向かわせる刺激のある空間となるべきであると思います。

刺激といってしまうと、激しさを感じますが気持ちを落ち着ける空間も一つの刺激です。

そういった刺激のある空間を「インパクトではなく、余韻のある」状態で創っていきたいと思います。

藤原昌彦

自然素材

藤原の日記

本当に良い天気が続きますね。

青空がとても綺麗です。

最近は、焼杉板の外壁をよく使用します。

瀬戸内海沿いの中国地方でよく使われている素材。

杉板を一度焼くことで、炭化して防腐・防虫に効果があります。

そして、コストも削減でき非常に優れた材料です。

現在では、サイディングの様なフェイク素材が流行っていて、メンテナンスフリーの様なことを言われますが、決してその様なことはなく、かえってコストがかかる場合があります。

素材は、人と同じ様にだんだんと歳を重ねるに連れ味わい深くなるものが良いと思います。

少しの考え方と手入れ次第で、長持ちする自然素材。

少しづつ広まってくれると良いです。

藤原昌彦

知らない事実(同じ耐震等級3でも違いがある)

藤原の日記

抜ける様な青空の広がる1日。

本日は、大阪にて構造の勉強に行って来ました。

これから創る住宅の耐震性を100%にする活動に参加しており、そこで検証した事実がビックリする内容でした。

建築基準法で定められている耐震基準がありますが、これは最低基準です。最低限このくらいは行ってくださいというものです。

その後に、品質確保促進法という法律において、耐震等級(1〜3)が作られました。この耐震等級1が、建築基準法の最低基準と言われていましたが、実は違っていて1.44倍の壁量が必要になって来ます。

そのことを、建築基準法で定める壁量計算で行った耐震等級3の場合と私が設計で行う許容応力度計算で行う構造計算での耐震等級3でのシュミレーションを行った結果を動画拝見すると、同じ耐震等級3であっても、壁量計算で計算した耐震等級3は倒壊する結果となりました。(モデルは、熊本地震で実際に被災をされた実際の住宅を了解を得てシュミレーション)

これからは、構造計算を行なった耐震等級3で御願いしますという言い方ではなく、「許容応力度計算による構造計算の耐震等級3」で御願いしますと言ってください。

私の設計では、依頼がなくても「許容応力度計算による構造計算での耐震等級3」となりますので。

藤原昌彦

地鎮祭

藤原の日記

気持ちの良い三連休最終日。

本日は、国府市場で設計をし住めていた住宅の地鎮祭を執り行いました。

家族4人が住まう延べ床面積約26坪のコンパクトな住宅です。

コスト面のことからボリュームを決め、その中でどの様な暮らしができるかを考えて設計を進めました。

コンパクトさを感じさせない様に、様々な方向から検討を行い単純な総二階建てですが伸びやかに暮らせる様に考えております。

構造が建ち上がるまで気が抜けませんが、良い建築となる様にしていきたいと思います。

藤原昌彦

地鎮祭

国府市場の家Ⅱ

秋晴れの清々しい天気の中、地鎮祭を執り行いました。

 

現在は、確認申請等提出中です。

今月下旬に着工予定です。

 

 

 

 

経年変化

藤原の日記

三連休の中日。少し小雨の降る変な天気でしたね。

本日は、久しぶりに「倉益の家」へお伺いしました。

メンテナンスの相談のために伺いましたが、普段から丁寧な暮らしぶりを拝見することが出来嬉しかったです。

植栽も良い感じで建築と馴染み、生活といろいろな素材が程よく変化している様子をうがい知ることが出来ました。

できる限り、自然素材を使い時間と共に変化していくことが、住宅にとって大切であると言い続けています。

本物の素材であるが故の素材が持つチカラが暮らしに出てくる様にしていきたいと思います。

藤原昌彦