2019年10月Blog

非日常を楽しむ空間

藤原の日記

即位礼正殿の儀

こちらの地方は、爽やかな秋晴れでしたね。

私の仕事の多くは住宅が多いのですが、やはり多くの方は子供さんがおられる世帯が多いです。

ここ最近では、定年を迎えこれからの暮らしを楽しむためのセカンドハウスや別荘などのお話も頂きます。

この様な住宅は、通常の住宅(日々の生活が中心)とは違い、非日常を楽しむ空間となります。

街の喧騒を離れ、緑豊な山に囲まれた場所や海が一望できる場所。

非日常は、人の心を豊かにし、次のステージへの活力にもなります。

普通の暮らしの中にも非日常が取り入れられると良いと思っています。

藤原昌彦

美しい住宅が増えていくために

藤原の日記

薄曇りのはっきりしない天気でしたね。

少しでも世の中に美しい建築・美しい住宅が増える事ができればと思い、先月から大阪で工務店の設計者に向けてお伝えできる場を持たせて頂いています。

次回は、皆さんに課題をして頂いて発表をしてもらいます。

その提出物が皆さんから届きました。

実際のクライアント様がいない状態で、この敷地に住宅を創る。

通常の業務を行いながら、課題をこなすことは非常にハードルも高く時間も仕事以外の時間を費やしてしまします。

皆さんの努力に、応えられるように丁寧な講評が出来るようにしたいと思います。

しかし、同じ敷地でも考える人が違えばここまで違うのかと思うくらい、色々な案が出て来ます。

自分で考えた案と他の人が考えた案を見比べたり、意見を聞くことで勉強になると思います。

プレゼンの際にどのような話が聞けるのか楽しみです。

藤原昌彦

自然な風景を戻す

藤原の日記

ラグビー日本代表、残念でしたね。

勇気と希望を与えてくれた選手たちに感謝です。

高梁の家では追い込みの状態ですが、ようやく外構工事もほぼ出来つあります。

少しづつは、植栽を施しているのですが、これからが大切な造園工事となります。

現地を歩きながら、植栽の雰囲気を想い描き、建物内部と外部を行ったり来たりしながら、どの位置に植栽があると良いかを考えて行きます。

そして、植えたい位置にマーカーで地面に描いて行き雰囲気を掴んで行きます。

あとは、生け花と同じ様な感覚で、植栽を施して行きます。

植栽は、届いてみないとわからない事が多いので、現地に来た物の高さや枝ぶり、樹木の特性を考えながら行って行きます。

使う植栽はできる限り、自然の山から採って来た物を使用して、現場においても、自然の状況を再現したいと思いながら創って行きます。

人は自然の中に間借りをしている事を認識しながら、自然とともに暮らす様にしていけたらと思います。

藤原昌彦

一人一人ができる事を

藤原の日記

過ごしやすい天候で、気持ちの良いですね。

東京オリンピックのマラソン会場の変更はびっくりしましたね。

当初から分かっていたと思うのですが。。。

度重なる自然災害や地球温暖化は、ノンストップの状態で起こりうる感じです。

全ては自然界に住まわせて頂いている人間が、原因だと思います。

人間が自然を支配しようとした結果が、現在しっぺ返しの様に様々な自然災害を起こしているのでは無いでしょうか?

我々、人間が自然界を借りて生活をしていること忘れずに、一人一人ができることを少しでも心がけてやらなければ、すでに取り返しのつかないところまで来ています。

なんでも良いのです。少しでも一人一人が気をつけて、省エネルルギーにつながる事を。

少しでも昔の生活の様に。

藤原昌彦

小さな住宅のススメ

藤原の日記

不安定な天候が続きますね。

秋の長雨、どんどんと冬に向けて気温が下がってきます。

体調管理には、気を付けてくださいね。

設計の依頼を受ける際には、様々な要望や規模を求められます。

予算と敷地の状況により、そこに建つ住宅のバランスを見極めながらヴォリュームの設定を行って行きます。

大きな住宅は、それはそれで良いのですが、やはり小さな住宅をお勧めする様にしています。

色々なメリットがあるのですが、やはり3人から4人が暮らすには程よいサイズ感というものがあり、コンパクトな住宅は住み心地が良い気がします。

色々な工夫が必要で、きちんと設計することで大きな住宅にはない良さがあり、本物の素材を使いながら創ることができます。

これから、どうしても人口が減り、この自然の脅威にも対応するためには、コンパクトにすることも一つのメリットになってきます。省エネルギーにも寄与し、イニシャルコストだけでなくランニングコストも抑えられる様になってきます。

見た目の派手さだけでなく、手の温もりのある凛とした暮らしを

藤原昌彦

木の窓

藤原の日記

週末に向けて、また天候が崩れそうですね。

さて本日は、高梁の家へ木製サッシのアイランドプラファイルの石原社長が来られ、納品の確認をして頂きました。

今回は性能を重視して、木製でありながら気密性も確保するために、採用させていただきました。

造作して木製建具(サッシ)をつくと、デザイン上は綺麗な取り付けができたりし、意匠上では良いのですが、いろいろな工夫が必要になってきます。

その点、アイランドプロファイルの木製サッシは、機能面・意匠面・性能面が優れています。

あとは、設計での取り付け方の工夫を少ししてあげると、綺麗に取り付けができます。

金額面では、やはりコストUPにはなってしましますが。。。

木製の窓はあるのと無いのとでは、どうしても空間の雰囲気に差が出てしまします。

モダンなすっきりした空間でも、さりげなく木製の窓枠が見えるだけで雰囲気が変わってきます。

ぜひ、皆さんにもおすすめしたいです。

藤原昌彦

自然の風景に勝る人工は無い

藤原の日記

朝晩、かなり冷え込む様になってきましたね。

秋の深まりを感じます。

住宅に植栽を施す事は、暮らしを豊かにし街を潤します。

自然の風景に勝る人工物はない

人が手を入れ少しづつ作られた風景は、その地域に時間をかけて馴染みその地域の人々を豊かにしていきます。

住宅の庭も、住宅の街並みもその様に少しづつ風景の積み重ねの一つになればと思います。

住宅を建てることは、社会に価値を与えることに繋がります。

周辺環境に配慮した住宅は、品もあり価値があるもになります。

住宅を美しく整えること、植栽を施すことは等しく行っていかなければなりません。

藤原昌彦

記憶の継承

藤原の日記

秋晴れの気持ちの良い天気で、秋らしさを感じる気温となりましたね。

高梁の家では、最後の追い込みが行われています。

主に外構・造園の工事が進んでいますが、昨日は住宅に向かうアプローチ。

このアプローチは、元々ここにあった住宅・庭に使われていた石(景石)を使用して造って頂いています。

新しいものだけでなく、長い年月この敷地にあったものを使用することで、この敷地の記憶として継承できればと思い使用しました。

もう少しで完成となりますが、趣のある良い雰囲気のアプローチになると思います。

藤原昌彦

つくる場

藤原の日記

台風の被害が鮮明になって来て、自然災害の脅威を再認識。

台風一過の青空が物悲しく感じます。

アトリエでは、スタッフによる賄いがつくられます。

私もしなければと思いつつ、なかなかできないのですが…

人間の生活において、「食」は非常に大切な行為であります。

その「食」をつくる場をどの様にするべきか、やはり使って見なければわからないことが多くあります。

ただ、スペースも動線も収納も限りがあり、完璧なものはなかなか難しく、個人により変わって来ます。

平均を取るのであれば、メーカーが作っているものがやはり良くできているのではないかと思いますが、やはり平均値ですので。

その建築・住宅に寄り添ったキッチン(つくる場)を考えることが良いかと思います。

藤原昌彦