段々と秋らしい気温になってきましたね。
明日は、天候が崩れるらしいので、気をつけて下さいね。
建築の設計は、色々なバランスで成立して行きます。
敷地に対する建築の大きさや、要望事項に対する配置や広さ大きさ、周辺環境に対する建築の大きさ高さ奥行き、そしてコストバランス。
建築(住宅)は、多くが個人の資本により出来上がって行きますが、それが建つ地域にとっては、建築の佇まいや、立ち振る舞いが地域の資産ともなります。
要望だけを重視して、詰め込んでしまうと本当に醜いものになってしまします。
いつも、プランをスタートする際に説明をしておりますが、クライアント様や地域に良くないと思った要望はお聞き致しませんと。
色々なバランスの中で、その敷地に敬意を払いつつ、建築を思い浮かべて提案いたします。
藤原昌彦
本日は国府市場の家の外部検査機関による
上棟後の検査でした。
指摘事項なく、引き続き現場を進めていきます。
基礎は型枠を解体しました。
これからしばらくはコンクリートの硬化を待ちながら
上棟に向けての準備をしていきます。
本日は、外部の工事です。
外壁施工の下準備。
防水シートでぐるりと建物を巻いていきます。
気持ちの良い秋空の1日でしたね。
体育の日にふさわしい天候でした。
お陰様で、忙しくさせていただいております。
そんな中、息抜きのために本日は、晩御飯を作りました。
作っている最中は、集中しているため色々なことを考えず、良いリフレッシュとなります。
毎日、料理をする方にとってキッチンの使い勝手は重要になるなと思います。
使うことで、色々なことが見えてきます。
藤原昌彦
台風が過ぎ、急に暑くなりましたね。
しばらくすると、吸気気温が下がるそうなので気を付けてくださいね。
建築をほぼ独学で学んで来た私にっとて、書籍は大事な先生でした。
この本との出会いが、住宅や建築への想いの礎になっている気がします。
住まう事への挑戦。
「私は「個」からの発想を大切にしたい。
豊かな<個人>が、豊かな<家族><地域><国家><世界>をつくっていくという当然とも思えることを私は信じている。
そして、近代の枠に収まらない<個人>が持つ<直感>や<夢想>、<狂気>こそが建築に生をもたらし、そこに住む人間に活力を与えていくのだと思っている。」(本書より、抜粋)
私が感銘を受けた一文であり、後に某有名な建築家の設計した住宅に住まうクライアントから伺った言葉が、設計することの大切さを教えていただいた。
その言葉は、「この家は、要望も何も聞いてもらえず出来上がったのだけど、この家でないと暮らしている気がしなかった。他の家(マンションなど)にも住んでみたけど、暮らせなかった。」
建築が人に与えるチカラの凄さをお聞きした時、再度この本を読み返した時に、改めて設計する事の素晴らしさ、大変さ、葛藤などをまだまだ、考えていかなければと思っています。
藤原昌彦
台風は、大した被害もなく通り過ぎてくれましたね。
天気予報では、当面の間は晴れが続くそうです。
岡山にいるとあまり気にならないかもしれませんが、築地市場が本日終わりましたね。
約80年も続く市場が、新しくできた豊洲へ移動いたします。
新しい歴史の始まりですね。
時間が積み重ねて来たこの重みは、新たに創ることは出来ません。
建築の本質は、時空間を考えることであると思っています。
私の様な建築家が出来ないことの一つに、時間があります。
すぐに時間を積み重ねた空間は作る事が出来ず、遠い未来を見据えながら、より良い空間・建築となる様に設計して行きます。
時間と空間とに向かい合いながら、邁進して行きたいと思います。
藤原昌彦
まだまだ仕上工事継続しています。
今日は大きな面を。
職人2人がかりで手際よくかつ丁寧に仕上げてくれています。
だんだんと風が強くなって来ましたね。
台風が近づいていますので、お気を付けください。
私が住宅を設計する際には、できる限り少ない線で空間を創りたいと考えています。
線を少なくするということは、なかなか難しく常に苦労していまします。
四角に二本縦横に線を引くと、4つのエリアに分かれます。
この4つ別れるエリアを1本の線でできないかと考えるのです。
線を減らしたり、整理をすることでシンプルな事になり、チカラ強い空間となるのではないかと思っています。
単純な、シンプルな操作で、空間を創る事。
私にとって、大変重要なテーマであり、それを実現するために色々なモノやコトを削って行きながら、建築を創って行きます。
写真は、彫刻家 流政之 の作品です。
藤原昌彦
牛窓の家では残りの建具の吊り込みが終わり
ぐっと雰囲気が出てきました。