台風が過ぎ、急に暑くなりましたね。
しばらくすると、吸気気温が下がるそうなので気を付けてくださいね。
建築をほぼ独学で学んで来た私にっとて、書籍は大事な先生でした。
この本との出会いが、住宅や建築への想いの礎になっている気がします。
住まう事への挑戦。
「私は「個」からの発想を大切にしたい。
豊かな<個人>が、豊かな<家族><地域><国家><世界>をつくっていくという当然とも思えることを私は信じている。
そして、近代の枠に収まらない<個人>が持つ<直感>や<夢想>、<狂気>こそが建築に生をもたらし、そこに住む人間に活力を与えていくのだと思っている。」(本書より、抜粋)
私が感銘を受けた一文であり、後に某有名な建築家の設計した住宅に住まうクライアントから伺った言葉が、設計することの大切さを教えていただいた。
その言葉は、「この家は、要望も何も聞いてもらえず出来上がったのだけど、この家でないと暮らしている気がしなかった。他の家(マンションなど)にも住んでみたけど、暮らせなかった。」
建築が人に与えるチカラの凄さをお聞きした時、再度この本を読み返した時に、改めて設計する事の素晴らしさ、大変さ、葛藤などをまだまだ、考えていかなければと思っています。
藤原昌彦