2018年9月Blog

「間」を考える

藤原の日記

秋風が気持ちの良い1日でしたね。

このまま晴れた日が続いてくれれば良いのですが…

21世紀美術館

今日は、早島の家の着工前の打ち合わせを行いました。

ようやく長期優良住宅の申請も終わり、今週から着工になります。長らくお待たせをしてしましました。

早島の家は、平家建ての住宅で色々なところが繋がっているワンルームの様な住宅です。

住宅を設計する際に、よく考えることは「間」のことです。

この「間」であったり「余白」という感覚は、日本の大切な美意識の一つであると思っています。

日本の文化の一つといっても良いかもしれません。

この「間」や「余白」がどの様に設計に盛り込まれているか、そのバランスやインパクトが設計には大切になって行きます。

「間取り」を作るとよく言いますが、本来は居場所と居場所の「間」取ることがいわゆるプランであると思います。

この「間」在り方を考えること。

数字などでは表せない、建築家の感覚が現れてくる部分になってきます。

藤原昌彦

さあ、いよいよ

藤原の日記

ようやく、気持ちよく晴れましたね。

連休は、また雨らしいですが、すっきりと晴れてもらいたいものです。

高梁の蔵

本日は、高梁市にて設計を進めている住宅の現地打ち合わせを行いました。

既存住宅・蔵・倉庫・立派な既存の庭がある敷地。

クライアント様・工務店・造園業者の方々に集まっていただき、解体前の樹木の移設やスケジュールの打ち合わせを中心に行い、着工の準備へ。

現在は、図面の修正を今月中に行い、舞台は現場に移行します。

良いチームにしていき、完成まで頑張って行きます。

藤原昌彦

 

信用と信頼の中で

藤原の日記

雨がよく降り続きますね。

すっきりとした、秋晴れが恋しいですね。

鈴木大拙館01

建築を設計する際に、クライアント様の要望をヒアリングしながら進めて行きます。

と書いてしまうと、どうしても全ての要望を叶えてもらえると思われてしまいます。

要望や希望をお聞きした上で、敷地を読み込みながらプランを進めて行きます。

その際に、クライアント様からの要望が何を示しているのかを考えること、私に依頼をして頂いた意味を考えながら、この敷地にふさわしい建築を考えて行きます。

要望をどう捉えるかは、少し難しい部分があるのですが、そのことを伝えようと一生懸命プランを考えて渡してくれる方がいらっしゃいます。(私たちが欲しい住宅は、これよと言わんばかりに…)

ここまでできるのであれば、このままを作ってくれる工務店へ行かれた方が、思いの通りになりさらにコストも抑えられ、この方にとって満足のいく住宅になると思います。

私は、建築家として建築と向き合い愛情を持って、創り上げて行きたいと思います。

クライアント様との信用と信頼の中で。

虚飾なく、威張ることなく、謙虚に建築に邁進して行きたいと思います。

藤原昌彦

工事も終わりが近づき、

牛窓の家

細かな作業を進めながら
来週はいよいよ美装(清掃)を行います。

工事中は、この姿を想像しながら
進捗の確認をするようにしていますが
なかなか全貌をイメージすることは難しく
毎度のことながら、床の養生をあげると
ようやく完成するなぁ、という
満足感と達成感を足したような、
でも少し寂しいような感情に駆られます。

秋雨の合間を縫って、外構工事を進めていきます。

写真 2018-09-18 11 51 49

空気環境

藤原の日記

秋雨の1日。

当分、雨が続きそうで進行中の現場が進み具合が気になります。

ホワイトロード

季節の良い時期ですが、この雨でなかなか窓を開けて換気もし難いですね。

昨今では、住宅の性能として「高気密高断熱」が叫ばれています。

この言葉に、昔から疑問が多く、建築家としてはこの方向に向かうのは危ういと思っています。

住宅の断熱化や気密化に反対をしているのでありません。

しっかりと断熱化や気密化を図りながら、その先を見据えていかねければならないと思っています。

「性能のその先」

空気環境ではないかと思っています。

長時間いても、穏やかな空気環境の空間を目指して行きたいと思っています。

昔の人の知恵は、やはりすごい。日本家屋の空気環境。

現在の技術を使いながら、工夫し実現して行きたいと思います。

藤原昌彦

体験することの大切さ

藤原の日記

良い天気が続きますが、少し天候が崩れるそうですね。

イヴェールボスケ01

住宅の摂家に限らず、建築の設計は経験が大切だと思っています。

できる限り、自分の目で見て体験をし感じる。

そうして得たものを、蓄積して行く中で色々なアイデアを出している気がします。

そのアイデアや私の持つ感覚をクライアント様からの信頼と信用の上で、良い建築となる様に設計を行って行きます。

まだまだ、経験を積んで行きたいと思います。

次は、海外へ。

藤原昌彦

滋味

藤原の日記

秋晴れの気持ちの良い1日でしたね。

ホワイトロード

私の設計には、「滋味」と言う言葉が合う気がしています。

通常は、栄養があって味の良い事ですが、私には豊かで深い精神的な味わいとしての思いが強いです。

シンプルで奥深い。

常にこの様な思いで設計を行っています。

便利な世の中だからこそ、大切にしたい「滋味」(じみ)。

藤原昌彦

 おもてなし(ホスピタリティー)                                                                 おもてなし(ホスピタリティー)                                

藤原の日記

秋晴れの気持ちの良い一日できたね。

鈴木大拙館01

おもてなし(ホスピタリティー)を感じる事がありました。

とある施設のスタッフが、過去の履歴や途中話した事を、しっかりと把握しており、色々なことに対応していました。

おもてなしは(ホスピタリティー)、ただただクライアントの要望を整理して、プランやそこでの生活をおも描きながら決める事が当たると思います。

要望がすべて入る事が良いのではなく、いかにホスピタリティある空間となる様にして行きたいと思います。

藤原昌彦

前を向いて

藤原の日記

暑さが戻って来た様な、暑1日でしたね。

数日間は、秋晴れの続く天気の様です。

アトリエの庭

今日は、一時中断をしていたクラインと様から、設計を進めてほしいと来社して頂きました。

色々な事があり、多くのことを考えなければならない難しい選択だったかもしれません。

人は、自然に生かされていることを認識し、自然と共に生きて行かなければなりません。

前を向いて、行く応援をして行きたいと思います。

藤原昌彦