藤原の日記Blog

ボリュームを考える

藤原の日記

かなり巷ではインフルエンザが流行っているようですので、気を付けてくださいね。

本日お越しになられたクライアント様も風邪をひかれていましたので…

真備町の家 断面

さて、設計を始める際に敷地や周辺環境を調査を行い進めていきます。

その調査や、クライアント様の要望・コスト(予算)・生活のイメージを考えながら、建物の大きさを考えていきます。

私の場合は、どちらかというと全体のボリュームを考えて、暮らしのイメージを当てはめていくようにしています。

これを、要望の積み重ねをしてしまうと、ボリュームが大変大きくなって行きます。

敷地全体のバランスを見ながら、周辺環境になじむ様にボリュームを考えていきます。

この作業が、とても大切で計画の肝にもなってきます。

慎重にかつ、大胆に

藤原昌彦

段差のある暮らし

藤原の日記

寒い日が続き、我が家では水道管が凍結して、夕方まで水道が使えないところもありました。

いつまで続くのでしょうか・・・

アイビースクエア

さて、現在設計を進めている住宅の多くでは、段差があります。

バリアフリーという観点で行けば、無い方が良いとされます。

私は、多少の段差はあった方が良いと考えています。(※健常者が住む住宅では)

空間に変化が生まれ、より豊かなものになって行きます。

そして、人間の身体の刺激にもなります。

人の能力は、使っているうちに鍛えられていき、強さを増していきます。

暑さ寒さも同じですが、危険があってはいけませんが、多少の違いがあることは良いのではないでしょうか?

昨日伺ったアイビースクエア倉敷は、その名の通りアイビーが建物を覆っています。

暑さをしのぐための工夫。

色々な解決方法があり、人の潜在能力を衰えさせることのない設計を行っていきたいともいます。

藤原昌彦

古きをたづねる

藤原の日記

まだまだ、冷え込みは続きますね。

この寒さは、いつまで続くのでしょうね。

アイビースクエア倉敷

今日は、久し振りに倉敷の美観地区へ。

現在、改修工事が進んでいるアイビースクエア倉敷に行ってきました。

端正な、佇まいとレンガの趣を感じに行ってきました。

「温故知新」

この言葉を大切に、新しい建築、空間を

藤原昌彦

 

一本の線

藤原の日記

今日は、寒い1日でしたね。

関東での打ち合わせの最終日。

素描

打ち合わせの後、名古屋へ。

画家さんの作品とギャラリーを見学いたしました。

作品を見させて頂きながら、その力強さに引き込まれていきます。

素描という表現法で描かれた作品は、一本の線を大切に描かれています。

建築の設計も、一本の線から始まります。その一本から間が生まれ、空間となっていきます。

図面で表現される線も、一本から。

美しい建築は、美しい図面から生まれます。

一本の線。

大切にしていきたいと思います。

藤原昌彦

手描きの力強さ

藤原の日記

今日は、なんだか暖かい1日でした。

ドローイング展

本日は、埼玉にて打ち合わせを行いました。

現在着工の準備を行っていて、行政手続き待ちでその時間を使って、確認事項を打ち合わせを行いました。

その後、近代建築資料館で行われている日本のドローイング展へ。

建築を創る上で大切な「図面」。昨今では、CADの普及で誰が描いても同じに見えてしまいます。

この展覧会は、CADが普及する前の手描きで描かれた図面を展示しています。

考えをまとめているスケッチや、プレゼンテーションを行うために描かれた図面、実際に造られるための図面など多くの図面を展示して有りました。

私も、図面には気をつけながら描いております。

図面が、一枚の絵画のように見えなければ、実際に建築する建物も美しくならないと思っています。

その当時に、手描きにより描かれた図面、スケッチには熱量を感じ力強さを感じました。

この力強さが、建築を生み出すのだと痛感しながら、建築は自由であるべきで、美しくあるべきだと思い返し今後の糧にしていきたいと思います。

藤原昌彦

刺激のある

藤原の日記

本日から、打ち合わせ・視察のため関東に来ています。

大きな天候の影響も受けずに、関東へきました。

GA gallery

本日は、牛窓で設計を進めている住宅の打ち合わせを行いました。

金額的な部分の取りまとめが終わり、行政的な手続きを進めて行きます。

打ち合わせが終わり、ちょっと足を伸ばしてGAギャラリーへ。

前衛的な建築家の提案をみて、まだまだ頑張らなければと刺激を受けていました。

そして、恩師の元へ。

色々なアドバイスを頂き、新たな目標を頂き作品へ繋げていきたいと、さらに刺激を受け本日を終えることができました。

藤原昌彦

寛ぐ楽しみ

藤原の日記

まだまだ、寒い日が続きますね。

明日から、関東へ打合せ行脚に行ってきますが、雪が心配です。

小柴邸01

皆さんは、くつろぐ時間は何をされているのでしょうか?

多くの方が、テレビを見ることが多いのではないでしょうか?

私の設計する住宅では、テレビを中心にリビングやくつろぐ空間を考えません。

寛ぐとは、心身をゆったりとやすめることであると思います。

静かな気持ちで、ゆったりと空間に身をゆだねる。

豊かな屋外空間とつながり、心身を開放できるようなくつろぎの空間を。

また、心身に刺激のある明日への活力となるような空間を目指していきたいと思います。

藤原昌彦

道具

藤原の日記

早いもので、2月になりましたね。

今日は、雪交じりの雨、どんよりとした一日でしたね。

薪ストーブ

そんな日は、薪ストーブを焚いていくと輻射熱で、体の芯から温まっていきます。

ようやく、その薪ストーブで使用する道具が整ってきました。

新しい仲間は、塵取りと箒。

こういった道具を集めるのも、楽しみの一つになってきます。

色々な組み合わせで、空間の印象が変わってきますので、より良いものを選んでいきたいですね。

藤原昌彦

食べる楽しみ

藤原の日記

明日は、雪が降る降るかもしれないそうです。

寒波が長引き、そろそろ暖かい陽が恋しくなってきますね。

アップルパン

「衣食住」 人にとって大切な事柄ですね。

住む環境については、ストレスなく過ごせる環境、刺激のある環境と様々な求め方をされます。

とりわけ食については、人の身体に大きく関係し、生きる上で最も大事な事ですね。

裕福な日本においては、どの様な環境で、どう言ったものを食することが良いかを考えることが大切ですね。

ただ家で食べる食事ではなく、気持ちの良い景色や庭が見える環境や、食のが楽しくなる環境などあるとより豊かな暮らしになると思います。

気持ちの良い空間で、食べる楽しみ。

設計の大切な事柄になってきます。

より深く、より丁寧に考えて行きたいと思います。

藤原昌彦

作法と脱却(守破離)

藤原の日記

比較的暖かいような、でもまだ寒い一日。

篠原一男 谷川さんの家

現在、打合せ設計を進めている住宅の一部リノベーションの打合せを行いました。

今回のリノベーションは、クライアント様の明確な形がハッキリしており、全体のバランスと寸法調整などが主な感じとなります。

そんな打合せの中で、住宅の設計の進め方について雑談の様な話が出てきました。

ハウスメーカーや工務店と違い、私の様な建築家の設計の進め方は違うのではないかと感じられたそうです。

確かに違うと思います。的確には分からないのですが、手順や進め方その作業量や検討方法、さまざまに違うと思います。

ラフなスケッチを描きながら、イメージをつかみその手の感覚を立体的にしていく。すべてが私の感覚で創られていきます。

そこには、建築家としての作家性が出てくるのだろうと思います。

私の場合、直接の師匠がいないため多くの建築家の方々(恩師と呼んでいますが)に学んでここまで来ることが出来ていると思います。(本当に感謝です。)

建築家としては、まだまだ多くの事を学び、精進していかなければならないと感じています。

今までの教えを守り、その守ってきた型を破き、新しい型をつくる。

恩師に、恩返しできるように

藤原昌彦