暑い日が続きますが、体調を崩されていませんか?
私は、風邪をひいてしまい喋るのも辛いくらい喉が痛い状態です。
建築の設計は、いかに自分の考えている空間を相手の方に伝えるかが大切になります。
おぼろげなイメージから生み出されたプランを、設計の中で深化させていきながら、クライアント様に伝える。
その様な繰り返しの作業が設計だとも言えます。
本日は、いかに自分の常識は、他人にとっては非常識・自分にとっては非常識でも、他人にとっては常識と思えることがありました。
詳しくは、言えないのですが、しっかりと認識を共有するために伝えなければと改めて思いました。
藤原昌彦
朝晩は、かなり涼しくなりましたね。
このまま、涼しくなってくれると良いのですが…
設計は、一人では出来ないとよく言っております。
住宅の設計をしている多くの方は、一人でされている様です。
確かに、一人で設計を行うと決定することも早く、スピードも早くなります。
私が、アシスタントスタッフとともに設計を行うのは、パフォーマンス・クオリティーをあげたいと思うからです。
検討を行う時間が持てるということは、設計の密度が濃くなって行くことになります。
また、スタッフに説明を行い図面化することで、客観的に自身の考えが良いかどうかを判断できる様にもなります。
ただ、スタッフにとっては理不尽に思えることや無駄に思えることも多くあります。これを図面化してと言いつつ、出来上がった頃には何か違うと思い、やり直してもらうこともしばしば…
しかし、この過程が設計には大切だと思っており、一人で設計を行うと、「何か違う」に行き着かないことが多くあるのでは無いかと思う。考える、検討する時間が持てないからそこに気がつかないことがあるのではと思っていて、アシスタントスタッフとともに進めるのには大きな意味があると思っています。
図面は、手を抜こうと思えばいくらでも抜くことが可能です。
職人さんは、大変優秀ですので住宅であれば、平面図と立面図と断面図ぐらいがあれば、大きくは違わない住宅ができてしまいます。
ですがから、妥協することなく丁寧に現場で創ってもらうために図面は正確に美しくあるべきだと思っています。
そのこともスタッフと行うことで良くなっていき、出来上がる建築も良くなって行くと思います。
まだまだ、到達点は遠いですが、より良い建築となる様に邁進して行きます。
藤原昌彦
台風の影響もあるのでしょうか、少し涼しい気がしますね。
皆様のお陰で、大変多くのクライアント様とお会いさせていただいております。
住宅の設計においては、核となる考え方を持ちながら、思いやりのある設計を心掛けていきたいと考えています。
しかし、ベストなプランよりは、グッドなプランにして行くことで、長い年月を考えた際には、ベストなものに近ずいて行くと思います。
外観は小さく、内部空間は大きく、周辺環境に配慮ある設計を行っていきたいと思います。
今も大切にしながら、長い目で見たときの未来にも目を向けていきたいと思います。
藤原昌彦
外にいると、汗が止まらない様な暑さですね。
ますます暑くなっている様な気がします。
本日は、現場監理のため現在進行中の現場へ。
完成を間近に迎えた現場や、終盤の現場、ようやく外観の輪郭が見えてきたものと様々です。
建築はいろいろな観点から考えなければなりません。
その中で、正面性を考えながら設計をしています。
正面性の捉え方は色々とあるかもしれませんが、ただ、ファサード(立面)を整えるということではなく、内部の空間が正面に現れる建築や、そのまた逆であったりと。
写真の田井の家は民家の正面性を意識しながら、現代的な感覚で設計を行っています。
藤原昌彦
当面は、35度を超える気温が続きそうですね。
体調管理には気をつけましょう。
本日は、早島で設計を行っている住宅の地鎮祭を執り行いました。
クライアント様からの具体的な要望は、平屋たての住宅にする事と出来る限りのワンルーム空間とする事でした。(あとはほぼお任せ状態)
ワンルーム空間のあり方を考える上で、大切になってくるのがテリトリーをどう分けるか。
今回は、モノで分けるのではなくスタンダードな形の中で、いろいろな居場所がある様なワンルームとしました。
常に繋がっていながらも、さりげなく一人になれる。そんなワンルーム。
楽しみです。
藤原昌彦
まだまだ、暑い日が続きますね。
少しでも涼しくなってくれれば良いのですが。。。
美しい空間の要素として、光があります。
大きな開口で明るい空間も良いのですが、明るさを感じるためには、暗さが必要です。
緊張感のある空間には、やはり光の陰影が大切なり、建築家はその取り扱いを一生懸命考えているのです。
時刻により移り変わる光の陰影。
この光により、住む方の暮らしに刺激のある空間となると思います。
藤原昌彦
いつまで、この暑さが続くのかと思うと大変ですが、乗り切って行きましょう。
本日は、国府市場の家の地鎮祭を執り行いました。
既存住宅の建て替えでしたので、事前準備から借り住まいへの引っ越し、既存建物の解体と前段階の準備が多くありました。
いよいよ、これから着工となります。
既存住宅が、大きな面積がありましたが、実際に使用している部分は全体の1/3程度でした。
暮らし方の事を再度見直し、コスト面と合わせながら全体の規模を決めて行きました。
最終的には、延べ床面積25坪と岡山では非常にコンパクトな住宅となる予定です。
生活の活動の場は1階へ、くつろぎの場は2階へと居場所を点在しながら豊かな空間となる様にしています。
ほぼ、ご夫婦2人暮らしの住宅。
必要最小限に留めつつ、豊かに暮らせる様に設計を行っています。
完成が楽しみです。
藤原昌彦
今日も気温がグングン上がり、暑い1日でしたね。
常々、設計を行う際に心がけていることは、妥協することなく設計を行うことです。
建築には正解がなく、どんな物でも法規とクライアント様が許せば作る事が出来る世界です。
平面や立面図だけの簡単なものだけでも、住宅を作ろうと思えば作れるのです。
しかし、豊かな暮らしの送れる美しい空間・愛される建築は、しっかりと考え検討し、図面を描いては描きなおす繰り返しを行うことで生まれてくるのではないかと思います。
一見、無駄に思えることかもしれませんが、妥協することなく邁進して行きたいと思います。
藤原昌彦
今日から、8月になりましたね。
7月は、異常気象の月だったそうです。
平均気温は、3度近く高かったそうです。
夏バテには、気をつけて下さいね。
キッチン
住宅には、いろいろな部分・パーツで構成されています。
構造や屋根・壁・天井・床・設備機器など。多くのものに分けれらます。
その中で、多くの方々が目に行ってしまうのが、設備機器ではないでしょうか?
キッチンや、浴室・トイレなど、目に見えて分かりやすいものとなります。
キッチンは特に、インテリアに関わって来ますので慎重に考えなければなりません。
私の設計では、キッチンを含めた設備機器は全体の建築・空間性を考えて設計・設定をして行きます。
できる限り、高級と言われるキッチンメーカーのものに頼ることのなく、空間全体を考えながらそこに馴染むキッチンのあり方が良いと思います。
以前は、高級キッチンメーカーのものを入れていましたが、最近はさでなものが多く、キッチンのための空間となってしまします。
全体のバランスを考えながら、設備機器を設計・設定していくべきで、もし個性的なキッチンを使用する場合は、そのキッチンが置かれるにふさわしい空間を考えなければなりません。
住宅も同じことなのですが、欲しいのは物としての住宅ではなく、豊かな暮らしのできる住宅。設備についても同じで、キッチンという作られた・浮く様なものではなく、そこにあることがふさわしく、バランスのとれた機能性のあるキッチンではないでしょうか?
藤原昌彦
暑いですが、比較的過ごし易い1日でしたね。
建築家として、建築を考えたり、設計を行うのですが、デザイン出来ないものがあります。
それは、「時間」です。
この世に生み出されたモノが、長い月日を経て使い込まれ、愛されたものには、「深み」があります。
ただ、長い年月経っていれば良いのではなく、時間の経過とともに愛情を持って手入れをされているものですが。
その「時間」のデザインは、建築家ではなくクライアント様の力になってくると思います。
良い建築が、生まれる際にはクライアント様の深い理解と覚悟により決まって来ます。
現場が終盤を迎えている、小さな住宅はその様なクライアント様の力により現実の建築となります。
「時間」がプラスされることにより、良い建築となってくれることでしょう。
すぐには、評価も結果も出ないことですが、これからもその様な建築を創って行きたいと思います。