藤原の日記Blog

壁で呼吸

藤原の日記

本当に天気が続きますね。

明日は、少し雨が降りそうですが、当分天気が良さそうです。

現在プランを行なっている住宅ですが、室内の空気環境をどの様にしたらよくなるかを考えています。

その昔、日本の住宅の空気環境は非常によかったと思います。

いつの頃からか高気密高断熱が叫ばれ、その結果シックハウス症候群という病まで繋がる結果となりました。

現在では、24時間換気をすることが義務化になっていますので、その様な病になることはないと思います。

日本の住宅は、土壁でできており壁全体で調湿をしたり匂いを吸い取ったりと、大きな役割を持っていました。(言ってしまえば、隙間が多いのも事実ですが…)

なんとか、その良さを現代の技術でできないかを考えています。

断熱性能・気密性能はしっかりと確保した上で、壁が土壁のようや役割を担う様な仕組み。

実現に向けて、しっかりと取り組んで行きたいと思います。

藤原昌彦

言葉

藤原の日記

さわやかな青空が広がる一日。

牛窓

午前中は、牛窓の家のチェックの為に行ってきました。

途中の海は青く、気持ち良い青空が広がっていました。

建築は、言葉で表現できなければいけないと常々思いながらも、言葉の難しさに悩まされます。

毎日、ブログ更新しているのも言葉・文章になれる訓練の一つでもあります。

ブログでは、本当に下手な文章で読んでいただいている方には、大変申し訳なく思っておりますが、ご容赦頂ければ幸いです。

日々、情報が氾濫している現代において、しっかりとデザイン・設計したものが創った者の言葉で的確に伝わる世の中になって行かなければならないと思います。

見た目の美しさだけではなく、その美しさがどのようにしてできて行ったのかを言葉や文章も含めてみて頂きたいと思っています。

まだまだ、勉強していかなければなりませんが、早く良い建築の設計とその建築を表す言葉を追及していきたいと思います。

藤原昌彦

 

積み重ねること

藤原の日記

天気の良い日が続きますね。

このまま続いてくれると良いのですが、一雨ごとに寒くなりそうですね。

牛窓の家

バウムスタイルアーキテクトでは、建築の隅々まで検討を重ね現場に伝えるようにしています。

できる限り細やかな図面を描き、取り付け方法や見え方を検討して行きます。

その積み重ねが実は出来上がった際に大きく違ってくるのではないかと思っています。

一箇所づつ検討し、解決し次に進む。しかし、また戻ることも。

戻ったとしても、良い方向に進むために検討積み重ねる。

なかなか、スタッフには伝わりませんが、ひとつづつ積み重ねることが大切です。焦らず、ひとつづつ向き合って行きたいと思います。

このことが、建築家としての私を支え、建築を支えていると思います。

藤原昌彦

地鎮祭

藤原の日記, 高梁の家

爽やかな青空の広がる一日。

高梁の家

 

本日は、高梁市で設計を進めていました住宅の地鎮祭を執り行いました。

高梁市は城下町であり、昔ながらの街並みが残る景観のある街です。

敷地には立派な蔵があり、景観を配慮しなければならない地域に属しています。

計画に際しては、その景観に配慮するように素材や佇まいを考え設計を進めて来ました。

ようやく、地鎮祭を迎え着工になります。

完成は、来年のなるが終わる頃となりますが大変楽しみです。

藤原昌彦

最新のシステム

藤原の日記

本日は、文化の日。

文化の日は、晴れの日が多いそうです。

田井の家

今日は、ままかりフォーラムにて開催されている「岡山ガス展」へ行って来ました。

給湯システムや暖房システム(床暖房やファンコンベクターなど)を見ることができます。

最新のシステムについて、勉強になる良い機会でできる限り行くようにしています。

明日は、特別ゲストとして「りゅうちぇる」がくるそうですよ。

時間がある方は、ぜひよって見てください。

藤原昌彦

備える

藤原の日記

庭の楓も紅葉して、秋の深まりを感じます。

白楽町の家

夕方に、地震がありましたが何も被害が無かった様ですね。

いつ、どこで地震が起こるかわからない状態です。

どうやって備えるか常に問題となりますが、全てを完璧にすることは難しいのではないかと思います。

まずは、今できる事を出来ることからひとつづつやって行くことが大切になって行きます。

新築する際には耐震について考え、リノベーションする際にはどう補強を行うかを考える。

まずは意識を持つことが大切になってきます。

岡山は、比較的地震などの災害が少ない県と言われていますが、備えておかなければならいと思っています。

ただただ、耐震等級を持った住宅とするのではなく、その耐震等級の出し方にも意識されてみてください。

詳しくお聞きになりたい方は、お伝えいたしますので。

藤原昌彦

 

便利とアナログ

藤原の日記

天気の良い日が続き、気分も良くなってきますね。

気温も下がってきて、薪ストーブが出番を待ち構えています。

薪ストーブ02

現代は、コンピューターの普及により大変便利な世の中になりました。

パソコンを始め、スマートフォンなど人と繋がるツールが増え、比較的に連絡が取りやすいですね。

どうしても、便利な事を利用することは大切になことですが、一辺倒になりやすくなります。

連絡事項もなどもメールなどでやり取りができ、よく利用させてもらっています。

建築の現場はリアルの世界。言ってしまえばアナログな世界かもしれません。

そのため、デジタルな方法とアナログな方法を融合させながら現場を進めることが大切になってくるのではないでしょうか?

考えることは手で行い、図面を整理するのはCADソフトで行い、人の手でチェックし、人と人が対面して打ち合わせ、議論を行う。

便利なものと、不便なものをきちんと使い分けることが、良いのではないかと思っています。

デジタルになりすぎると、見えるものが多くて見えないのか、制限されて見えないのかわからなくなる時があります。

図面が綺麗すぎて、間違いに気づかなかったり、クライアント様とスタッフの打ち合わせの内容が見えてこなかったり。

住宅は、人が人として暮らす空間です。

やはり、人の手仕事が残るアナログなことが、現代のデジタルの時代に求められているのではないかと思います。

現場百回

藤原の日記

明日から、11月ですね。

「早いね」とあちらこちらから声が聞こえてきそうです。

稲穂

プランを行なって行く上で、現場を確認することは非常に大切で、いろいろな情報が現地に行くとあります。

現在プランを行なっている住宅は、プランがまとまっているのですが何かしっくりきていない気がしています。

その際には、プランを少し置いておいて時間をあけて、検討を行なっているのですが、もう少し踏み込んで現地へ。

現場百回とまでは行きませんが、現場に行きその敷地の持つ力を再度受けながら、プランに挑戦して行きたいと思います。

藤原昌彦

温暖化

藤原の日記

良い天気が続きますね。

雨も必要ですが、天気が続くと気分が良いです。

牛窓の家

社会では、地球温暖化が懸念されており、色々と天候に影響が出てきていますね。

建築・住宅においても省エネルーギー化が叫ばれ、断熱性能の問題や太陽光パネルの問題など色々と取り上げられています。

私が設計する住宅においても、断熱についてはしっかりとする様にしております。(住宅表示制度 省エネ・断熱 最高等級を取得)

しかし、本当にそれだけで良いのだろうかと思っています。

時には、ドイツの断熱の技術を使い、断熱材は多く入れたほうが良いだとか色々と言われています。

そう言った努力も作る側としては、必要なことかもしれませんが、根本としては人間が自然と共存する意識がもっと必要なのではないでしょうか?

人間は、都合の様方向で物事を考えてしまします。

人間が中心として考えて行くので、間違いが起こっている気がします。

「自然の中で、人間は生かされている。」

この事を念頭に置き、暮らしを考えていかなければならないのではないでしょうか?

藤原昌彦

 

 

現場で起こる

爽やかな秋空の1日。

稲刈りも始まり、秋の季節を感じますね。

国府市場の家

本日は、国府市場の家へ現場監理のため行ってきました。

意匠をはじめいろいろな事を想定しながら設計は行って行きます。

美しくなる様に全体の構成を決め、構造と打ち合わせを行い、使用材りょと構造・設備がちゃんと納まる様に設計を進めます。

しかし、設計は平面で行うためシュミレーションを行ってもしきれないこともあります。

現場監理は、図面と照合することは当然なのですが、そういった検討してもしきれていない部分を、現場で立体的に考えて行きます。

その際には、大工をはじめ各セクションの職人さんたちと議論をかわしながら、最初のイメージになる様に工事の打ち合わせを行います。

チームが一体となって建築と向き合って行く。

現場では、職人さんの熱い思いが溢れています。

藤原昌彦