藤原の日記Blog

刺激のある空間

藤原の日記

寒の戻りで、寒一日でした。

関東では、雪が降る予報も出ているそうです。

明日も雨模様で、寒い日が続きますね。

千住博

このブログでもよく登場する言葉に「美しい空間」や「刺激のある空間」があります。

本来は、体感しなければわからないのですが、ぜひ体感して頂きたい建築を紹介いたします。

美しく刺激のある空間がその建築にはあります。

軽井沢にある「千住博美術館」です。

日本画家 千住博さんの美術館です。

今までにない新しい美術館を作りたいと千住博さんが、建築家 西沢立衛 さんに依頼したそうです。

床は、敷地の起伏に合わせて緩やかに登ったり降ったりとうねった形をしています。

その床に屋根がかかり、大きなガラスの開口部があり遠くまで見渡すことができる空間になっています。

そして、敷地には60000株の植物が植えてあり、色とりどりの花を眺めながら作品を鑑賞することができます。

外観からは想像できない空間。

刺激のある空間です。

ぜひ、軽井沢へ行かれた際には行ってみて下さい。

藤原昌彦

設計の役割

藤原の日記

今日は、雨模様の一日。

少し肌寒い、春が待ち遠しい感じでしたね。

篠原一男 谷川さんの家

設計には、いろいろな段階があります。

計画を行うプランの段階。

プランが纏まり、基本的な要素を落とし込む基本設計の段階。

そして、基本的な要素を造り込めるようにする詳細図を描く実施設計の段階。

どの段階も気が抜けない。

スタッフとともに、良いものを創り上げていきたと進めています。

住宅も含め、建築は空間芸術であります。

美しくあり、綺麗であることを意識しながら暮らしを考えること。

熟成したこれからの日本に大切な住宅の在り方ではないかと思います。

藤原昌彦

 

長い道のり

藤原の日記

明日から、また雨模様で数日寒くなるような予報ですね。

暖かい日は、もうしばらくお預けですね。

桜

本日は、邑久町にて計画中の住宅の打ち合わせでした。

このクライアント様は、お逢いして話をし始めてから約3年の月日が経ちました。

土地探しから、相談を受け進めて来ました。

敷地は、いろいろな行政の手続きのため約1年程度待つことに。

その間に、設計を進めて準備を進めて来ました。

あと数ヶ月は、土地の手続きや造成工事がありますが、ようやく現実の建築として建ち上がって行きます。

要望は色々とあるものの私を信頼して頂き、設計を任せて頂きました。

この任せていただけることが、良い建築を生む一つの要素かもしれません。

お陰様で依頼をいただく方は全てをお任せ頂き、プランについてのジャッチをしていただける方ばかりです。

要望を踏まえた上で、その土地にその場所にどのような居場所や暮らしや活動が生み出せるかになって来ます。

そのことを追求することが、クライアント様の為になるのではないかと思います。

藤原昌彦

 

どう借りる…

藤原の日記

アトリエの庭には、ジュウガザクラが植えてあります。

造園家 荻野氏の計らいにより植えて頂きました。

本日、一輪の花が咲いていて、春を感じさせる風景でした。

桜

本日は、土地の購入を決められた方の住宅ローンについてお話をし、午後からは住宅の建築へ向けライフプランナーによるライフプランを行いました。

やはり、将来に向け関わってくるお金のお話。

住宅ローンは、どの様な借り方が良いのか?

自己資金は、いくらが良いのか?

色々な考え方があるものの、私個人の意見としては負担のない範囲で、出来る限りたくさん借り、長く返済を行うことが良いのではないかと思っています。

金利が非常に安い状況ですので、早く前倒し(繰り上げ返済)などをして返していくのではなく、お子様の成長がひと段落してから行うのが良いと思っています。

借金と考えると、人の心理として早く返さなければと思ってしまいますが、毎月かかる固定費として考え、まずは暮らしを楽しむことやお子様の成長にお金の余力を残していく。

そして、お子様にお金がかからなくなり、老後の余力が見えてきた段階で、繰り上げ返済を行っていく方が良いのではないでしょうか?

あくまでも、個人的な意見ですが、住宅ローンの借り方の一つだと思います。

藤原昌彦

良く聞かれる事

藤原の日記

雨の降る寒い一日。

これを乗り切ると暖かい春がきます。

桜も開花が目の前ですね。

リビング

リビング

色々と問い合わせをいただく中に、やはりお金のに関する事よく聞かれます。

「坪単価はいくらですか?」

答えられません。

なぜかと言うと、全ての設計した住宅の条件が違うからです。

予算も違えば、暮らし方も違う。家族構成も違えば、生活環境も違う。

家が欲しいのか、私が設計する住宅建築に暮らしたいのか?

そのような、色々な事を読み解きながら設計を積み重ね、スタッフと職人さんとともに創り上げていく住宅であるため、一概に金額を提示できないのです。

分かりやすく目安としてあるものの、その目安も色々な条件を伺っていく中では目安で無くなる場合もあります。

まず見るべき点は、創っている住宅や考え方などを見ていただきたいと思います。

その上で、お会いした際に予算面のお話をさせて頂きたいと思います。

藤原昌彦

 

 

進む計画

藤原の日記

早咲の桜は、すでに満開ですね。

明日は、雨模様で寒の戻りとなりそうです。

模型

本日は、美咲町で計画中の住宅の打ち合わせでした。

敷地が広くゆったりとしているため、2階建てにするより平屋建て案で進めて行くようにしました。

詳細は、これから色々と纏めて行きますが、伸びやかな住宅となりそうです。

午後からは、国府市場にて計画中の住宅の打ち合わせでした。

2階建てながら、延べ床面積が約25坪と非常にコンパクトな住宅。

プランを少し変更しながら纏めています。

コンパクトな住宅は、回遊性があると非常に良くなると思い再度変更した案をご覧いただきました。

建て替えの住宅ですので、一度引越し借り住まいをしていただきながら、建築を行います。

できる限り、ロスのないようにしっかり設計を行い、スケジュールも立てた上で、行なって行きます。

同時に数件の設計が進んでいますが、どの住宅も素晴らしい住宅になりそうですので、本当に楽しみです。

写真は、早島にて計画中の住宅

藤原昌彦

決める事

藤原の日記

日差しは本当に暖かく、色々な花が色付き始めましたね。

梅

春が近くこの季節は、なんだか気分も良きなりますね。

この季節は、別れや新しい出会い、新しい方向へなど人生を決める大きな転換の季節。

お陰様で、アトリエに多くの住宅建築を考えられている方いらっしゃいます。

「依頼先を決める」  色々な事を決めていく中で、一番判断が難しい事ではないかと思います。

何を基準として、決めて行けば良いのかと多くの方から質問を頂いたりいたします。

その基準は人それぞにより、違いはあるものの約6つの条件があると思います。

そして、その内の5つの条件が揃えば住宅の設計を依頼されていると思います。

6つの条件については、お会いした際にお話したいと思いますが、最終的には覚悟になるかもしれません。

私が設計をお受けする際には、限度はあるものの予算や条件という事もありますが、依頼をいただく方の熱意や覚悟によって決める事もあります。

その熱意や覚悟に、誠意を持って建築家として答えて行きたいと思います。

藤原昌彦

 

構造

藤原の日記

今日は、本当に暖かい1日でしたね。

朝から上棟のため、現場にいたのですが、暑いぐらいでした。

岩井の家

岩井の家が上棟いたしました。

建築の骨格が建ち上がる瞬間です。

設計を行う際には、構造家と協働して行います。

一見すると、普通に見える構造も実はしっかりと検討を重ねて設計を行っています。

一般的な住宅では、設計者が構造を考え壁量計算と呼ばれる構造計算と勘違いする方法によって安全性を確かめます。

この計算は、簡単に言えば、筋交いが入っている壁の枚数を数える事をやっています。

私が、設計する際には構造計算(許容応力度計算)を行いながら、安全性を必ず確認しています。

そうする事で、いろいろな空間の広がりが出てきます。

構造家からの提案により、空間が進化する事もあり協働して設計する価値は必ずあります。

設計中の住宅は、一見普通に見える住宅ですが、その空間の創り方は構造家がいるからこその設計になっています。

藤原昌彦

いよいよ、明日

藤原の日記

少しづつ、春に近ずいていますね。

明日から、暖かくなるそうですよ。

岩井の家

さて、明日はいよいよ「岩井の家」が上棟を迎えます。

軒の低い切り妻屋根の住宅。

関東からの移住される方の住まいとなります。

岡山での暮らしをより豊かなものになる様に設計を行いました。

建築が立ち上がる瞬間。

楽しみです。

藤原昌彦

あの日から

藤原の日記

今日は、東日本大震災があってから、7年が経ちました。

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復興の作業は進んでいるものの、まだまだ時間がかかりそうです。

実際に被害に合われた方の話を聞くと、壮絶な状況だったと言われます。

未だに原発の問題は解決せず、再稼働問題でまだ議論している。

なぜ、いまだに原発が安全と言えるのか?

電力が安く買えることと、人の命を天秤にかける。なぜそんなことが言えるのだろうか?

皆で、チカラを合わせてエネルギーを出来る限り使わない世の中を造れないのだろうか?

色々な事を考え、7年前のこの日を忘れないように。

藤原昌彦