各地では、寒波により雪が多く降っている様ですね。
県北も、かなり降っているのではないでしょうか?
住宅を建てる際には、色々な素材があります。
工業製品から自然素材まで、数多くの素材の中から、適切なものを見つけ、設計に織り込んでいきます。
時には、その地方や地域にしかない素材もあります。
工業製品は、メーカー等が品質管理をしているため、安全でクレームも少ないですが、やはり味わいのない仕上がりになります。
その反面、自然素材はひび割れや、伸縮したりするため施工には気を使わなければなりませんが、仕上がりは手をかけた以上に味わい深いものになり、空間の質を高めてくれます。
また、経年変化により、段々となじんだり、深い色合いになったりと、長い年月をかけて良くなっていくものでもあります。
使いたい素材は、色々とありますが、やはり石を使ってみたいと常々思っています。
写真は、高松市牟礼にある「イサムノグチ庭園美術館」です。
その中にある、イサムノグチのアトリエは、古民家を移築しながらイサムノグチの感性で建築されています。(一般の方は、中には入れないと思います。)
その内部空間が、やはり良い空間で木と石と畳、障子の和紙などが空間の質を高めていました。
イサムノグチは、石の彫刻家でありながら、照明器具やランドスケープなどのデザインも手がけています。
色々なところでも、イサムノグチの石の彫刻は展示してあります。(身近にもありますよ。美観地区とか…)
暖かくなったら、また「イサムノグチの庭園美術館」に行こうと思います。
藤原昌彦