心地よい風のある一日。幼少期の頃の梅雨時期はこんな感じだったかなと思い出して見たり、色々と環境は変わって来ているのだろう思いにふけっています。
岡山市北区で建築中の「吉備津の家」。
断熱の工事がほぼ完了し、明日は気密測定を行います。
私自身は、数値にはこだわりはあまりないのですが、施工の成績(キチンとした施工ができているかどうか)を見るために行なっています。
この住宅には、温熱環境を快適にする仕組みを入れています。
「パッシブ冷暖」システム
一般的な空調(市販されているエアコン)を使用して、効率よく階を空調して行く仕組みです。
吉備津の家の場合は、1階にはエアコンが一台のみ。床下空間を使い、ダクトを用いながら、効率的に循環させて行きます。
エアコンで、不快と感じる風を極力感じないように、自然と涼しく、暖かくなるようになっています。
特別な冷暖房機を入れるよりは、安価ですみそうですが、ダクトなど施工費はそれなりにかかります。
一般的なエアコンを使用しているので、ランニングコストはかなり押さえられると考えております。
完成後の快適性が一番大切なので、引き渡し後に色々とインタビューしていきたいと思います。
藤原昌彦