豊かな暮らし

藤原の日記, 三原久井の家

雨模様の寒い一日。

本日は、三原久井の家へメンテナンスのために伺いました。

造作で造っている木製建具の調整のためです。

玄関ドアやメインの空間には木製建具を使用することがあります。

工業製品のアルミサッシなどは、精度もよくあまり使用していても調整をすることはないのですが、造作くにてつくる木製建具はその環境に馴染むまで多少の時間を要します。

鍵が掛かりにくくなったり、少し開け閉めが重たくなったり。。。
その為、何度か調整を行います。

そうして、その場に馴染む様になって行き、豊かな暮らしに欠かせないものとなって行きます。

快適性や暮らしやすの価値観は人それぞれですが、自然素材の人の手によってつくられるモノを丁寧に使いこなして行くことが、豊かな人を育て良い社会環境になって行くのではないでしょうか。

藤原昌彦