断熱性能のその次へ

藤原の日記, 関の家

青空の広がる気持ち良い子供の日。

通常であれば、遠出したり遊園地に行ったりするところ、公園やグランドで家族で遊んでいる姿が懐かしくもありほっこりとした気分にしてくれました。

本日は、関の家にて気密工事をスタッフとともに行ってきました。

今回の断熱材は、ウッドファイバー。木の繊維を使用した断熱材で、自然素材の断熱材となります。

自然素材の断熱材は、湿気・結露の見極めが大切となり、室内側でビニールの様な気密シートは使用してしまうとどうしても断熱材に湿気が及んでしまいます。

ウッドファイバーの際に使用する気密シートは、可変調湿気密シートを使用します。周囲の湿度に応じて湿気調整をしてくれる優れもの。

断熱で温度管理はできたとしても、空気環境(暑さ寒さを作用する)はやはり湿度に大きく関係します。

この湿度コントロールすることがやはり大切で、どうしても高気密高断熱だけがもてはやされてしまうので残念でなりません。しかも、順番が違い断熱が先でそのあと気密、そして湿度の管理。

家全体をウッドファイバーの自然素材の断熱材でくるみ調湿をさせて空気環境をつくる。

断熱性能のその次へ。ずっと考えてきたことがようやく言える時期になってきたのかと思います。

藤原昌彦