色褪せない

藤原の日記, 邑久町の家

少し小雨の降る寒い一日。

それでも例年に比べると暖かいと思います。

いつも建築に創る際に、常に10年後・20年後・30年後・・・と長いスパンで考えています。

それは、使い勝っての事だけでなくこの住宅がその時に愛着を持って存在しているかどうかです。

私はよく音楽を聞きますが、やはり名曲は色褪せずに懐かしいとは思えど、古びた感じはせず生き生きとしています。

建築も同じで、美しい建築・美しい空間・愛着を持って手入れされた建築は、色褪せない力強さがあります。

色褪せない建築・空間を創って行きたいと思います。

藤原昌彦