線に込める想い

藤原の日記, 国府市場の家

気持ちの良い青空の広がる1日。

今日は、国府市場の家にてクライアント様と現場で打ち合わせを行いました。

現場は中盤を迎えて、空間が少しづつ体感いただける様になって来ています。

その状態を体感いただくことで、提案時点では分からなかった空間の感覚を確認していただきます。

提案時点では、スケッチや模型を使用しながらイメージを伝えるのですが、私の設計する建築は普段体験したことのない空間となりますので、出来上がるまで本当の感覚が伝えることができないのです。

プランやスケッチに描く線には、できる限りそのイメージを伝えたい想いと、この建築を実現させたい想いが入っています。

理解しやすい空間は、出来るまでは出来上がりがわかる為安心しているのですが、出来上がった瞬間から普通になって来ます。

なぜなら、見たことや体感したことのある空間なので。

まだ見ぬ空間・建築を創ろうとすることは本当に不安が多いかもしれません。

しっかりと私の様な建築家を信用・信頼していただき任せていただく事が、良い住宅をつくる最善の方法です。(ただ、任せっきりはダメですよ。しっかりと質問はしてください。)

使いやすく、理解しやすい提案を受けたいのであれば、ハウスメーカーや工務店に提案を求めるのではなくこうしてくだいさいと言って、家を作ってもらうことをお勧めいたします。

私は、一本の線に想いを込め、住む方の未来の為に建築を考え続けて行きたいと思います。

藤原昌彦