光と影

藤原の日記

風が強く、寒さがこたえますね。

あと、10日ほどで今年も終わりに近づいており、まだやらなければならないことが、山積みになっています。

住宅の設計で、空間を考える際に光の事をしっかりとイメージしながら考えています。

光の教会

開口部小さくても空間が明るくなるのであれば、その方が有利な事が多くある気がします。

部材が少なくて済み、開口部が大きいと断熱性のは弱くなるので、有利に働きます。

反面、開口が小さいので物の出し入れには配慮が必要になってきます。

軒がしっかりとある場合は、開口が大きくても良いですね。しっかりと影が出来ますので。

光を考える際に、考えているのは影です。

私の場合は、光を考えることよりも、どういった影が出来るのかを考えている気がします。

人は、非常に都合がよくできていて、全体が明るいとそこまで感じなく、暗い所があって初めて、明るさを非常に明るいと感じるのです。

影を設計することは、光を設計することと同じだと思っています。

 

写真は、昨日終わった展覧会の光の教会のインスタレーション。

設計は、建築家 安藤忠雄氏です。空間構成と光の扱いが非常に大好きな建築家です。

藤原昌彦