断面の家

藤原の日記

今日は寒かったですね。

風が冷たく、今年一番の冷え込みだったそうです。

真備町の家

さて、本日は、真備町の家が上棟をいたしました。

行政機関の手続きに多くの時間を割かれ、クライアント様には大変お待たせいたしました。

この住宅は、母屋の離れです。

敷地のもともとあった納屋を解体して、新たな住宅を建築します。

敷地の幅から、間口は4.5m程度しかとることが出来ず、奥行き方向に長い町屋のような敷地です。

子供の部屋は、母屋を使用する事が初めから決まっているため、寛ぐ為のスペースを考えることがこの住宅の中心となっています。

一室空間の大きなヴォリュームのある空間となる様に、断面の検討には多くの時間を割いています。

最終的に行きついた寸法が、現実のものとして立ち上がってきています。

これからは、身体感覚をつかって現場にて、最終段階の造り込みに入っていきます。

藤原昌彦