手触りを大事に…設計作法06

藤原の日記

早いもので、2月も中盤に差し掛かろうとしていますね。

永田自邸

詳細な設計を詰めて行っています。

描いては、検討し、また直しては、再度検討する。

行ったり来たりを繰り返しながら、良い空間になる様に詳細な図面を描いてい行きます。

その中で、素材についてです。

出来る限り、手触りの良いものを検討していきます。壁の仕上げの質感、扉の引手の手触りなど…手が触れる部分は、何度も検討してモックアップ(見本)を造って検討していきます。

 

06<自然素材・手触り>
家つくりの素材は出来る限り自然のもを使用したいと考えています。
常に触れる床材は勿論の事、手で触る建具の引手など。
自然素材を使用することにより、自然の味わいのある住まいとなり、経年変化を楽しめる住まいとなるからです。
そして何より、自然の素材は人の心を安らかにしてくれるのではないかと思います。

 

写真は、以前も掲載しましたが、建築家 永田昌民氏の自邸。

壁や天井は、厚塗り漆喰の質感のある素材。

居心地の良い空間でした。

藤原昌彦