佇まい・・・設計作法05

藤原の日記

ピリッとした、冬の空気。

星がきれいに見えます。

軽井沢の山荘

朝晩、散歩をしているのですが、その散歩コースでは、新しい住宅が建築されています。

工事が進むにつれ、建物の高さや形状が分かってくるのですが、佇まいが…

省エネやエコの観点から、太陽光パネルなどを設置するためと思いますが、南面に下がる片流れの屋根が非常に多く近隣への配慮が欠けていることが多いように思われます。

新しい分譲地のように、一斉に建築されるのであれば、お隣がどのような建物になるかわからないので考えようもないのかもしれませんが、以前より住まれているもにもかかわらず、配慮の欠いた建物を建てているがために、日当たりが悪くなっているのを見かけると、同じつくり手として非常に残念に思います。

私の設計作法
05<風景としての外観・家の佇まい>
人としての立ち振る舞いがあると同様に、住宅にも立ち振る舞いがあると思っています。
目立つことを否定するわけではないですが、その場所や街並みにそぐわない外観は良くないにではないかと思います。
出来る限りその場所や街並みの風景に溶け込むような外観を考え設計を行っていきます。
プロポーションの良い住まいが増える事で、街並みが良くなると思います。

 

写真は、建築家 吉村順三氏設計の「軽井沢の山荘」(ネットより参照)

佇まいやプロポーションを考え、近隣に溶け込む設計が愛されるのではないでしょうか?

 

藤原昌彦